転職活動を行うにあたって大きく3つの活動手法があります。
- 自分で求人を探す
- キャリアアドバイザーに求人を探してもらう
- 企業からオファーしてもらう
これらの手法について、より深堀りをしていきましょう。
自分で求人を探す

自分で求人を探す場合においては、求人メディアの利用が欠かせませんが、まずは各求人メディアの特徴を押さえておくことがとても重要です。
求人メディアは大きく分けると、以下のように分けることができます。
- ハローワーク
- 新聞折込求人
- フリーペーパー
- 求人サイト
新聞折込は日曜日の朝刊で、フリーペーパーはコンビニや駅のラックで入手できますね。
これらの求人メディアをいくつかの指標で比較してみます。
企業側の視点で考えたときの「掲載費用」

ハローワークは無料で、図の下にある求人サイト寄りになるほど費用は高くなっていきます。
それに伴い、「企業が求める人物要件」のハードルも高くなり、逆に「求人数」は少なくなる傾向にあります。
もちろん、職種や雇用形態、エリアなどによって差は出てきます。
正社員の求人に限ると、最近は折込求人やフリーペーパーに掲載されている求人数はかなり減っているのではないでしょうか。(最近ではフリーペーパーのタウンワーク社員もなくなってしまいましたし......。)
また、掲載されている職種も、新聞折込求人やフリーペーパーはいわゆるブルーワーカー的な現場業務の求人が多いのも特徴です。
ハローワークは無料だけあって、職種は全体を網羅していますね。
余談ですが、昔は求人情報誌を有料で買う時代でした。
40代であれば、 毎週木曜日発行のBingを書店で買って、 こっそりかばんに潜ませておくという経験をされた方も多くいると思います。
求人情報の内容を求人メディアで比較
一般的には図の下にある求人サイト寄りになるほど、掲載されている情報量が多く企業の状況はつかみやすくなります。
写真やメディアによっては動画も参考にすることができます。
仕事の流れややりがい、厳しさ、成長のプロセスなどをを把握できる他、企業の求める人材像や社風などを 確認することでミスマッチも減ります。
ですので、しっかりとした情報を元に転職活動を進めるのであれば 求人サイトが一番効果的かもしれませんね。
求人サイトの選び方
そんな求人サイトですが、ものすごい数がありますのですべてを活用するのは現実問題難しい。
ハローワークもインターネットハローワークとして求人サイトを運営しているわけですから、一緒くたに捉えるのではなく、大まかに分類して自分のニーズにマッチしたものを使うのがポイントです。
求人サイトを大まかに分類すると、以下のように分類するとわかりやすいと思います。
- 折込系求人サイト
- 専門(特化)系求人サイト
- 大手求人サイト
- アグリゲート型求人サイト
折込系求人サイト

折込系求人サイトとは、アイデムやクリエイト、求人ジャーナルなど、折込求人を行っている会社が運営する求人サイトです。
主要なところは、
これらは、もともと新聞折込でお付き合いのある企業様を中心に掲載しているので、地元中小企業の求人が圧倒的な数が掲載されています。
折込系ということもあり、現場作業や物流、サービス系の求人が多く>、事務系や企画系、IT系の求人が少ないのが特徴>ですが 専門スキルや就業経験の少ない方、現場的な業務に就きたい方にとってはとても貴重な求人メディアとなります。
専門(特化)系求人サイト
専門(特化)系求人サイトは、職種やエリアなどのカテゴリーに特化した求人サイトのことです。
職種に特化した求人サイトですと、
また、地域特化ですと、千葉県に特化した求人サイトとしては、 このような求人サイトがあります。
これらは求人サイトの中でも比較的費用が安く、中小企業でも利用しやすい価格帯なので、地元中小企業の求人が多いのが特徴です。
特に、弊社の運営する「ちばキャリ転職」は千葉県本社の地元中小企業の求人が満載です。
大手求人サイト
大手求人サイトはいわゆる人材業界の大手企業が運営する求人サイトです。
千葉の正社員求人がそれなりに収集できるのは
これらは掲載料金が高いので地元中小企業の利用は少なくなります。
また、千葉勤務の求人は多いですが、異動や転勤の可能性がある求人も多くなります。
とはいえ、都内本社の求人など規模や知名度など企業ブランドにもこだわる方には利用は絶対に外せないサイトとなりますね。
企業の求める人材要件もそれなりに高いので、転職回数の多い方や年齢の高い方などにとっては 選考ハードルが上がりますので、そこも要注意です。
アグリゲート型求人サイト
アグリゲート型求人サイトとは、いわゆる求人サイトのまとめサイトです。
最近はTVCMなどで見る機会も増えているのではないでしょうか。
千葉での転職という観点で絞り込みましたがそれでもかなりの数がありますので うまく使わないと情報過多になってしまいパンクしてしまいます。
ご自身の転職市場における価値をしっかり把握した上で、うまく活用したいものですね。
キャリアアドバイザーに探してもらう

一般的に「人材紹介」とか「エージェントサービス」と言われるサービスを活用した転職活動となります。
CA(キャリアアドバイザー)と呼ばれる転職アドバイザーが求職者のエージェント(代理人)として担当につき、求人の紹介から面接設定、面接対策など入社までの活動を全般的にサポートするサービスとなります。
もちろん求職者は無料で利用できるので活用の価値ありです。
ただ、企業側は成功報酬(採用できたときに課金)で費用を支払うのですが、その費用は高額。
大手企業や採用にコストをかけてでも優秀な人材を採用したい企業が多い上に、採用基準が高く設定されがちです。
ですので、一貫した業種や職種での経験、スキルをお持ちでないと求人の紹介を受けられないことも多くあります。
特に最近はコロナ禍で未経験者の求人が激減し、即戦力に偏っていますので仕事力がないと少しむずかしいかも知れません。
- リクルートエージェント
- DODA
- ちばキャリエージェント ※弊社運営のサービス
企業からオファーしてもらう

「ダイレクトリクルーティングサービス」と言われる、企業の担当者が求職者のDBに直接アプローチするサービスを活用した転職活動となります。
新卒採用の分野ではオファーボックスやキミスカなどの知名度が上がってきていて、就職活動の1つとして伸びてきていますね。
求人サイトの多くにはスカウト機能がついているので、企業が求職者に直接 アプローチするという構図は変わりません。
しかし、スカウト機能が無料オプションで使えることが一般的になっている他、DM機能も充実しており、返信率が極めて低いという実情があります。
そこで、求人サイトとは切り離して、ダイレクトリクルーティング専門のサービスが立ち上がってきているのです。
ダイレクトリクルーティングは熱量のある企業と出会える
ダイレクトリクルーティングは、企業にとっては有効な採用手段ですが、手間暇がものすごいかかります。
自社にマッチングする人材を探し、面接依頼のメールを送付するわけですが、個別に丁寧なメールを配信しないと返信率も高まらないのです。
ですので、ダイレクトリクルーティングサービス専門のサイトの利用企業は、ダイレクトリクルーティングに人的にもコスト的にも投資する企業ということになります。
つまり、人材への投資に前向きな成長意欲の高い企業と出会えるチャンスがあるのです。
場合によっては急募で第二新卒募集ということもありますし、年齢的に敬遠されがちなミドル以上の方でもピンポイントでスカウトが来ることもあります。
転職活動の1つとして併用することはもちろん、長期的な転職活動として使うことも可能ですね。
- 自分で求人を探す
- キャリアアドバイザーに求人を探してもらう
- 企業からオファーしてもらう
ご自身のニーズに合わせてどの手法がマッチするか選んだり、併用してみてください。
作成日 2020/10/01
