千葉での転職に役立つ転職体験談として、実際に転職に成功された方のインタビューを行っています。中小企業は、社員数が少ないため、口コミサイトなどに社員の口コミが投稿されることは比較的少ないもの。実際に千葉の企業に転職した方の転職の背景や仕事観を参考にして、今後のキャリアビジョンを検討したり、在籍社員の口コミ情報として、中小企業の雰囲気をつかむのに役立てください。

インタビューを探す

転職インタビューを探す

転職テーマ
キャリアアップキャリアチェンジやりたいことがわからない人間関係初めての転職強みがない手に職がない未経験からの転職自信がない転職理由が不安
年代・ライフステージ
20代30代40代50代女性子育てと両立男性
転職理由
UIターン健康先が見えない家族の事情成長・スキルアップ方針に疑問残業・休日異動・転勤社風が合わない結婚・出産・育児給与・待遇評価に不満雇用形態を変えたい
職種
IT・通信クリエイティブ事務営業専門サービス技術(建設、土木など)技術(電気電子・機械など)製造・設備管理・運輸・物流
検索

千葉県への転職を考える人へ、
役立つ転職エピソードをご紹介!

「やったことがない=できない」ではない。経験がなくても活躍できることを実感できました。

川島 宏美さん
(女性 / 26歳)

川島 宏美さん お写真
Before
イタリアンレストランでホール業務
After
サポートエンジニア

記事の目次

いままで接客業で培ってきたコミュニケーション力を活かして働けるとは思っていませんでした。

まずは前職からお伺いしていいですか?

大学卒業後は、電化製品をはじめ楽器やオーディオ機器の中古品を扱っている会社で販売・接客の仕事をしていました。この仕事を選んだ理由は、学生の時から接客業でアルバイトをしていましたので、接客が好きなこともあり「自分に向いているかな」と思ったのがきっかけです。

そういえば、川島さんは音大卒業なんですね。

はい。音大というともっと専門的な就職先を選ぶイメージもありがちかとは思うのですが、先ほどお話した通り、私は接客することが好きでしたので、「音楽×接客」が叶う就職先を選びました。楽器も扱っているお店だったので、音楽に触れることもできると思ったので在学中の経験は活かせるかなって。

そうだったんですね。

でも、家庭の事情で実家に戻らなければならず、実家からでは通勤することができない距離感でしたので、退職を選択することにしました。実家に戻り地元付近で仕事を探していたら、たまたまイタリアンレストランのオープニングスタッフ募集の求人を見つけたので応募しました。これが1度目の転職です。

転職後も、接客業を選択したのですね。

はい!学生時代のアルバイト先がファミリーレストランでしたので、仕事内容もイメージしやすいですし、やっぱり接客業が好きで続けたいな…と思っていたので応募しました。

お仕事はどうでしたか?

地域の人との交流もあり楽しかったですね。ただ、道の駅内にある小さな店舗でしたので、ホール業務や店舗管理に加えキッチン業務、スタッフ採用・育成、在庫管理、事務作業など、とにかくやることが多くて。さらには、店長が不在の店舗でしたので、社員が全部の仕事を行う必要があって、それがとにかく大変でした。パートさんの管理もやっていましたが、シフトが合わないと自分が出勤しないとならなかったので、仕事とプライベートの両立がなかなかできなくなってしまい…。薄々分かってはいたけれど、この会社では長く働くことはできないなと思い、転職を意識するようになりました。

始めは上手くいかなかった。そこで、再度自分の強みを見つめ直すことにしました。

2度目の転職活動はどのように動いたんですか?

学生の頃から接客業をしていましたが、自身のキャリアを見つめ直した際、このまま接客業を続けるのではなく新しいことにチャレンジし成長したいと考えるようになりました。とはいえ経験を活かして働きたいと思っていたので人材コーディネータ―など「人の為になる仕事」「将来のサポートができる仕事」を中心に検討をしていました。また、ワークライフバランスを整えたく、土日祝お休みの仕事に就きたいとも思っていたので、その条件も外すことはできなかったですね。

転職活動を本格的にスタートした後は、気になった企業にとにかく応募。多分、50社近く応募したかなと思います。ただ、いざ面接となった際に「志望動機、自分の強み、これからやりたいこと」などを上手く答えることができずに不採用が続いてしまい、苦しい時期もありました。

一人で悩む時間が多くなって気持ち的にも負の流れが続いていた時に、たまたま同時期に転職活動をしていた友人から「私は自己分析から全部し直したよ」とアドバイスをもらって、私も「再度、自分を見つめ直そう」と思ったんです。

その時のメモですか?

はい。面接で聞かれそうな質問をまとめて自分なりの答えを用意したり、自分の得意・不得意、性格、いままでやってきたこと、これからやりたいこと、やりたいことに対しての自分の活かせるスキルや経験など、携帯のメモ機能を使って移動時間や、仕事の合間の時間を使ってとにかく洗い出しました。

凄いですね。

転職が上手くいかない状況でしたし、できることは何でもやっていかないとと思っていたので、必死でした。ちばキャリの広告を見つけてサイトに登録したのもこのタイミングでした。千葉県内(できれば実家から通える勤務地)のも理想でしたので、掲載している求人のほとんどが千葉県の求人という点で、理想のサイトだなって。ちばキャリでは、エージェントにも登録しプロに頼る形での転職活動も並行して行うようになりました。

状況は変わりましたか?

いい方向に動いていくようになりましたし、自分では分からなかった業界を提案していただくなど、視野がかなり広がりましたね!

最初IT業界のお話をいただいた時は「ITの仕事は資格がないとできない」「PCに向かって黙々と仕事をする」など私にはちょっと近寄りがたいイメージがありました。でも、紹介をしてもらった求人を見ると、仕事内容に「学生向けICT教育支援」を見つけ、その仕事に興味があって。

詳細を聞いてみたら、かなり興味が出てきたと。

はい!元々私は、大学在学中に教員免許を取得していて、その教育課程でICT教育について学習し、ICT機器を使用していればもっと分かりやすく楽しい授業ができたのではないかと感じました。その経験もあり、いまよりもICT教育を普及させたいと思いました。また、IT業界初心者である自分自身が知識を習得しお客様のサポートをすることは、ITについて分からない方の気持ちも理解することができると思いました。サポートエンジニアという仕事は、いままで接客業で培ってきたコミュニケーション力を活かして、より一層お客様に寄り添ったサポートができるのではないかと思いました。

なるほど。

求人を読んだだけでは気づけないことも多くありましたし、IT業界は接客経験を活かせるイメージがなかったので、実際に仕事内容についての話を詳しく聞けたことはよかったです。他にも、IT分野はこれからも伸びていくと感じていたので、成長業界の中で、自分自身も変化を起こせば、キャリアアップを目指せるかなとも思いました。

いままでの不採用が続いた流れもあり苦手意識もあった面接でしたが、エージェントと話していく中でも自己分析ができたり、志望動機もスラっと描くことができたので、面接当日は自信をもっていくことができました。

「やったことがない」=「できない」ではない!

入社から4か月ほど経ちましたが、いまはどんなことをやっているのですか?

千葉県内にある大学のITセンターというところで勤務していて、そこでは主にコールセンター業務、ヘルプデスク業務、資産管理業務を行っています。学生さんがパソコンの設定で分からないことがあったときに、解決のサポートをしてあげることがメインのお仕事です。私はパソコンについて知識が少ないのでトラブルを解決するのは簡単ではありませんでしたが、一緒に働いている先輩方に教えていただいたり、自分で調べたりして業務に取り組んでいます。知識の浅い私でも、自分自身でトラブルを解決できたときは達成感がありますし、学生さんから感謝されるととても嬉しく、やりがいを感じます。

前職と比べて「ありがとう」と感謝される意味合いが変わって、一歩上に行けた気がします。

ありがとうの意味…?

いままでは私たちが行う「気配り」に対してありがとうと言われることが多かったんです。でも、いまの仕事は、「分からないことを教えてくれて」のありがとうに変わって。私たちのサポートがあるから、学生さんたちはできなかったことができるようになる。困っている方のサポートができているやりがいですね。

なるほど!

あとは、想像以上にコミュニケーションを取ることが多く驚きましたね。実際に仕事を経験して分かった「思っていた以上に自分のやりたい仕事内容」でした。接客業の経験が活きている実感もあります。

難しいと感じることはありますか?

元々PC操作に関して苦手意識を持っていたので、専門知識を覚えていくことが少し大変でした。また、寄せられる悩みは必ず同じ内容とは限らなかったり、電話で相談が来て実際のPCの画面が見えないこともあり、学生さんからヒアリングをした内容を元に、PCがどういった状態なのかを想像した上で解決をしなければならない時もあります。助けてくれる先輩が近くにいるので、分からない時は聞きやすい環境なのですが、経験がない分大変さもと感じています。

目標などはありますか?

目標は、まずはITパスポートの資格を取ることです。業界・業種未経験で知識がない状態なので資格を取ることによって、自信にも繋がるとも感じています。先輩たちも業界未経験で入社された方が多いのですが、皆さん活躍されていて、私も努力をし続ければ先輩のように活躍できると思っています。また、自分1人で解決できる案件を増やしていくことですね。現在の仕事は既存の案件ですが、将来的には自分で案件を取り、会社にとって必要不可欠な存在になることが目標です。通勤時間を利用したり、寄せられたトラブルを復習したりして、日々スキルのアップデートができるように頑張っています。

いま転職活動で悩んでいる方に一言お願いできますか?

私自身が凄く感じたことになってしまうのですが、「やったことない=できない」ではないことは伝えたいですね。「この業界は難しそう」「この職種はなんか違うといった」イメージで決めつけるのではなく、視野を広く持って調べてみると意外とやりたいことへの共通点が見つかったり「いままでやってきたことが活かせるのでは?」と思うこともあります。

譲れない条件や、やりたいことの軸を持つことは大事ですが、決めすぎてしまうことで視野が狭くなることもあるというのは、私が身をもって体験しましたしね。

「なぜその仕事がやりたいのか」「なんでこの業界にこだわっているのか」悩んだ時には、相談をしてアウトプットすることが大事と思います。悩んでいることの整理ができることもあるので、一人で悩まずに周りにいる友人やエージェントに相談してみるのもいいかと思います!

ありがとうございました。

面接担当者の声

面接時の第一印象は「ハキハキしている方」という印象でした。IT未経験でしたので、どんな方なんだろうとお話をお伺いしていく中で「IT業界で頑張っていきたい」という思いを強く感じることができ、また、いままでの接客業経験を活かして、当社でも活躍いただける環境がご提供できると思い、採用しました。初めて挑戦する業界ということもあり、本人も緊張していたと思いますが、自分自身の強みを伝えてくれるだけでなく業界研究をしっかりしてきてくれたりと、IT業界で働きたい気持ちが強く伝わってきましたね。
入社して半年も経っていないので、スキルについてはまだまだ頑張ってほしい面もありますが、本人の頑張りたい意欲も伝わってきますし、今後伸びて行くことに期待しています!強みであるコミュニケーション力を活かしてクライアントとの繋がりをもっと深めていき、将来的には、川島さん自らクライアントの課題を見つけ提案できるような人材になってほしいですね。

これから入社を考えている方には「ITに興味があります!」という言葉より「ITの〇〇なところに興味があった」「IT業界に興味があるので、こんな勉強をしている」など1歩踏み込んで、面接に来てもらいたいですね。未経験でも、意欲があれば私たちは大歓迎です!

企業情報

会社名
株式会社創源
事業内容
1.コンピュータソフトウェアの開発・販売 2.パソコンおよび周辺機器・サプライ用品の販売
求人情報
求人サイトでチェック!

この記事に似ている記事

千葉で転職する方法