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転職体験談

フリーターから正社員へ。一人前の社会人をめざしています。


僕は、2003年の3月に大学院を修了しました。
当時24歳です。 それまでの人生、ほとんどを学生として過ごしてきたことになります。

「学生」という言葉に対するイメージは、十人十色だと思います。 真面目に勉強しているイメージ、充実した課外活動をしているイメージ、または、ただただ遊んでいるイメージ。 僕の学生生活は、どんなものだったのでしょう。
人がどう見ているかは正直わかりません。
ただ、僕自身としては、真面目に24年間を過ごしてきたなと思っていました。 大学院では「人間関係」の研究をして、論文もそこそこ評価され修了しました。 もしかしたら、お手本どおりの学生、なのかもしれません。

しかし、どこか充実感が得られませんでした。 課題が出ればきちんと提出する。テストもある程度の点数を取れるように努力する。

・・・・・・与えられたものをクリアするということをし続けてきた。そんな自分を否定したくは無い。 だけど、これからの人生、主体的に生きたい。自分の力で道を切り拓いていきたい。そう思ったんです。

その結果、もう一度、自分のやりたいことを見つめ直したいという想いから、私は新卒入社という道を選びませんでした。
人生初のフリーターです。まず私がはじめにやったのは、以前より興味のあった「文章を書くこと」です。
なぜそこに行き着いたかというと、学生時代に「人間関係」に興味を持ったことに始まります。 「人に想いを伝えること」その喜びを、文章を通じて味わいたい。そう思ったのです。

私は、縁があって雑誌のライターの仕事をはじめました。
最初は、人生で初めて、やりたいことだけをやっている気がして、とても充実感がありました。 しかし、楽しさだけの仕事ではありませんでした。まず、書く文章が商品であること。そこには高い完成度が求められます。
何度も何度も修正を求められ、大変でした。今考えると、あたりまえですね。
そんな仕事も、約半年で、終わり。

その後は、小説を書いて、新人賞に応募するも通らず……など、悶々とした日々を過ごしていました。

そんな自分に嫌気がさして、飛び込んだのが調理師専門学校。

「手に職を」と思ったのです。

学校で、平行して料理に関わるバイトをした方がいいよと言われ、ある有名な飲食店の門をたたきました。 そこでは、いままで自分がしてきたバイトとは驚くほど違いがありました。とにかく厳しかったのです。 料理の質、時間も高度なものを求められ、達成できなかったら怒られます。 でも僕は、そこでやめたら自分が駄目になると思い頑張りました。
なぜ頑張れたかと言うと、仕事の目標を達成すると、周りがみんな認めてくれるからです。 昇給制度も独特で、自分が頑張ったと思ったら、ミーティングで自ら昇給を提案。 過半数の賛同を得られれば、昇給となるわけです。

そんな実力主義の経営方針にやりがいを感じたのです。 単純に、一生懸命働いて、それを楽しいと思える。初めての経験でした。 ただ、それもアルバイト。学校を卒業した時点で、社員になろうか、どうしようか迷ったのですが、僕は退職することにしました。
それは、せっかく仕事の「やりがいの感じ方」を知ったのだから、今のうちにいろんなことをやりたいと思ったのです。 今まで正社員での経験が無い僕の就職活動は大変困難なものでした。書類審査の通らないものがほとんど。

しかし粘り強く活動を続けていく中で、ある地元の中小企業に出会ったのです。 その会社の社長は、大学院を修了し今までフリーターだった僕の経歴に興味を持ってくれました。 そして、面接のなかで、きっと僕の成長性を見込んでくれたのだと思います。 未経験の僕を迎え入れるのは勇気のいることだと思います。

今、ついていくのが精一杯ですし一人前の社会人になるにはまだまだですが、一歩づつ確実に成長していきたいと思っています。 それが、僕にかけてくれた社長への恩返しになると信じています。 これから自分はどんな風に成長していくのでしょうか。 具体的なビジョンはまだ見えませんが、少し先の目標を確実にクリアしていき、一人前の社会人になりたいと思います!

そうそう。 いまやっている仕事は色々な人と出会う仕事です、自分で実際に経験しなくてもいろんな業界を知ることができるのは、楽しいですね。 また、多くの書類を書いたりもするので、ライター時代の経験も役にたっているかもしれませんね。

皆さんも、今、やっていることを一生懸命にされたらいいと思います。いつか活きるときがくる。そう信じています。 ******************************************************************
2006.09.01作成