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半年で2度の転職。一度失敗したからこそ得られた、建設業界内でのジョブチェンジの選択

Y.Aさん
(女性 / 28歳)

Y.Aさん お写真
Before
広告代理店の営業職
After
リフォーム管理

記事の目次

建設業界で、女性が長く働き続けられる仕事へ。職人から施工管理の選択。

前職は何をされていたんですか?

この仕事の前は、広告代理店で営業職をしていました。

では、今回は全くの異業種からの転職…?

実はそんなこともなく。というのも、広告代理店で働く前に、4年ほどリフォーム関係の仕事をしていて。実家が建設業を営んでいるのですが、そこで職人として現場に出ていました。

職人さんだったんですね!

はい。「じゃあなんで広告代理店にいったんだ?」ってなると思うんですが、退職理由は体力的な限界や、腰を痛めちゃって。

同じ会社で4年も続けていると後輩が入ってきますし、手本として仕事を引っ張っていかないとという責任も感じていて。でも、男性が入ってくると、やっぱり後輩の方が体力もあり自分よりも動ける範囲が広かったり…。細かいことは教えられるけど、仕事をする姿勢を見せて「ついてこい!」というような行動が徐々にできなくなってきたのも自分的にはツラくて。

なので思い切って、女性でも長く活躍できる業界へ転職しようと思ったんです。

そこで広告業界への転職だったんですね。

はい。私の性格的にじっとしていることができないので、座っている仕事より、お客様先にいって話す仕事がしたかったんです。コミュニケーション量が多くて、かつ自分の頑張りがしっかり還元される仕事と考えたときに、営業職をやってみたいと思い転職をしました。

でも、想像とは違った仕事内容だったと。

営業職のイメージとして、商品を売り込むのも「自分のトーク力」であったり、お客様と関係作りをしながらご契約いただくものと思っていたんです。実際に、そういった企業も多いと思いますし。

でも、転職した会社は、トークスクリプトがすべて決まっていて。転職して1週間目はとにかくロープレだけ、そして、その内容を一言一句間違わずに言えるかどうかのチェック。工夫してなにかしようと思うと「それやんなくていいから、しっかりと決まった文言を覚えて」って。トーク力や発想を活かせる仕事を選んだはずなのに、必死に覚えた文言を繰り返している自分にギャップを感じてしまいました。

また、10社アポイントがあると10個異なった広告を作って、上司にチェックしてもらって、ダメなら直してという生活で。気づくと1日2~3時間睡眠しかできず、職人の時よりも精神的にも、体力的にもしんどくなってしまい。営業エリアも市原~館山まで担当と広かったので、とても大変でしたね。超スパルタでした(笑)

今思うと、スタートアップ企業でしたので結果を残すための施策だったんだろうけど、その当時は本当に心身共に限界でした。面接時に「なんでもっと質問しなかったんだろう」「求人をもっときちんと見ておけばよかった」など会社選びに慎重になっておけばと後悔しましたね。

全然休めなそうな環境だと思うのですが、転職活動はいつから始めたんですか?

入社1週間目でこの会社は続けられないと思ったので、その時からちょこちょこ検索はしてました(笑)出社している時はとにかく時間がなく、面接に行く暇も履歴書を書く余力もなかったのですが、2度目の緊急事態宣言が出た際に、タイミングよくフルテレワークになったんです。

これはチャンスと思って、まずは「建設 施工管理 市原」で本格的に検索スタートしました。検索軸は建設業界オンリー。職人時代がとても楽しかったので、業界はマストでした。職種については「女性でも長く続けられること」を考えたときに、施工管理などのマネジメント側にチャレンジしたいと思いました。自分が管理されていた側なので、仕事のイメージはついていましたりあまり悩みませんでした。

あとは通勤に時間をかけたくないので、通いやすいエリアで絞ろうと決めていました。

面接はどのくらい受けたんですか?

応募したのはソウビだけです!何社か見てはいたのですが、勤務地・休日数・勤務時間・仕事内容など自分の叶えたい条件にマッチしていましたし「この会社で働きたい」と思っていたのでまずは1社、という感じです。複数を同時面接にできるほど器用でもないですので(笑)ダメだったら次を応募しようと。

前回の転職が、なんとなく行ってみようという気持ちでやって失敗したので、今回は求人原稿を何回も読みましたし、読み込んでいたからこそ気になった点は、面接でどんどん質問していこうと決めていました。

面接時の印象は?

社長との面接でしたが、雑談ベースで、とても話しやすい印象でした。

「資格が必要だから厳しいよ」とか「即戦力採用」とか前職も4ヶ月で退職しているので、そこを問い詰められるんじゃ心配だったのですが、一切聞かれず。逆に「どういったことを仕事で任されるのか」と明確に説明してくれて、さらには会社見学もさせてくれるなど、かなりオープンに話してくれたことが好印象で!

質問しやすい空気感も作ってくれたので、気になっていたことも聞くことができ「やっぱりこの会社で働きたい」という気持ちが強くなりました。

ソウビに出会って「仕事が楽しい」と毎日思えるように。技術が身につく実感がなによりもやりがいです!

入社してどのくらいでしたっけ?

2020年の7月の連休明けに入社したので、ちょうど1年になります!

入社後は先輩に付き添って、とにかく沢山の現場に連れて行ってもらって、職人さんへの挨拶周りからスタートしました。仕事の引き継ぎ方も、先輩から「この件について、○○さんに連絡しておいて」といったような方法だったので、自然と現場に入っていけました。一気にではなく、徐々に自分が窓口になる案件を増やしていってもらったので、私も無理なく仕事を覚えることができました。半年以上はどこに行くにもマンツーマンで教えてもらいました!

私はコミュニケーションを大切に仕事をやりたいと強く思っていましたので「この件は、Yさんに聞けばわかる?」と現場で声をかけてもらう機会が増えたのも嬉しかったですね。職人さんの中には口調が強い方もいるんですけど、こちらから積極的に「これ手伝います?」「ありがとうございます」「いつもお疲れ様です!」なんて声かけをしていくと、次の現場で会った時には、職人さんから声をかけてくれるなんて機会も増えていって。輪が広がっていくやりがいも感じることが増えましたね。

自分が窓口になっていても、あくまで責任者として先輩がフォローしてくれたのでノビノビと仕事ができました。助けてくれる人が近くにいるというだけでも、精神的にかなり心強かったですね。

いまはどんなお仕事をしているんですか?

ずっとマンツーマンで指導をしてくれていた先輩が別の大きな案件がスタートしたのをキッカケに独り立ちをし、業務を引き継いで、いまは県営住宅のリフォーム管理をメインに行っています。

独り立ちしたものの、常に上司とは連絡が付きやすい環境にもありますし、また工事部では多い時は週1、繁忙期は月1で必ず全員集まっての定例ミーティングを行っているので、常にコミュニケーションの場があります。各現場の状況報告や、抱えている仕事量の共有だけでなく、お付き合いのある職人さんについての共有なども行っていて、仕事がブラックボックス化しないような環境はあります。

皆さんベテランなので、聞けば答えをくれるし、全力で頼っています!

職場環境がかなり改善されましたね。

はい!当社はこの業界では珍しく完全週休二日制で土日が休みだったり、会社として働く環境改善を積極的に取り組んでいたりと、かなりいい環境かなとは思います。前職が自分には合わずに本当にキツイ環境でしたので、今は毎日が楽しくて、やりがいを感じる瞬間が多いですね!

今までは残業は苦痛な時間でしかなかったのに、残業の時間が楽しいと感じる日が来るなんて思いませんでした。当社は基本的には定時帰りができるのですが、私は繁忙期だったり慣れない作業がある時は、少し残って仕事をしていて。その時に、社長と二人きりで仕事をする機会があるのですが、さっきも言ったように距離の近い社長なので、仕事を教わりながら雑談もしつつ、時間があっという間に過ぎていくんです。うちはお昼や終業時間にチャイムが鳴るのですが、その音で「もうこんな時間なんだ!」と気づくことも多々あります。

社長と話している時に「現場の写真管理で使用してるアプリがiPhone対応しかなくて、自分の使ってるんですよ~」なんて話をしたら、社有携帯もandroidからiPhoneに変えてくれて。他にも、仕事が重なって私があたふたしてると「なーに焦ってんの。一旦、落ち着きなさい(笑)」と声をかけてくれたり「いま、何が大変か」をこまめに聞いてくれるので、気軽に相談できる環境も実感しています。

あとは事務さんは女性が多いので、オフィス内も綺麗ですね!多分、女性社員の方が勢いがある気もします(笑)なので、男性陣も社内を綺麗に使おうという雰囲気がありますね。

普段着ている作業着も2~3ヶ月も経たないくらいで「新しいのにするか?」と社長から声をかけてもらうこともあって。ボロボロなのを着続けることは絶対にないですね。デザインや生地感なども社員の意見を聞いて新しいものを購入してくれるので、そういう気遣いも嬉しかったりします。いい意味で建設会社っぽくないのも特長なのかなと思います。

好きなところがいっぱいあるんですね!(笑)

これからの目標は?

新しい知識を覚えたり、今までできなかったことができるようになるのが、一番楽しくて。まだまだ教わることも多いので、早く一人前になって「大きな現場を任せてもいい」と思ってもらえるように頑張りたいです。取りたいと言えば、資格取得もしてくれる会社なので、持っていないものは取りに行きたいですね。むしろ会社発信で「再来月に、○○の資格試験あるけど取りたい人ー?」と声掛けをしてくれるので、取りに行きやすい雰囲気もあります。

まずは施工管理技士の資格取得を目指して、頑張っていきます!

ありがとうございました!

採用担当者の声

最初は女性を採用する予定はなかったんです。やっぱり現場に出ると男性メインの職場になっちゃうし、そういった外的要因で長く続けられないってなると、その子の将来を考えたときにちょっと不安がありました。

彼女を面接をした印象は「明るく、元気、そしてハキハキ話せる子」。知識は浅いけど現場経験もあるから、現場に出てもやっていけるかな、20代だし育てていこうかな、と思い採用に踏み出しました。

彼女の持ち前の明るさを発揮して、頑張ってくれていると思いますね!社内にいるときは事務の女性スタッフとも楽しそうにやっているし、会社として雰囲気が良くなったり、「女性が働き続けやすい環境」を目指していこうと、働き方改革(直近だと4月に完全週休2日制の導入)を行ったのも、彼女の影響は少しはあるのかなって。これからもご縁があれば女性も採用をしていこうかなとも思っています。

これからも彼女のいい所を活かして、会社を盛り上げてくれることに期待しています。資格を取ったり、経験値を上げていき、ゆくゆくは後輩の育成も任せていきたいと思っています。

企業情報

会社名
株式会社ソウビ
事業内容
総合建設・住宅・店舗の設計施工
求人情報
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