先日読んだ本で転職に役立ちそうな本をご紹介。
今日はLinkedinの日本代表を務める村上臣さんの著書「転職2.0

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さすがに中身をすべて解説するわけにはいきませんが、転職に向けて参考になりそうだなと思った点をいくつかピックアップ。
つい先日、私の家内が転職をしたのですが、彼女の転職が決まるまでのプロセスを振り返ってみてもそうだよね!という内容でした。


1.自分のレジュメを定期的に更新することが大事


自分のレジュメ、いわゆる職務経歴書を更新することで自分のスキル、経験、実績を整理することができます。そもそも自分自身を知らないと適職を見つけるのは難しいので、まず自分の職歴をしっかり整理することから始めることは基本です。
これは今すぐに転職をしようと思っていなくてもやっておいて損はないですし、むしろ、やっておく価値は高いですね。何せ昔とは違い、転職しないことの方が稀な時代ですから。
日頃からしっかり更新しておかないといざ転職するとなった時に膨大な時間がかかることにもなります。

実際、家内の今回の転職にあたっては、仲介してもらったキャリアカウンセラーから5回以上のダメ出しをされたようです。
スキルの書き方が大雑把だ、とか、もうちょっとうまくまとめてとか。。。
「めちゃくちゃ大変だ!」とは言ってましたが、まとめ上げた後は
自分自身のスキルが可視化できたし、自己肯定感も高まった
と話していましたのでレジュメの定期更新はお勧めですね。



2.広くゆるい繋がりが大事


人脈というような狭く深く、強いつながりではなく、いわゆるネットーワーキングと言われる、広くゆるい、弱い繋がりを持っておくことが大事ということです。
わかりやすい表現だなと思ったのが、Facebookで繋がっているけど直接会ったり話したりしたことのない人、レベルの繋がり。いっぱいいますね(笑)そんな緩いつながりが人生の転機にはとても役立ちます。
人生100年時代、60歳を超えてから仕事を続けられるかどうかは、このネットワーク力が決め手になるのではないかと。
私は実際まだその歳になってませんが、そんなイメージがものすごいありますね。

ちなみに家内の今回の転職も10年以上前の職場の同僚との繋がりからでした。
コンサルタントでありキャリアカウンセラーでもある彼とは、転職にあたってすぐに相談するという距離感にはなく、人脈を使って転職をしたというわけではありません。
前の職場を辞めることになったことで時間ができ、たまたま旧交を温める機会があり、関わりのある会社で家内のスキルが活かせるのではないかということで受けてみたら!という話になったのです。

で、受けるにあたっては、職歴書をちゃんと書け!俺が見てやるから!ということで厳しいアドバイスをいただけたようです。
こういうのは本当に縁ですねえ。
転職をする際は立つ鳥後を濁さずで、ネットワークを切らないことが大事だとつくづく思います。

ということで、今すぐ転職の意思はなくとも、読んでおいて損のない内容ですね。
2021.6.2


種村 剛(ちばキャリ キャリアコンサルタント)

大学卒業後、大手損害保険会社に入社。営業職として4年勤務した後、コンサルティング会社に転職。その後、2003年より現在の会社で営業や制作、キャリアアドバイザーに従事。 数多くの中小企業の採用活動に携わり、企業経営者、人事担当者の視点に立った転職サポートを行うことがモットーにしています。

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