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新卒で入ったスタートアップ企業。会社の成長と共にスキルを磨いた8年間。

田村 基晃さん
(男性 / 30歳)

田村 基晃さん お写真
Before
新卒入社
After
エンジニア(プロジェクトリーダー及びソフトの開発)

記事の目次

大手だと埋もれてしまいそう、面白みがなさそう…。選んだのは設立2年・スタートしたばかりのITベンチャーでした。

新卒で株式会社テレマに入社された田村さん。業界(職種)を選んだわけ・面接時の印象・会社に入ってからのキャリアについてお話を伺いました。

新卒入社とのことですが、いつからエンジニアを目指そうと思っていたんですか?

昔からパソコンの構造やサイト作りに興味があったんです。

高校生の時に初めて自分のパソコンを買ってもらって。当時はネットサーフィンをメインにコンテンツを楽しむことがメインだったんですが、少しずつ「中身」の部分に興味を持ち、大学は県内の工業大学に進学し、情報・電子・電気系の学部に所属し、より専門的な知識の勉強をしていました。大学在学中にはアルバイトで貯めたお金を使ってパソコンのパーツを買い、自分で改造(分解・組み立て)などもやり始めました。内部構造を知るのは楽しかったですね。ちなみに、今でも当時改造をしたパソコンを使ったりもしています(笑)

知識を身に付けていく中で「パソコン関係の仕事や、IT業界は一生食べていける仕事だな」と感じて。業界が変化していくスピード感も早いじゃないですか。

パソコンにしても発売して1年しないうちに新しい機器が発売されたり、システムも日々アップデートの繰り返し。1年生の時に最新モデルだった機材は、4年生の時には「え、まだそれ使ってるの?」って言われる世の中ですよ。書類管理していたものがいまではクラウド内管理が主流、当時最新だった3Gがいまでは5G・Wi-Fi文化へ。身近で起こるIT業界の移り変わりを見て、自分もそっち側で働きたいと思いました。

製造側を選ばなかった理由は「エンジニアはスキルアップ次第でいくらでも稼げる、そして、スキル次第では場所・関わりたい案件も自分で選択できる」ことですね。情報がアップデートされる=スキルアップの幅が無限にあるので、面白さも感じれると思いました。

理系の専門分野ですと大学院を目指す方も多いと思いますが、その選択肢は?

自分にはなかったです。すぐに稼ぎたいなって思っちゃって(笑)

というのも、自分は大学で周波数(特にテラヘルツ)について専攻をしてたんですが、研究開発職って未知じゃないですか。大学院を出てどこかの機関・会社で研究職や研究開発につくのも選択肢としては悪くないですけど、いくらでも突き詰められる領域に挑戦するのは、当時はやりたいことじゃないなって思っていて。

でも一番の理由は、2年間勉強をするよりも、社会に出てしっかり稼ぎながら自分自身のスキルを上げたいと思ったからですね。

就職活動はどのように進めたんですか?

大学からの勧めもあり、まずはテレビでもよく聞く大手求人サイトへの登録し、応募・選考を進めていました。

使ってみての感想は、単純に求人数が多いなって感じましたね。でも登録者数(学生の数)もかなりいるだろうと思いましたし「競争相手は全国にいて自分は埋もれそうだな」って思っちゃったんです。そんな中でも、内定をいただいた企業もありましたし、そこそこの大手企業でも最終選考へ進んでいたんですが、いまいちピンとこなくて。

選考が進んでいた会社はSES(システムエンジニアサービス)での採用だったのも少し気になってしまって。私の勝手なイメージですが、SESは働く場所が点々と変わる人材派遣のような仕事のイメージがあって。もちろん実際に働いてみるとそんなことはなく違うのですが、当時はそう思ってしまっていたんです。加えて、プロジェクト先によっては、自宅から通うのが難しい先もあったりして…。私は大学も実家から通っており、1人暮らし経験がなかったので、社会人デビューと1人暮らしデビューを同時に行う踏ん切りもつかなかったんです。

なので、理想をいうなら「地に足をつけて経験を積める社内エンジニア」「実家から通える範囲の会社」に勤めたかったんです。

なるほど。

でも、大手求人サイトだと千葉に本社がある会社ってそこまで多くなくて(事業部やプロジェクト先が千葉はありましたが、希望勤務地に行けるかは未定)、それなら求人サイトを使わずに検索しようかなと、ネットで「千葉 就職」とキーワードを入れてみたら、たまたま「ちばキャリ」を見つけたんです。

コンセプトが「千葉で働く」ということもあり県内企業が多かったこと、また、自分の希望条件を入れてみたところ新卒採用を行っている会社も何社かあったので、ちばキャリ(※)を使ってみようかなと思いました。

※当時ちばキャリでは新卒サイトの運営も行っておりました

そうなんですね。ちばキャリではどんな会社に応募したのですか?

応募したのは「株式会社テレマ」の1社のみです。求人を見て、一番興味が持てた会社に応募をしました。

どんなところに惹かれたんですか?

応募当時、テレマは設立2年目のスタートアップの会社だったんです。新しい会社でしたので、凝り固まった人間関係も出来ていないだろうし「未経験者の自分でも入りやすいのかな」と感じたのが1つ。また、老舗や大手企業と違ってルールなども決まってないだろうし「一緒に会社を創っていけそう」とも感じたんです。伸びしろのあるIT業界で、これから伸びていきそうな新しい会社で働けたら面白いんだろうなと思い、応募をしました。

ガチガチにルールが決まっているよりは、これから決めていくだろう会社の方が楽しそうだなと、自分の性格に合っていると感じたんです。

面接での雰囲気などは覚えてたりしますか?

少数の会社でしたので、最初から社長との面接だったのですが、いい雰囲気だったのは覚えていますね。話をしていて威張ったような態度はなく、この社長の元ならノビノビ働けそうだなとも感じたのは覚えていますね。エピソードで言うと、自己PRに「パソコン自作しています」と書いていたのですが、そこを突っ込まれましたね(笑)いまだにその話題は言われますもん。

どんなエピソードですか?

さっきも少しお話ししたのと被っちゃうのですが、自分でパソコンの改造などをしていて。やりたての時期って、何事も知識はないじゃないですか。初めて組み立てをした時に、盛大に壊したんですよ(笑)

え?(笑)

まず分解しますよね。で、「さぁ、新しいのに組み立てよう」って思って持ったら、マザーボードのチップの上に、グラフィックカードを「ドーン」って。

一瞬で壊れましたよね(笑)でも、自分的には「こんなで壊れんの?まじかよ(笑)」って思って。

その話をしたら、思ってたより社長にウケて、終始楽しい面接でしたね(笑)

面接でするにはなかなかのエピソードトークですよね。

IT企業だし、パソコンを絡めた自己PRの方がいいかなっと思いましたので(笑)

どうやら社長もパソコンを自作した経験があったらしく、想像以上の盛り上がりでしたね。色んな会社で面接を経験しましたが、群を抜いてラフな面接で。テレマがいい意味で異質だったんだろうけど、「いままでの会社のお堅い雰囲気は何だったんだ…」って感じちゃいましたよね。

徐々に増えていく後輩。いまではプロジェクトマネージャーとして、チームを引っ張っていく存在へ。

入社してからまずどんなお仕事から始まったんですか?

当時は、いまよりも会社規模が小さかったので決まった研修制度はなく、お客様先に先輩と一緒に行き、OJT研修を受けつつ業務のアシスタントをしながら勉強をしていました。1年目の時は、まずは先輩が開発したアプリのテストをひたすら任され、とにかくコツコツ、プログラミングの基礎について反復練習で行っていました。数は覚えていませんが、年間で500件近くはやったかな?(笑)でも、プログラミングについて何も知らない状態だったので、基礎はかなり身につきましたね。同時期に、基本情報技術者の資格も取得しました。

でも、会社としては下請けだけではなく、受託開発案件なども請け負っていたので、当時からテストだけではなく幅広く業務に携わる経験は出来ていましたよ。現場で教わりながらですが、本当に様々な経験を積ませてもらったので、1年でかなりスキルが身についたとは思いましたね。いま思うと入社して2~3年は、正直残業が結構あったのでマックスに忙しかったですね(笑)いまは人数も増えてきたので残業時間のコントロールも出来ていたり、在宅ワークがメインと出勤・退勤にかかっていた時間が無くなったので「時間が圧迫してくる」という感覚はないですけどね!

ご紹介いただける案件も多く案件数・業績は右肩上がりでしたし、会社としても採用活動はコンスタントに行っていたので、2年目には後輩もできました。設立当初から新卒採用・未経験者採用を継続的に行っているので、年々育成制度はいい方向に変化したとも感じます。私自身もメンターとして後輩の教育に携わる機会も増え「下の子をどう伸ばしていこうか」なども積極的に考えるようになりましたね。

入社して、4~5年目くらいでプロジェクトマネージャーとして、案件を任されるようにもなりました。

エンジニアとしては、かなりスキルアップできそうな環境だったんですね。

ウチは商社、製造、エンタメ、小売などお取引のある業界も幅広いので、出来ることが多くなってくると、色んな業界に携われて楽しいと思えるようになってきましたね。ジャンルに富んでいるのは業界だけでなく、この8年間で自分は、ゲームアプリ、記録簿アプリ、カレンダーアプリ、時計アプリなどiOS・Android両方に対応するアプリ開発、Webサイトの作成、時にはDXシステムの設計書の作成まで。単純にプログラムを書くだけじゃなく、IT全般に関わる知識が身に付いたと感じますね。

って、自分で説明して「結構やったなぁ」って思いました(笑)

でも、いまの世代でIT業界を目指す子は、プログラミングができる子が多い印象ですよ!基礎がある分、入社してすぐに自分でプログラミング~テストまでやっちゃう子もいますしね。これも時代の流れなのかって感じますね。

お話を伺っていて、業務の幅広さは感じますね。

いま私がメインで携わっているのが、企業に対してDX(デジタルトランスフォーメーション)導入のコンサルティング業務で。「ITを使って楽をしたい気持ち」はあるので気になってはいるが「どういうシステムが欲しいのか」までイメージできてないお客様も多くて、それをヒアリングして仕様書・設計図を作るといった領域までやっていますね。

基本的には既に仕様書がある案件の開発がメインだったので、コンサルティングまで関わるのは多分、社内で自分だけですね(笑)難しさも感じていますが、かなりやりがいはありますね!

どこに行っても通用するスキルですね。

まだまだですよ。実は、引き抜きではないですが少し前にお話をいただいたことがあったのですが、まだまだ1人でやっていく自信はないですし、会社にいるからこそできる案件・受けられる支援もありますし、より自分のスキルを確かなモノにして「どこに行っても通用するスキル」は身に付けたいですね。

ほんと業界として、移り変わりは激しく、どんどん新しい技術が生み出されていますしね。アンテナを高く持たないと、置いていかれるって思っています。

いま会社から「AWSの資格を取れ」と言われていて勉強中なんです。この資格を持っているだけでも「スキルとしてアピール」できますし、結構値段もするので会社負担で取得させてもらえるのは、実はありがたく思っています。

会社の雰囲気はどんな感じなんですか?

いい意味でさっぱりしていますよ!例えば、コロナ禍以前から飲み会の2次会はないですので、めちゃくちゃ気は楽です。私は人と話すことが好きなんですが、この会社には珍しいタイプですね。みんな黙々と仕事をやっているところに「いま調子どうよ?」「今度の長期休暇なにするの?」なんて、話しかけに回っていますね(笑)でも、話しかければ雑談タイムも始めてくれるので、仲が悪い感じでもなく、ほんとマイペースに仕事をしていますね。

1回目の緊急事態宣言よりテレワークが始まり出社の機会も減りましたが、フルテレワークだったのが、いまは週1くらいで出社して顔を合わせる日を作ろうといった雰囲気もあります。自分的には、家で1人でじっと仕事をしていると気が狂いそうになるので、外に出るいい機会と思って、出社していますね。zoomなどで顔を合わせる機会はあっても、やっぱりオフラインコミュニケーションの機会があってもいいですよね。

代表とも距離が近いので、さっきも「次の人事考課いつやりましょうか~」なんて相談してました(笑)ほんと役員にも遠慮なく話に行けるので、居心地は好きですね。

これから頑張っていきたいことは?

まずはAWS資格の取得ですね。あとは、引き続き、自分のスキルのアップデートを怠らないことですね。アンテナを張り続け常に最新のスキルを使用できる、つまり「新品」の状態でいられ続けるように頑張り続けたいです。

プロジェクトマネージャーとしては、後輩がなんでも発言しやすい環境を作り続けてあげたいですね。仕事のことでも、雑談でもいいですし、自分が感じている「居心地のいい環境」を感じてもらえるようにしていきたいです。フォローできるような体制づくりの強化にも努められればと思っています。

本日はありがとうございました。

面接担当者の声

取締役 星野記史

彼の第一印象は前向きで明るい印象でしたね。実際に入社後もそのイメージのままでした。入社当時からお客様対応が上手なことに加え、他の社員が嫌がるような作業も快く引き受けてくれ、仕事の範囲もどんどん広くなってきました。いろいろな経験を積んできて、単純に作業を引き受けるだけでなく、相手の困っていることに着目し、適切な提案をすることができる、お客様からも一目置かれる存在です。彼のような人が何人かいると非常に嬉しいですね。

企業情報

会社名
株式会社テレマ
事業内容
ソフトウェア設計および開発
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