【体験談】会社員が試してみた!憧れの京都でワーケーションの3週間

稲荷大社

── 10年後20年後、好きな場所で自由に暮らせたら…
そんな夢があったり、いつか二拠点生活や移住ができないかな…と考えてみたり、なんてことはないでしょうか。

私もそのひとりですが、思いがけずワーケーションという形で「好きな場所で暮らす」という体験を短期間することができました。

私は経営者でもなければ、フリーランスでもなく、ごくごく平凡な会社員です。フルリモートで働くITエンジニアでもなく、バックオフィス部門の事務管理職です。

なんて聞くと、「あれ、意外とワーケーションって自分にもできるかも?」「短期間なら試しにやってみたいな」なんて身近に感じてきませんか?

そこで今回は、会社員がやってみた3週間ワーケーション、京都編についての体験談をご紹介します。

好きな場所で暮らしてみたい、旅先で仕事もしながら長期滞在してみたい…。ワーケーションに興味がある、そんな方は一歩踏み出してみませんか?!

“好きな場所で暮らしたい”から始まった、ワーケーション企画

私が初めてワーケーションを実行したのは、2021年秋のことでした。
世の中や自分自身の生活が大きく変化して1年半、行動制限や緩和を繰り返していた時期にあたります。

そのころ、ふと、自分の家族がいつかの夢で話していた「好きな場所で暮らす」という言葉を思い出すようになりました。
そして、今の私ならできるかも?!…と、人の夢を私自身の現実へと置き換えてみたのです。夢を横取りしちゃいました。

2020年以降、当社は在宅勤務での働き方が中心となり、働く環境が整っていればどこでも仕事できる状態でした。
私はバックオフィス部門のため、お客様先への訪問といった外出もありません。強いて言えば、書類の印刷・郵送のための出社があるくらいです。(これもゆくゆくなくオンライン化したいと考えています。)

「協力してもらったり工夫すれば、できそう…!」
夢じゃなくて現実感が出てくると、どうしたらやれるかな、どうすれば会社OKが出るだろうかと思考が変わります。さっそく企画を立て始めました。

何事においても、遠い夢や目標だと気持ちが乗りませんが、実現可能ラインが見えてくると力が入りますね。小さな目標や夢の設定の大切さがわかります。(笑)

身近にワーケーションをした人がいなかったので、ネットで情報収集をしつつ「場所」から探し始めることにしました。

今このご時世だから、と選んだ憧れの街「京都」

清水寺

どんな場所ならワーケーションってできるのだろう?

初めての計画なので、何がなんやらです。
「ワーケーション 会社員」「ワーケーション 場所」そんな検索をして、体験談などを読み進めていきました。

ホテルに籠るのはイヤかな。毎回外食はコスト的にキツイ。Wi-Fiが遅いとか仕事に影響が出る場所はNG。
そんな自分の志向・希望も具体化していくようになります。

そんな検索や記事を読み漁っていく中で、偶然見つけたのがUNKNOWN KYOTOという施設。

元遊郭を改装して1階はコワーキングスペースに、2階は居住エリアとして利用。
コワーキングスペースで仕事ができる=環境バッチリ。
マンスリープランがあってコスパもいいし、ミニキッチンがある。

懸念点も払しょくされますし、なにより京都、しかも遊郭をリノベという京都っぽいワードにワクワク。
私にとって京都は再訪したい街のひとつでしたが、常に観光客で賑わっており、旅先として優先度が下がってしまう場所でもありました。

しかし2021年秋、旅行や移動が少しずつ再開している環境ではあるものの、インバウンドはほぼいない。
通常よりも圧倒的に観光客が少ない状況の京都、行くなら今だ!そう感じて「UKNOWN KYOTO」さんへの滞在を視野に京都ワーケーションを現実的な計画にしていきます。

まずは家族同伴での視察から

ワーケーションにおすすめのuknownkyoto

「UKNOWN KYOTO」さんへのお問い合わせなどを経て、働く環境としては問題がなさそうだと判断できました。
そこで上司にも相談し、許可をゲット。

そこでいただいたアドバイスは「事前に場所をチェックしておいた方がいい」というものでした。
初めてのワーケーションのため、想定外の事象があるかもしれない。椅子や机が合わないとしんどいなど地味に影響してくるし、一度行ってみたら?というものでした。

私自身も不安があったので、事前に京都へ足を運ぶことを決意。
そして、せっかくなら観光もしよう!と家族同伴で視察旅行として京都へ乗り込みました。

UKNOWN KYOTOさんへは「長期滞在したいが、不安もあるので事前に利用してみたい」と伝え、契約はその後でOKとの快諾もいただけて。
とても寄り添って対応していただいたことに感謝です。

事前に視察旅行をしてよかった点
  • 働く環境・生活環境の確認ができる
  • スタッフの方と話ができて施設の雰囲気が掴める
  • 街の雰囲気・治安がわかり、週末観光のイメージがわく
  • 実際の必要な持ち物が判断しやすい

家族も初めての試みに心配もしていたので、治安面含めてここなら大丈夫!と自分の目で見られたのもよかったようです。
2泊3日、仕事と観光をして帰路につきました。

会社員だからこそ失敗が怖かった…、熟考した持ち物リスト

いざワーケーション本番に向けて心配になってきたのは持ち物です。
視察旅行で判断はできるものの、会社・仕事に迷惑をかけたら大問題…。他にもワーケーションしたいメンバーがいたら後に続けない…という失敗が怖いという気持ちがありました。

今から考えれば、都心部でのワーケーションであれば、働く場所を移動したり(違うコワーキングスペースを利用するなど)、最悪ワーケーションを取りやめて帰ればいいので怖がる必要はなかったのですが。(笑)

いろいろと吟味し、多すぎずかつ不足しないように持っていった私の「持ち物リスト」はこちらです!

服装

  • 下着・インナー3
  • 靴下3
  • パーカ、シャツ、ニット
  • Tシャツ2
  • パンツ2
  • タイツ1
  • ダウン・インナーダウン
  • ダウンっぽいスカート
  • 薄手アウター
  • タオル類
  • ニット帽
  • 靴(スニーカーとランニングシューズ)

私はあまり持っていないのですが、乾燥機OKの衣類は管理がラク(乾燥機付きの施設が多い)でおすすめです。
私は普段着・ジョギング・部屋着、共用できる服を優先して持っていきました。

日用品

  • スキンケア一式を数日分
  • メイク一式
  • 歯磨きセット
  • 除菌シート
  • エコバッグ
  • ジップロック
  • 常備薬
  • 水筒
  • マスク数日分
  • 折りたたみ傘
  • 爪切り、シェイバー
  • ルームシューズ
  • 部屋干しロープ

外干しできる場所がないと事前訪問でわかったので、部屋干しロープを持参しました。
ドラッグストア、コンビニ、スーパー、買い物には困らないので、日用品で量が必要なものは現地調達にしています。

仕事で必要なもの

  • パソコン系(本体、充電器、マウス)
  • イヤホン
  • 社用携帯
  • 各種充電コード

収まりきらなかったのでモニターは置いていきましたが、後日郵送してもらいました。
モニターはなくても仕事できる状態にするか、借りるか、持っていくのは荷物が増えるので避けたいところです。

現地購入したもの

  • 洗濯ネット
  • マスク
  • スキンケア
  • 生理用品
  • 暖かそうな靴
  • 使用頻度の高い調味料

冬の京都、コワーキングスペースで足元が冷えたので、もこもこスリッパのような暖かい靴を購入しました。

借りられたので不要だったもの

  • ハンガー
  • 掃除用具
  • 洗濯洗剤
  • オーソドックスな調味料

職種や働き方、休日の過ごし方、季節で異なります。
私はハイキングもしたかったので、最低限の山用具も持っていったので、小さめのスーツケース(LCCに持ち込めるサイズ感)と大きなリュックで行きました。

もっと身軽に移動したい!が今後の目標です。

旅気分も味わいながらの3週間の生活

嵐山からの眺め

夜行バスで移動し、まだ薄暗い明け方に到着。
友人に教えてもらった朝6時から行列ができるラーメン屋「第一旭」さんで朝食をとり、京都生活をスタートさせました。

仕事も生活も同じ施設内ではありましたが、とくに苦はありませんでした。また建物自体はとても古いものですがリノベーションされており清潔感があります。

私の家より都会なので、買い物も困りませんし、観光は行きたいところが多すぎて困ってしまうほどです。さすが京都…。
神社仏閣巡りや趣味のハイキング、どこへ行こう?が日々頭の中を占めていました。

施設には住み込みスタッフの方がいて、わからないことは気軽に聞けたり、ちょっとした集まりの場を設けてくれたりと、コワーキングスペースを利用している方との交流も図ることができました。

人と話すのが好きな方やコミュ力高い方は、もっと多くの方との交流を楽しめると思います。

フリーランスや会社員でコワーキングスペースを利用している方、シェアハウス的に住まいとして生活し会社へ出社されている方、社会人学生の方、数日単位で転々と移動している方…実に様々な利用者の方がいて、非日常感を味わえました。

「UKNOWN KYOTO」さんおすすめポイント
拠点となった「UKNOWN KYOTO」さん。
実際に利用してよかった、おすすめのポイントもご紹介します。

コワーキングスペース編
  • 空間が心地よく建物もおしゃれにリノベされている
  • いろんなタイプの椅子があり相性いいものを探せる
  • 運営者の方も住み込みスタッフの方も親切
  • 利用者の交流の機会を設けている(私の利用時はコーヒー会がありました)
  • 多業種の方の出入りがある
  • 集中スペースとオープンスペースがある
  • 24時間利用できる
  • 会議室も利用可能

住まい編

  • 清潔感がある
  • 真冬でもシャワー上がりが寒くない
  • 美味しい食事が食べれるお店が併設している
  • ミニキッチンが使える
  • マンスリープランがある
  • 部屋にUSBポート付きの延長コードがあった
  • 徒歩数分にコンビニ・スーパーがある
  • 神社仏閣までフラッと散歩に行ける距離感

働く環境も問題なし!
観光を始めとした旅気分も存分に味わえる!

そんな思い描いたとおりの京都ワーケーションを体験できました。余談ですが帰りのバスが大雪で渋滞に巻き込まれたのも、また忘れられない思い出です。

京都で訪れた場所の一例

神社仏閣
清水寺、東寺、東本願寺、伏見稲荷大社、圓徳院、八坂神社、京都御苑、下鴨神社、東山慈照寺(銀閣寺)、貴船神社、鞍馬寺、宝泉院、三十三間堂
※ハイキング・散歩、観光でたくさん訪れました。

スイーツ
菊乃井 無碍山房、京煎堂、茶寮 宝泉、出町ふたば、歩粉
※出町ふたばは行列のできる豆大福の有名店。今回のワーケーションで初めて食べました。

その他
梅湯、阿闍梨餅本舗満月
※梅湯はUNKNOWN KYOTOさんの近くにある銭湯・サウナ。湯に浸かりたいときに利用しました。

ハイキング
大文字山、嵐山、稲荷山、大原三山
※嵐山は観光地として有名ですが、嵐山という山がありハイキングもできるのです。

※完全な個人的趣味に偏っています。

まとめ

会社員がやってみた3週間のワーケーション体験記、いかがでしたでしょうか。

「拠点をしっかり選定すればできるかもしれない!」「1週間くらいなら試せるかも!」
そんな風に感じていただけたら、ぜひトライしていただきたいです。

正直なところ、ひとりワーケーションでは業務がすこぶる捗るとは言い切れません。
しかし、普段接点を持たないような方との話から刺激を受けたりアイデアにつながったりと、間接的によい影響が起こることもあります。

まずは近場で、数日から、そんな始め方もぜひ!

私はと言えば、この後もワーケーションを実行してきました。
さて次回はどこへ…?

ぜひ第二弾もご覧ください!

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