早期退社だったので転職理由を聞かれるのが不安でした。でも、自分の言葉で面接できたのが「チッタ」だったんです。
B.Mさん
(女性 / 26歳)
- Before
- 都市計画コンサルタント
- After
- 住宅設計
記事の目次
小さい頃から「モデルハウスを見に行くのが好きだった」。そんな思い出から目指した建設業界。
今までの経歴を教えてください。
学生の時に建築都市環境学科というところで「綺麗な街づくりや未来の街づくり」について学んでいたので、そのまま建設系の会社に進みました。
あまり馴染みのない職種名かなと思うのですが、職種でいうと「都市計画コンサルタント」。社内では新しい街づくり・道路づくりのための区画整理を主に担当していました。
学生の時から街づくりなどに興味があったんですね。
いや、実は元々は音大に行きたかったんです(笑)小学生の時からずっと楽器をやっていて、部活動も吹奏楽部に所属していたりしたので「このまま続けたいな」という気持ちがあったのですが、音大って学費がめちゃくちゃ高いんです…。金銭面で両親にも負担をかけちゃうなって思って、進路を悩んでいた時にふと「小さいときにモデルハウスに行きたいって言って連れて行ってもらったなぁ」なんて思い出もあって。あんなお家を自分でも建ててみたいって思ったんです。それで、進路を街づくりや建築について学べるところに変更したんです。
なるほど。1社目では具体的にどういったお仕事をしていたんですか?
駅周辺開発に伴った区画整理に携わっていました。
おおお。かなり大きなプロジェクトだったんじゃないですか?
だと思います。大きすぎて社内でも自分の部署以外だと誰が関わっているのか分からなかったですし、都内の主要都市の近くに新しい駅が1つできるから当たり前なんですが、プロジェクトの進捗もかなり時間をかけてやっているなという感じでしたね。新卒で入ったので核になるような仕事は任せられませんし、正直大きなプロジェクト過ぎて、仕事のどこにやりがいがあったのか、いまだに「うーん」って。自分が関わっている実感がなかった気がします。
区画整備が完了するのに10~15年規模って、目に見えないやりがいを追うのは、なかなか難しいなと感じてしまいました。
では、今回の転職はやりたいことを見つけるための転職だったんですか?
それもありますね。都市開発という大きな仕事より、もっと身近に「お家を造りたい」という気持ちがあって。転職するなら前から興味のあった「住宅の設計ができる会社に行きたいなぁ」って。お客様と一緒に何もない状態からのお家造りかつ、自分の設計したモノがカタチになるのはやっぱり夢があるなとも感じました。自分がモデルハウスを見て感じた「ワクワク感」を、次は自分が届けたいなぁという気持ちですね。
それもということは、他にも理由が?
はい(笑)一番は、通勤時間が長すぎたことですね。会社があるのが都内の西側だったので、片道2時間半かけて満員電車で通勤していて。往復だと5時間ですよ!自分の時間が持てなくて、かなりキツかったです。
早期退職、初めての転職活動。不安を感じながら行った転職活動。会社の決め手は「面接のときの印象」でした。
転職活動はどのように進めていたんですか?
2019年の3月に退職して「ゆっくり色んな会社を見よう」と思い、サイトに登録しつつも、ゆるゆる転職活動をしていました。
「転職するにしても、絶対千葉の会社で働く」という条件は譲れなくて、千葉にどんな会社あるのかなぁってネットを見ていた時に見つけたのが「ちばキャリ」でした。「ここなら勤務地千葉の条件は叶うし、大きいサイトには登録しなくてもいいかな」と思って、企業を見ていました。
退職されてからの転職ですが、無職期間に対して不安などはありましたか?
全然なかったですね。むしろ、のびのび(笑)あとは、自分のやりたいことを探すのに、少しワクワクもしていました。
じゃあ、気負いしすぎずにマイペースに転職活動できたんですね(笑)
はい(笑)最終的には、やりたかった住宅系の会社への応募をしましたが、色んな会社の求人情報は見ましたね。こんな仕事もあるんだぁって、勉強でした。
この期間に頑張ったことといえば、履歴書の書き方や印象のいい自己PRの仕方、受かる面接トークなどを、結構ネットで検索していました。自分にとって初めての転職活動ですし、前の会社は1年で退職していたりと「こんな経歴で大丈夫かな」「早期退職をどうポジティブにアピールするべきか」「転職の時の職務経歴書や履歴書の書き方ってどうすればいいの?」なんて考えちゃいましたね。
就職活動とは違いますもんね。
そうですね。
面接は何社くらい行ったんですか?
全部で4社です。
その4社の中で、スタジオチッタを選んだ理由はなんでだったんですか?
応募した理由は「通勤のしやすさ」「設計職募集」あとは、応募前にHPを見たのですが、その印象が強く残ったことですね。
どんな印象だったんですか?
実際に働くオフィスの綺麗さと、施工例もオシャレだったことですね。「自分もこんなお洒落なお家を造りたい!」と共感したのを覚えてます。
実際の面接ではどうでしたか?
役員担当の方が「爽やか!若い!」っていう印象でした(笑)前の会社の印象的に役員=60歳くらいの方なイメージで。こんな若い人が役員なの?!とビックリしましたね。あとはHPで見ていた通り、オフィスが綺麗で「自分のこの環境で働きたい」と改めて感じました。
あとは面接の内容が、かしこまっていなく会話しているみたいに進んだのが印象に残っています。
もちろん前職の退職理由は聞かれましたが、他は「学生の頃どんな事していたのか」「普段の生活について」など仕事以外のことも聞かれました。凄くラフな雰囲気で。固くないからこそ、自分の言葉で伝えたいことを言えた面接だったのが、変に緊張しすぎずよかったなって思いました。
まずは建売、それから注文住宅の設計へ。ステップを積みながら成長できる職場でした。
実際お仕事をはじめてみてどうでしたか?
建築分野に携わってはいましたが、街づくりという大きな枠組みでしたので、「設計」という仕事は未経験同然で。ゼロベースで知識を覚えるところからのスタートでした。
先輩から仕事の指示を貰っても「え、それなに?」って思うことも多く、その度言葉を調べて理解して、でも、その次の作業に行っても「え、それなに?」って。最初はそんなことの繰り返しでした。まずはアシスタント業務からのスタートで流れを覚えることからスタートしたのですが、自分の理解として落とし込めたのは実際に設計の仕事を自分で始めてからだと思います。
自分でやってみて初めて「あ、ここがこう繋がるのか!」って。点でやっていたことが線として見えたときにやっと仕事の全体像が見え始めましたね。職人さんとの打ち合わせなども行うのですが、これも先輩の伝え方を参考にしつつですが、自分の言葉で伝えて職人さんとのコミュニケーションを取るようにしています。その中で、職人さんから教わることも多く、「今まで分かっていなかったこと」などが理解でき、改善点に繋がっていきました。
実際に自分主導で動くことが成長のキッカケになっていったんですね。
そうかなと思います。建売住宅の設計で経験を積んで1年経ったくらいに「次は注文住宅の設計にも挑戦してみようか!」と上司から言われました。
お!ステップアップですね!
いよいよかって。打ち合わせからのスタートなので、とても緊張しました。
もう何件か担当はされたんですか?
初めて最初から担当させていただいた物件が、この12月に完成予定で、1月にお引き渡しなんです。
おお!リアルタイムで進んでいるんですね!
30代のご夫婦を担当させていただいたのですが、打ち合わせの際に、外壁を塗り壁にしたり、折り下げ天井を入れたりなど、こだわった物件にしたい要望があって。凄くお洒落なお客様で、自分も「素敵な設計をしたい」という気持ちで臨みました。要望に応えるために「どのように予算に収めるか」などは先輩に相談しましたし、お客様に対しても「こういうデザインはどうでしょうか?」等ご提案もさせて頂く機会も多く、お客様との打ち合わせはとても楽しく感じました。
着工が始まってからも手直しは入りましたが「自分で描いた設計図がカタチになっていく様子」には感動しました。ありきたりですが「嬉しい!!」ってなりましたね。
普段は4・5名のチーム体制で仕事を進めているのですが、チーム以外の先輩方からも色んなアドバイス頂いたり、先輩にもそれぞれ得意な設計があるので、お客様の理想に近い設計をしたことのある先輩に聞いてみたりと、色々な方に助けられてやっとここまで来ました…
なので、いまは年明けが楽しみです!
これからの目標などはありますか?
これからは、設計件数がどんどん増えてくると思うので、しっかりとスケジュール調整をできるようになること。また、流行を捉えつつ、色んな幅の設計ができるように成長していきたいです。また、設計では自分が一番年下なので、同世代の後輩ができた時には、私が率先してフォローできるようにもなりたいです!
ありがとうございました。
先輩社員:Oさんの声
彼女の入社後の印象は、電話の応対が丁寧、そして、ものすごくゆっくりと話せる子という印象でした。この対応は社内だけでなく、お客様からも評判が良く「今の電話の子は誰?いい雰囲気だね。」とお褒めの言葉を言われることもありましたね。
設計のアシスタントとして一緒に業務に入るようになってからは、頼んだことに対して「一つ一つの事に丁寧に対応してくれる」という仕事の丁寧さが目立つようになりました。また、打ち合わせの際の事録の取り方も、要点をとらえていて、とても見やすく「誰が見ても、何を話していたか、課題・対策」が把握できる資料作りができる子という、印象も加わりました。
入社して2年ですが、既に注文住宅を一人で全てできるようになっているので、これからは一人でも多くのお客様に喜んでいただけるような住宅を創り出していってほしいと思っています。
企業情報
- 会社名
- 株式会社スタジオ・チッタ
- 事業内容
- 建物土地の有効活用に関する企画・調査・設計などを始めとする13の事業を展開
- 求人情報
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