新聞やニュースなどでもよく取り上げられる有効求人倍率ですが、何を表わしているのかご存知ですか?

有効求人倍率とは

ハローワークで仕事を探す人1人に対して、何人分の求人があるかを示す指標のこと。

1.10倍であれば、仕事を探す人100人に対して110人分の仕事がある「人手不足」であり、
1を下回れば、仕事を探す人よりも求人が少ない「仕事不足」を意味しています。

現在の動向

2017年現在は、「人手不足」「売り手市場」という言葉を耳にする機会も多いと思いますが、
2017年9月の千葉県の有効求人倍率は、1.25倍。(全国では1.52倍)
数値でも人手不足であることが表れています。

ちなみに、2012年3月の有効求人倍率は、0.60倍。
しかも、正社員に限ってみますと、有効求人倍率は0.39倍。
100人が正社員の仕事を探しているのに、39人分の仕事しかない、厳しい状況であったことが分かります。


職業による違い

また、職業別に見ると、ここにも大きな差が...。

2017年9月の職業別有効求人倍率

※括弧内は2012年3月の倍率。

専門的・技術的職業/1.67倍(1.24)
事務的職業/0.27倍(0.17)
販売の職業/1.17倍(0.46)
サービスの職業/2.63倍(1.13)
保安の職業/5.81倍(3.06)
運輸・通信の職業/1.07倍(1.05)
生産工程の職業/1.46倍(0.66)

人気の事務職は有効求人倍率が低く、4人に1人程の求人しかない状況です。
ということは、事務職で働きたいと求人へ応募する際には、平均的に見て、他に3名の応募者がいると考えられるわけです。
労働条件が良い求人となれば、さらに応募者の数は多くなります。
そんな中で、どうしたら自分が選ばれるのかという目線で、志望動機や自己PRについて考える必要がありますね。

反対に、有効求人倍率が高い職業は、人手不足。
最近では人が集まらなくて時給や給与を上げている、という話も珍しくなくなりました。
事務職のように応募者が多くないから選考の手を抜いても採用される、という訳ではありません。
企業側も人手が欲しくとも、自社の採用標準を設けていますので、しっかりと臨んでくださいね。


景気はもちろん、地域によっても数値に変動がありますので、転職活動の参考にしてみてください。
なお、千葉県の情報は、千葉労働局「報道発表資料」にて確認ができます。

作成日 2017/12/18

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