【保存版】あなたの希望通りに転職するためのスケジュールの立て方

転職スケジュール1
「社内の人間関係がうまくいかない」
「自分の頑張りが評価されていない」
「給与UPしたい」
「もっとやりがいのある仕事がしたい」
などなど、いろいろな背景から「本気で転職しよう!」と決意したものの、「今、転職活動を始めることは有利なのか?」、「今から転職活動を始めて果たしていつから次の会社で働けるのだろうか?」と転職スケジュールに疑問や不安を持つ方も多いのではないでしょうか。

ですが、安心してください。転職活動は日常の業務やプロジェクトを進めるのと基本的には同じ。転職活動の全体像を把握した上で、タスクと工数を洗い出し、カレンダーに落とし込めば、うまくスケジュールを管理することが可能です。

これから本格的に転職活動を始めようと考えている方のために、「ちばキャリPLUS」 では、千葉県の求人の特徴も踏まえて、希望の時期に転職するための転職スケジュールの立て方を解説します。具体的なタスクを洗い出したガントチャートも用意していますので、ぜひご活用ください。

1.希望の時期に転職するための転職スケジュールの立て方

年内には転職先の目処を立てたい、新年度(4月)から新しい会社で心機一転働きたい、といった自分の希望を叶えるためには、まずはじめに、転職スケジュールの立て方をしっかり掴んでおくことが大事です。

転職活動は自分のための重要な1人プロジェクトですから、日常の業務におけるプロジェクトと同じようにスケジュール管理が可能なのです。

今回の記事は、「準備編」と「実践編」の大きく2つに分かれています。

準備編」では、転職スケジュールの全体像や転職活動を短くするポイントなど、「実践編」では、具体的に行うべきタスクの洗い出しや管理方法などを丁寧に解説しています。

ご自身の基礎知識のレベルに応じて必要なところから読み進めていただければと思います。さあ、価値ある転職活動をスタートさせましょう。

1-1【準備編】7つのポイントを押さえよう

 
希望の時期に転職するためには、まず転職活動全般の流れを理解しておく必要があります。
まずは、転職活動の全体像を把握しましょう。

①転職スケジュールの全体像

転職ステップ

転職活動のステップ
大まかな所要時間
1.事前準備
2週間
2.求人検索
2週間
3.書類作成・応募
2週間
4.面接
4~5週間
5.内定・入社検討
1週間
6.退職・引継・入社準備
4~5週間
合計
約15~17週間(約5ヶ月)
転職活動は大まかに、上図のようになります。

【STEP1】事前準備:2週間
自分の強みや希望を自己分析をしたり、情報収集をする期間です。どんな業種や職種に就きたいのかしっかり考える事が大事です。

【STEP2】求人検索:2週間

希望の求人を検索する期間です。希望の業界や職種においてどんな求人があるのか。数多くの求人を見ながら、仕事の内容ややりがいを確認することが大事。通勤時間から希望の通勤エリアを絞り込んでいくこともこの時期に行いたいですね。

【STEP3】書類作成・応募:2週間

履歴書や職歴書をしっかり作成し、実際に求人に応募する期間です。転職サイト上でレジュメをしっかり登録すること、面接用の書類を別途準備することが大事です。

【STEP4】面接:4~5週間

書類選考に通った企業と面接を行う期間です。会社によって面接回数や選考期間が違うので、予定が立てづらい期間ではありますが、転職活動の山場です。

【STEP5】内定・入社検討:1週間

内定をもらった後に、入社を検討する期間。希望にマッチした会社なのかどうか、改めて冷静に判断することが大事です。

【STEP6】退職・引継・入社準備:4~5週間

新しい職場でのスタートに向けて、円満退職するために、引き継ぎなどの業務を行う時期です。内定先に転職することを意思決定した後は、立つ鳥後を濁さずできれいに退職することが大事。しっかり引き継ぎ業務を行いながら、新しい会社でスタートするための準備を行います。

②3ヶ月~6ヶ月が平均的なスケジュール

転職スケジュールを考える時、3~6ヶ月の期間を目安にしておくとよいと思います。「転職しよう!」と決意してから半年以内に次の職場での生活をスタートするくらいの気持ちでいるのがちょうどよいですね。

もっと短い期間での転職を希望する方が多いのですが、実際に活動してみると、結果的にこれくらいの期間がかかってしまったとなりがちなのです。

希望条件にマッチした求人がなかなか見つからなかった、在職中の転職活動だったためなかなか面接の日程が組めなかった、引継ぎなどの退職準備の期間が想定以上にかかってしまった、など、すべてが順調に行くわけではありませんので、3~6ヶ月を目安として捉えるのが理想、スピード感を持って活動するとしても3ヶ月くらいを目標にするのが無難ですね。

ただ、同業界での転職や転職したい会社が決まっている場合は、STEP1・2が省けますので、2ヶ月以内での転職も可能にはなるでしょう。

③転職スケジュールが伸びてしまう要因

転職スケジュールが伸びてしまう最大の要因は、STEP1の準備段階で転職の方向性が明確になっていないことです。転職理由や転職活動の軸が明確でないと、応募先が定まりませんし、書類作成に時間がかかる上、面接の通過確率も上がりません。さらに、仮に内定をもらってもなかなか決断できないということが多々あるからです。

転職の軸が定まっていないために、複数社から内定をもらった結果、最後の決断ができずに転職活動をやり直すなんてケースもあるくらいなのです。そうならないためにも、ステップ1の準備の質を高めることがとても重要となりますね。転職理由を明確にし、転職活動のしっかりとした軸を持ちましょう。

後ほど、各ステップの詳細説明で解説しますが、転職理由を明確にするとは、やめたい理由ではなく、なぜその会社(業界)を受けたいのかを考えるということ。仮に転職活動のきっかけはネガティブだったとしても、自分の将来を考えたらポジティブに転換することが重要です。

また、もう1点、平日の面接調整がうまくいかないというのも転職スケジュールが伸びてしまう要因です。ベンチャー系の企業であれば、業務開始前の早朝や土日対応していくれる会社は少なくありませんが、千葉県勤務の求人の多くは地元の中小企業による募集です。

採用担当が年配の経営者ということもあるので、なかなかイレギュラーな対応をしてくれないということも。。。平日面接するために有給休暇を取得できるようにしておいたり繁忙期ではない時期に面接期間を充てるなどの工夫ができると良いですね。

④最短で転職活動を終える方法

筆者が考える最短の転職活動は、1社のみに応募して応募した1社から内定をもらうこと
なぜなら、前述したとおり、転職活動のスケジュールが伸びてしまう最大の要因は、転職の方向性が決まっていないことだからです。転職の方向性が決まっていて、どうしても入社したいという企業を見つけ、その企業のためだけに応募書類を作成し、その企業だけを受けて、受かるという状態ですから、すべてのSTEPの時間が短縮されるわけです。

ちなみに、私はこれが理想の転職活動だとも感じています。転職は新卒での就活とは違いますので、経験を踏まえてやりたい方向性が定まっているほど、満足度も高くなりますから。

まとめますと、1社のみの応募とまではいかなくとも、転職活動スケジュールを最短にするためには、まずは、STEP1の事前準備で自分の進むべき方向性を明確に決めておくことです。方向性を定めるための具体的なタスクは、1-2-2で解説しますが、方向性を明確に決めることでその後のSTEPにかかる時間が大幅に短縮されます。

同業界での転職や転職希望企業が決まっているなど、「どんな業界でどんな仕事に就きたいのか」、「なぜその仕事に就きたいのか」が明確になっていると応募する会社が限られますし、応募確率も高まります。また、応募のための書類作成の時間も短くなりますから、転職スケジュールの短縮につながるのです。

⑤退職規定

転職スケジュールを立てるにあたっては、自分の勤めている会社を辞めるのにどれくらいの時間がかかるのかを知っておく必要があります。
一般的に、会社ごとに退職は何ヶ月前までに申請することが必要ということが決まっていてその期間に関しては、就業規則の退職規定に記載されています。

期間は1ヶ月前という会社もあれば2ヶ月前という会社もあります。規定を確認しておかないと、そもそも希望の時期に間に合わないといったこともありますので要注意ですね。

就業規則は労働基準法で社内で周知する義務が定められてありますので、社内のイントラネットや見える場所に保管されていることが多いです。読んだことのない方はまずは就業規則を探すところから始めましょう。

※余談 

民法627条では、「退職の2週間前に退職の告知を行えば問題なく退職できる」と定められています。ですので、2週間前に退職届を出せば、法律上は退職は可能です。ただし、立つ鳥後を濁してしまうと、現職だけでなく次の職場での信用までも失いかねません。強引な退職をしないよう気をつけましょう。

⑥転職活動開始のタイミング

筆者としては、転職活動は自分のタイミングで開始すれば良いと考えています。なぜならどの時期にスタートしてもメリット・デメリットの双方があるからです。とはいえ、一般的にはどんなタイミングでスタートするのが切りがいいのか気になるところではあると思います。そこで、転職活動を始めるのに適していると考えられる2つのタイミングをご紹介します。

1.求人数の多い時期にスタートする

転職活動に向いている時期を考える時、参考にすべきは、企業の求人数が多い時期はいつかということです。企業の求人が多い時期であれば選択肢が増えることにもなりますから。
一般的に求人が増える時期というのは、2~3月5~6月9月~10月と言われています。

時期
求人が増加する理由
2~3月
・年末や年度末といった区切りで退職する人、年末のボーナスをもらった後に退職する人が増えるので、その補充のための採用が増えます。
・年や年度の切り替わりでの人事異動に伴いポジションが空くため、新規の採用が増えます。
5~6月
・新卒採用が予定通りにいかなかった、早期の退職者が出たなどの理由で、第二新卒狙いの採用が増えます。
・6~7月のボーナス取得後の退職者が増えるので、その補充のための採用が増えます。
9~10月
・上半期が終わり、下半期の経営戦略に合わせた採用強化が考えられます。
・秋卒業の留学生や院卒者、公務員試験に失敗し民間への就職、転職を希望する人の採用強化などが考えられます。
これらの求人が増える時期に合わせて転職スケジュールを立てるというのは1つの考え方です。新卒採用がメインの会社などは、中途採用の出る時期が決まっているということもありますので効果的かもしれません。
とはいえ、求人数が増える時期は、求職者も増える時期でもあります競争も激しくなりますから、決して受かりやすくなるというわけではありませんので、そこは要注意ですね

また、最近では通年採用を行っている会社も増えてきていますので、一般論に流されずに自分のタイミングで活動しても問題ないと思います。

ちなみに、ちばキャリに掲載している企業の約3割は通年採用をしています。欠員補充だけでなく、よい人材がいれば採用したいという考えで、常に間口を開けている中小企業は少なくありません。時期にとらわれずに求人検索をかけてみることで第一歩を踏み出してみましょう。

2.自分の仕事が一区切りつく時期に合わせてスタートする

プロジェクトや特殊業務を担当している場合などは特に、そのプロジェクトの途中でいなくなるのは、他のメンバーやお客様に迷惑をかけることになりかねません。区切りのつく時期を想定しておくことが大事です。

途中で投げ出して辞めるようだと次の職場でも信用を得ることは難しいですからね。また、応募企業との面接設定などの時期に日常業務が忙しいと、思うように面接できなくなってしまいますので、どの時期に時間が取りやすいかを把握しておくことも大事ですね。

⑦在職中に転職活動をスタートすることを前提に考える

もう1つ転職活動をスタートする上で迷うのが、在職中に始めるべきか退職してから始めるべきかというところだと思いますが、筆者はできる限り在職中に始めることをおすすめします。理由は4つあります。

1.現職についているかどうかで精神的な余裕が違う
急いで転職したい、急いで決めたいという焦りで判断を誤る可能性が高まります。冷静に判断をするためにも職は失っていないという保険をかけておくことがとても大事です。

2.将来設計(キャリアビジョン)は忙しくても時間を取るべきこと

将来設計を考えたり、見直したりするのはとても重要なこと。忙しい合間であっても考える時間を取る癖をつけておくことが大事です。
一旦仕事を辞めてリセットしてから再スタートというのも1つの方法ですが、次の転機でも同じことになる可能性がありますので、在職中にチャレンジを始めることをお勧めしたいところです。

3.離職期間が長いと企業からの評価が下がる

早く採用したい企業においては、離職中であることがメリットになることもありますが、離職期間が長いと評価が下がることにもつながります。
ヘッドハンティングされるような高いスキルを持っている場合は別ですが、転職回数が多かったり、年齢が30歳を超えてくると、離職期間は大きなマイナス要因にもなりかねません。リスクを減らすためにも空白期間を空けることは避けたほうが無難です。

4.時間に余裕ができダレる

離職後に活動したほうが時間に余裕ができることは間違いありません。しかし、逆に時間がありすぎてダレてしまうこともあります。効率的に面接などが埋まるわけではありませんので、空きの時間が増えてしまいますから。
そうするといつのまにかダラダラと転職活動が長引くいうことにもなりかねませんので要注意ですね。
一方、離職しないとどうしようもないときもあります。例えば、以下のような場合です。
・メンタル的な危機
このまま不満や不安を抱えたまま働いていると精神的に潰れてしまうというときは現状から逃げることも必要です。一旦避難して、リスタートすることは恥じることではありません。メンタル対策には我慢が大敵。無理をしすぎないようにしましょう。

・面接の時間が取れない

平日に面接の時間が全く取れない環境だと転職活動が進みません。有給休暇を取得したり、業務後や土日、リモートで対応してもらうよう依頼することでうまく面接の時間を捻出することが大事です。
ですが、有給休暇が取れない、業務後も移動時間的に難しいなど、どうしようもないときは、退職してからリスタートすることも検討しなければなりません。

※余談
私が27歳で転職した際は有給が取れるような状況ではなく、強引に休みました。当時は転勤で四国勤務。東京での転職を希望していましたが、今のようにWEBが発達していた時代ではありませんので、当然面接は東京です。面接当日、東京に向かう飛行機に乗る前に、空港で風邪で熱が出たので休むと連絡をしたのを覚えています。
今は、メール連絡でも休みやすいのでもう少し楽かもしれませんね。とはいえ、何度も使える手ではないので、1,2回に絞って覚悟を持ってやるのがベターです。
【補足】資格取得のための試験日や合格時期
公務員を始め、資格取得が必要な際は、受験時期や合格発表の時期などを確認しておくことが大事です。試験の難易度に応じて、受験勉強の期間まで逆算しましょう。

1-2【実践編】転職のスケジュールを計画する

おおよその流れがわかったら、いよいよ自分自身の転職スケジュールを立てていきます。

①初めに決めるべき3つの要素を設定する

転職スケジュールを計画する上でまず最初に設定する3つの要素は以下です。

STEP1:目的を設定する
STEP2:理想のゴールを設定する
STEP3:希望の時期を設定する

 

STEP1:目的を設定する
スケジュール立案の第一歩は、今回の転職活動の目的と理想のゴールをしっかりとイメージするところから。
何度も繰り返しますが、一番重要なポイント、ステップ1の事前準備のスタートです。転職活動の目的を見誤ってしまうと、転職活動自体が目的になってしまいます。いわゆる手段が目的化してしまうというやつ。

「スキルアップできる環境の会社に転職をして給与を上げる」「評価をしっかりしてくれる会社に転職をしてリーダーシップを取る」などなど、何のために転職をするのかを改めて整理しましょう。後ほど共有するガントチャートにもしっかり文字として記載しておくことと良いでしょう。

STEP2:理想のゴールを設定する

理想のゴールとして、今回の転職活動を成功させた時、どのような状態になっているのかを出来る限り、「絵として鮮明にイメージできる」レベル で考えてみましょう。

新しい会社の社長(人事)からはどのような期待を得ているのか(どのような言葉をかけてもらっているのか)」、「現職の上司や同僚からはどのように送り出されたいのか」など、円満退職した上で意気揚々と転職活動を終えるイメージをしっかりいだきたいですね。

STEP3:希望の時期を設定する

最後に希望の時期を入れるということ。転職のし易い時期、自分自身の状況を踏まえていつから次の会社で働きたいのかを目標として立てましょう。

②ステップごとに具体的なタスクを洗い出す

目的とゴールの整理ができたら、次は具体的なタスクを洗い出します。1-1でご説明したステップごとに具体的にどんなタスクが必要かを洗い出します。タスクは行動のイメージができるまで細かく分解することがポイントです。

※例えば「自己分析」というタスクでは、具体的に何をしたらよいかわかりませんよね?自己分析として自分の強みを分析する➔過去の実績を洗い出すといったレベルにまで分解することが重要です。

ステップタスク例(大項目)
1.事前準備強みの分析を行う
志向の分析を行う 
転職の軸を考える
興味のある業界や仕事内容を調べる
進みたい方向性を決める
2.求人検索媒体を調査する
求人検索(自分で探す)
求人検索(探してもらう紹介してもらう)
3.書類作成・応募WEB用レジュメを作成する
提出書類を作成する
求人に応募する
4.面接面接の準備をする
面接の練習をする
5.内定・入社検討条件やマッチ度を検証する
相談をする
再検討する
6.退職・引継・入社準備退職の手続きを進める
引継ぎ業務を行う
入社準備を行う

 

【STEP1】事前準備(自己分析・情報収集)
自分の強みや向いていること、本当にやりたいことなどを分析します。これまでの仕事の実績を洗い出してみたり、適性検査などのツールを使うことも効果的です。

【考えられるタスク】

 
タスク(大項目)
具体的なタスク
強みの分析を行う
過去の成功体験や業務上の実績を洗い出す
志向の分析を行う 
過去の経験で楽しかったこと、ワクワクしたことを洗い出す
転職の軸を考える
成功の五角形(※)で重視する項目を明確にする
興味のある業界や仕事内容を調べる
求人サイト(新卒向けの就職ナビが便利)で業界や仕事内容を研究する
進みたい方向性を決める
上記を踏まえて業界や職種、重視するポイントなどをまとめる
※成功の五角形:漫画「エンゼルバンク」に出てくる転職活動に役立つ思考ツール
五角形のチャートに自分が大切にしたい5つの要素を記入し、それぞれ5点満点で自己評価します。今度は、転職した際にどう変更したいのか、同じ持ち点で図を書き直すことで、自分の転職の軸を考えます。
5つの要素例)給料、やりがい、労働時間、将来性、安定性
【STEP2】求人検索
ステップ1で決めた方向性に基づいて希望の求人を探します。企業規模や業種、エリアなどによって使いやすい媒体は異なりますので、しっかりと選定することが必要です。

例えば、千葉県での転職を検討しているようであれば、千葉県に本社のある地元中小企業の転勤なしの求人数は、大手の求人サイトよりも「ちばキャリ」が多いので押さえておこうなど。
また、求人メディアだけでなく、転職エージェント(人材紹介サービス)の活用などの検討も効果的です。

【考えられるタスク】

タスク(大項目)
具体的なタスク
媒体を調査する
求人媒体(求人サイト、求人メディア)を調査する
利用する求人媒体(求人サイト、求人メディア)を選定する
各求人媒体(求人サイト、求人メディア)に登録をする
求人検索(自分で探す)
希望条件に沿って検索し、条件のあう企業を探す
希望条件を登録し、新着求人やリコメンドメールが届くようにする
求人検索(探してもらう紹介してもらう)
転職エージェントに登録する
転職エージェントと面談する
【STEP3】書類作成・応募
希望の求人を見つけたら、書類作成を行い、応募します。基本的に1次選考は書類選考ですが、多くの企業が求人サイトの登録レジュメで選考を行います。
まずは、利用している求人サイトのレジュメを完成させましょう。求人サイトによっては、レジュメに魅力があれば、スカウトメールが来ることも考えられます。

また、WEBでの選考を突破すると面接に進みますが、面接時には正式書類として
 履歴書・職務経歴書の提出が求められますので、別途作成が必要です。基本的にワードやエクセルフォーマットのものを使って印刷すればOKですが、手書きの方が好印象ということもあります

※ちなみに、千葉での転職を検討の際は、志望度の高い企業には手書き履歴書をお勧めします。というのも、多くの会社が中小企業で、選考に社長が関わることが多いもの。社長の平均年齢を考えると正式書類には手書きが好まれます。

手書きじゃないから不利ということはありませんが、手書きで誠意を伝えることで選考突破の確率が上がるのであれば安いものです。そんなITリテラシーのない会社は嫌だという考え方もありますので、最終的には自己判断です(笑)

また、市販の履歴書を使う際は、フォーマットをチェックすることも大事。自己PR欄などがしっかりあるものを選びましょう。 中には「得意な教科」といった項目のあるような転職活動には不向きな履歴書もあります。

【考えられるタスク】

タスク(大項目)
具体的なタスク
WEB用レジュメを作成する
WEB用レジュメの記入例を参照する
WEB用レジュメを作成する
WEB用レジュメの添削を受ける
提出書類を作成する
履歴書・職歴書(正式書類)の記入例を参照する
履歴書・職歴書(正式書類)を作成する
履歴書・職歴書(正式書類)の添削を受ける
求人に応募する
希望求人に応募する(電話、WEB、郵送)
【STEP4】面接
STEP3でまとめた内容をもとに、面接で話せるようにしっかり準備します。書類選考が通ると、面接の日程調整をする必要がありますので、面接依頼があった際に平日、業務後、土日、などどのようにスケジュールを組むのかイメージしておくことが大事です。また、急な面接にも対応できるよう正式書類を複数用意しておくと良いかもしれません。

【考えられるタスク】 

タスク(大項目)
具体的なタスク
面接の準備をする
面接での質問例などを参照する
質問への回答例を作成する
面接対策動画を見る
面接の練習をする
一人でロールプレイをしてみる
ロールプレイをWEB録画し、改善する
模擬面接を受ける
【STEP5】内定・入社検討
内定をもらったら、冷静になって入社を検討します。内定獲得は嬉しいもの。有頂天になっていると細かい部分を見逃すこともあります。内定通知書や再度応募した際の求人情報、会社HPなどを確認し、最終判断を行います。この時点で家族にしっかり相談することも大事ですね。

また、入社にあたってどうしても気になること、不安がある際は、再度人事との面談や同僚となる方との座談会の設定などを依頼してもよいかもしれません私の担当したケースでも、入社前に若手社員との座談会を設定してもらったことで不安なく入社したことがあります。
会社によっては営業現場への同行訪問なども行ってくれます。(ちばキャリでも自社の営業採用を行う際には入社前に営業同行が受けられることを伝えています)

【考えられるタスク】 
タスク(大項目)
具体的なタスク
条件やマッチ度を検証する
内定通知書を確認する
応募時の求人情報を確認する
会社HPを確認する
相談をする
家族や友人、メンターなどに相談する
再検討する
迷った際は、再面接や社員との面談依頼を行う
【STEP6】退職・引き継ぎ・入社準備
内定受諾の意志が固まったら、新天地で気持ちよく再スタートするためにも、円満退職の準備に移ります。退職の意思表示をし、滞りなく業務の引き継ぎを進めましょう。事務手続きの準備も必要です。

【考えられるタスク】 

タスク(大項目)
具体的なタスク
退職の手続きを進める
退職の意志表示をする
退職日の相談をする
引継ぎ業務を行う
引き継ぎスケジュールを立案する
引き継ぎ資料(業務フロー、作業リスト、関係先リスト、トラブル事例など)を作成する
引き継ぎ業務を行う
取引先へ退職の挨拶(訪問、電話、メール)を行う
退職届を作成する
保険証、社員証などを返却する
入社準備を行う
入社前の手続きを確認する(事前提出資料などを新たな勤務先に確認します)
入社前手続きを行う

③それぞれのタスクに予想工数を入れてスケジューリングする

あくまで予想で良いので、予想の工数を各タスクに記入し、それぞれのアクションをいつやるかを考えます。細かいタスクまで記入する必要はないので、時間の掛かりそうなタスクに関して、どれくらいの工数がかかるのかをしっかりイメージしておくことで、全体のスケジュールにずれが生じにくくなります

スケジューリングするにはできるだけ最後から逆算することが大事です。アクションの中で予め日程が決まっているものに関しては先に確定しておくこともポイントです。

例えば、経理の業務で月末、月初はとても有給が取れないということであれば、面接日程は月中に限られます。であれば、ステップ4の面接を11月の2週目、3週目に行いたい。そのためには・・・・といったイメージですね。

また、最初に確認しておかないといけないのは、退職までの期間。1-1の⑤で解説したとおり、退職の意思表示を退職日の何日前までにする必要があるのかは、会社の就業規則に書いてありますので、最初にここを押さえておくことが大事です。

1-3.転職スケジュールの管理方法を決める

・タスク管理ガントチャートを活用
スケジュール管理にはガントチャートが便利。ガントチャート(Gantt Chart)とは、プロジェクト管理の手法で作業計画やスケジュール管理を目的に用いられる表のことです。以上を踏まえて転職スケジュールのガントチャート例を作成してみました。

転職スケジュールのガントチャート
※10/15に転職活動スタートし、年内に転職先を決めるイメージ

タスクをしっかりを洗い出し表に整理することで、スケジュールの遅れの原因や重要なタスクなどを視覚的に把握できるのでとても便利です。
ガントチャートの作成に関しては、無料で利用できるアプリがいくつもあるので、便利ですね。私が使ったのは、Instaganttというサービスです。asanaというタスク管理ツールとも連動していて使いやすかったです。

2.転職スケジュール作成Q&A  

上司や同僚、取引先へのカミングアウトはいつすべき?

内定承諾をし、入社の意思決定をした後がよいでしょう。退職の話はまず最初に直属の上司に伝え、了解を得てから先輩や同僚に話をするのが無難です。職場の同僚が信頼できる友人のような存在であれば問題ありませんが、退職の話が先輩や同僚から伝わることで無用なトラブルに発展する可能性もありますので要注意です。

取引先への連絡はより慎重になる必要があります。個人的には信頼関係があると思っていても、会社の肩書があってこそのお付き合いであったなんてこともあります。退職するとわかった途端、取引関係に影響が出たり、コミュニケーションが取りづらくなるなんてことも。。。

社内への発表を待たずに話をしてしまうことで、周囲を混乱させることになりかねませんので、退職の話が正式に広報されるまでは他言しないことをおすすめします

未消化の有給休暇はどうなる?

退職前に有給休暇を取る方法は大きく2つあります。最終出社日の前に有給休暇を取るか最終出社日の後に有給休暇を取るか

前者の場合は、最終出社日の前に、いったん有給休暇を消化しきるパターンで、有給休暇の消化後、最終的な片付けや挨拶などを終えたら退職となります。後者は最終出社日の翌日から有給休暇の消化期間となり、有給休暇が終わると同時に退職となります。
いずれの形を取るかは、退職の意思表示をした後に、しっかりと上司と打ち合わせることが大事ですね。

スケジューリング的に有給休暇が取れない場合はどうなるかというと、企業側に買い取ってもらえる可能性があります。原則として、有給休暇の買取りは労働基準法で禁止されていますが、「退職時に消化しきれない有給休暇の買い取り」などは例外的に認められるケースもあります。
就業規則で定めている会社などもあるようですが、対応は会社によって全く異なりますので、どうしても有給休暇の消化が無理という場合には相談してみることもありですね。

最後のボーナスはもらうには?

ボーナス(賞与)の支給条件は一般的に業規則の賃金規定で定められています。ボーナスの支給日に在籍していることを支給条件としている場合もありますし、支給日の1か月前に在籍していることを条件にしている会社もあります。

ですので、ボーナスをもらってから辞めたいと考えている場合は、退職の申し出をする前に就業規則の賃金規程を確認しておくことが大事ですね。ただし、一般的にボーナスは会社の業績や個人の業績が良かった際に支給されるもの。必ずもらえるものではないので注意が必要です。

誰かに相談したいときはどうしたらよい?

転職エージェント、いわゆる人材紹介サービスを活用するのは1つの手です。転職エージェントは、たくさんの転職希望者と接していることもあり、客観的な視点で自分に合った求人を探してくれます。短期間で自分の希望に合った転職先を探したいなら、転職エージェントを活用してみましょう。

また、求人サイトによっては、無料でチャットやメール相談を受けてくれるサービスもありますので、そちらも活用してみてください。本格的にキャリアプランから相談したいということであれば、キャリアカウンセラーに相談するもの良いかもしれませんね。卒業後であっても第二新卒の年齢であれば母校で相談に乗ってくれることもあります。

3.まとめ

以上、希望の時期に転職するためのスケジュールを立てるためのコツは、まず、肩の力を抜くこと。
日常の業務やプロジェクトを進めるのと基本的に変わらないので、転職活動の全体像を把握した上で、タスクと工数を洗い出し、カレンダーに落とし込めば良いのです。

具体的な手順としては、

1.今回の転職活動の目的と理想のゴールと時期を設定した上で、
2.「事前準備」「求人検索」「書類作成・応募」「面接」「内定、入社検討」「退職、入社準備」6つのステップごとにうべきタスクを明確にし
3.それぞれのタスクに予想工数を入れてスケジューリング管理するということになります。

勤務しながらの転職活動は大変ではありますが、希望の時期に転職するためのスケジューリングを行っていきましょう。

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