転職をして一番変わったのは「仕事に対する意識」。環境が変わると意識が変わると実感した1年間でした。
渡邉さん
(男性 / 31歳)
- Before
- 水道管工事の施工管理
- After
- 土木工事の施工管理
記事の目次
土木工学部を卒業し、そのまま学んだ知識を活かして働ける会社へ就職した新卒時代。
これまでの経歴を教えてください。
大学でも土木工学を学んでいたので、そのまま知識を活かせると感じ、千葉県内にある建設会社へ就職をしました。社員数は100名前後の規模で、県内では大きめの会社と思いますね。
仕事内容は、いまと同じで水道管の設置工事の監督業務(施工管理)を行っていました。
前職はどうして辞めようと思ったんですか?
理由は2つあって。
1つめは、毎日毎日同じ作業で面白みがないなって。職人さんに指示をだしたり、全体の安全管理や工程管理をしての繰り返し。書類仕事も多くてマンネリ?みたいな感じで。
2つめは、残業が当たり前の会社だったので、夜遅くまで仕事をしているのが当たり前で。時には深夜になってしまったり…。それが自分たちのような平社員だけならまだわかる気もしたのですが、部長も課長も同じような働き方していて「自分の数年後の姿」を見てしまった感じがしました。夜遅くまで仕事が続く理由は「現場が終わった後に行う書類仕事」であることは明確だったんですが、その働き方が変わることもなく、会社としても改善はないのかとも思いましたね。
こんな毎日だったので、同期もどんどん辞めてしまって、気づいた時には会社に残っているのは自分1人だけだったんです。
そんなタイミングで祖母が体調を崩してしまい、自分も介護を手伝うようになり、退職をしました。
2年の派遣期間を経て、正社員としての復帰を目指し転職活動スタート。経験を活かせる、でも働く環境は前職よりも良くなる会社を探しました。
退職後はどうされていたんですか?
介護もあったので、日雇い派遣で働いていました。実家住まいだったので、無理はせずに、マイペースに働いていましたね。
2年くらい派遣をしていたのですが、介護も落ち着いたころに「自分の時間も増えてきたし、そろそろ正社員として働き始めようかな」っと転職活動をスタートしました。
次やってみたい仕事などは決めていたんですか?
料理をすることが好きなので、最初は食品業界を中心に見ていました。まずは地域の職業安定所に登録し、紹介をしてもらっていたのですが、ピンと来る企業や、条件的にもピンとくる企業が少なくてなかなか上手く進まずにいました。自分的には前職では労働環境にも苦しんだので、転職するなら「残業なしかあっても少なめ」がいいなって思って、そういった条件でも絞り込める方法も探していて。
なので、経験もあるし「同業界も選択に入れよう」「ネットでも検索してみようかな」と思って「千葉 就職」で検索して、偶然見つけた、ちばキャリへ登録。ちょっと活動の場を広げて企業検索をし始めました。
ちばキャリ経由では何社くらい応募をしたんですか?
応募したのは2社でしたね。株式会社島田と、もう1社同業の会社です。あまり覚えてないんですが、多分「残業20時間以下・施工管理」でチェックを入れたのかな?この条件で検索して、出てきた会社は一通り目を通しましたね。その中で、気になった2社だったんです。
2社面接した中で、どうして最終的に同社を選んだんですか?
求人の目立つところにあった「趣味手当」に惹かれました(笑)
さっきと繰り返しになってしまうのですが、私は料理をすることが好きなので、この手当を使って新しいオーブンを買おうかなって。悩んでいた2社の仕事内容はほとんど変わりなかったので、この手当はかなり魅力的に感じましたね。入社後、すぐに高めのオーブンを買わせていただきました!(笑)
あともう1つ良かったのが、社員数が多すぎないところです。前職は多人数の中の仕事で「分からないことがあっても誰に聞けばいいのか分からない状態」。小さい会社であれば密にコミュニケーションが取れると感じたのと、また、原稿を読んでいると、同世代の社員がいそうなことも分かり、その点でも「年の近い人がいる方が働きやすいな」と思って、島田を選ばせてもらいました。
仕事への意識が変わった1年間。「もっと知識が欲しい。資格が欲しい」と勉強するようにもなりました。
同業への転職ですが、仕事内容で変わった面などありましたか?
仕事の幅は増えているのですが、仕事量(拘束時間)は圧倒的に減りましたね!
と、いうと?
前職は道路を掘って、そこに水道管の設置をするだけだったんです。といっても、設置は職人さんがやるので、私は監督作業のみ。17時までは役所の人と話したり、地域住民の方に工事のお知らせをしたり…。自分の仕事が始まるのは、現場が終了してからで、日報作成・進捗管理などの書類仕事が深夜まで続く毎日でした。現場では同じ作業を見ているだけで面白みはないのに、その後はひたすら書類作成。同じ毎日の繰り返しだし、拘束時間長いしで、ただただ苦痛に感じてしまって。
でもいまは、作業を手伝うこともあるのですが、それが楽しくて!「自分は身体を動かす仕事も好きなんだな」って思いながらできていますね。塗装をしたり、コンクリートの基礎を作ることもあるので、自分の知識が増え、できる仕事の幅が増えたんです。
同じ毎日がなく、業務ごとに覚えることがあるのでそれを覚えるのがちょっと大変でしたが、仕事に飽きることはないですね!あと、実際の現場って図面と違うイレギュラーも発生したりもあるんですが、自分たちで考え判断することも増え「ただこなすだけじゃない仕事」なのも、楽しいですね。ウチは小さな工事がメインなので、0の状態から完成までに関わることができるのもやりがいに繋がっています!一貫して関われる楽しさを知りました。
加えて、書類仕事は、事務所内にあるアシスタントと協力して行っているので、業務効率化ができていて!なので、残業はほとんどなく、拘束時間が圧倒的に減ったんです。17時現場が終わって、早いと17時30分には帰宅してますね。同じ仕事なのに、会社の仕組みでこんなにも違うんだと実感してます。
先輩や現場で関わる職人たちの雰囲気はどうですか?
施工管理は自分と同世代が2名(年の差は5歳以内)・50代以上が3名いるんですが、上は大ベテランの先輩達なので、聞けばなんでも教えてくれる「安心感」。同世代とは仕事とは関係ない会話で盛り上がったり、先輩には聞きにくいちょっとした仕事の相談がしやすく、そういった環境があるのはありがたいですね。
職人さんは顔馴染みの方との仕事なので、一度関係性を作っちゃえば大丈夫って感じですね。ほぼ毎日顔を合わすので、気軽に話しやすい人が多いです!
これからの目標は?
1つめは、いまは教えられることが多いですが、自分1人でできる仕事内容を増やしていくこと。2つめは、色んな資格を取ること。元請け企業で自分より年下の人がいるんですが、名刺交換をしたときに色んな資格が書いてあって「出来る仕事が多くてカッコいい」って思いました。資格は目に見えて「この人凄い!スキルがある」って見える部分なので、自分も欲しいなと、つい思っちゃいましたね。
正直に言うと前は仕事を楽しいと思ってなかったので、資格取りたい・スキルアップしたいなんて1ミリも思わなく、会社から言われた資格しか取らなかったんです。でも、いまは仕事が楽しいからこそ「もっと自分のレベルを上げたい」って思うんですよね。会社もその支援をしてくれるので、チャレンジもしやすいですし。10月に2級土木施工管理技士の資格試験を受けたのですが、これも自分から取らせてほしいってお願いして。
でも、すでに1級を目指したいって気持ちがあるので、自分の時間を使って勉強したりなんて日もあって。いまの時代、動画サイトで色んな知識が得られるので、便利なんですよ!前の自分と比べて、ほんと仕事を前向きに捉えられるようになったなって、自分でも感じますね。
これも、色んな仕事ができる環境であったり、残業がない分、仕事と自分の時間にメリハリを持って行動ができる会社に入ったからなのかなって思いますね。
本日はありがとうございました。
面接担当者の声
面接時の印象は大人しいけど、誠実な方というイメージでしたね。でも、今は、職場にも慣れてきたのが「よく笑う方」っていう印象ですね。インタビューでも話していたと思いうのですが、彼は前職を辞めてから次に行くまでのブランクがあったので、純粋に「応援してあげたい」って思いましたね。
本人は「まだまだ手探りで仕事をしている」なんて言っていますが、本当に真面目に仕事をしてくれていますね。現場からは「32歳にしては控えめなので、もう少し自分を出してもいいんじゃないのかな」なんて声もありますけどね。
まだまだスキルを伸ばしていけるので、会社を引っ張っていく存在になって欲しいですね。
企業情報
- 会社名
- 株式会社島田
- 事業内容
- 土木工事・舗装工事・外構工事・産業廃棄物収集運搬業
- 求人情報
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