先日、私の好きな山口周さんの話を聞く機会がありました。
なかなか難しい本も多いのですが、これからの時代に必要な考え方やアートやデザインへの造詣を深めることの重要性など、
様々な気づきをいただいています。

↓の本などは好きですね。

51pBygPg5lL._SL500_._SL160_.jpg41w0r82VOhL._SL500_._SL160_.jpg







さて、そんな山口さんの話の中で、GAFAにおける次の数字が紹介されていました。

google:25
apple:21
Facebook:19
amazon:31


何の数字だかわかりますでしょうか?
講義の中でよく話をされるとのことでしたが、私はわかりませんでした。。。


gafa2.jpg














この数字は各会社の創業者が創業した時の年齢だそうです。
平均すると24歳、みんな若いですね。
ちなみに、ビル・ゲイツの創業も19歳ということで、GAFAMのMを入れると更に若くなります。

24歳とは新卒2年目くらいでしょうか。
自分の24歳のころを思い返すと雲泥の差があります。
知識もスキルもなく、セオリーや定石も知らず、まったく仕事ができない臆病な青年でした(笑)
そんな年齢の頃にこれらの会社を立ち上げているのだから驚きです。

知識スキルよりも、行動力が勝っていたことは間違いありませんね。
その行動力の源泉となるのが、「情熱」や「ワクワク感」。
情熱を捧げられること、ワクワクできることを仕事にしていくことは本当にとても大事だと思います。

でも、こういった話を聞いても、自分にはできない、自分とは違うと線引をしてしまう人が多いのも事実。
転職を考える人の中には、ワクワク感どころか、現状に対して「つまらないなあ」と感じている人も多くいると思います。
私も27歳の時に転職を経験していますが、その時はそんな感じだったような気がします。

山口さん曰く、
「つまらない」と感じているというのは、閉塞状態に陥っているということで、学習の止まったやばい状態とのこと。
そんな状態を打破するにはどうしたらよいか。
効果的なのは、ランダムな強制力を働かせることだとか。
例えば、日本地図を出してダーツを投げて当たったところに引っ越すとか、企業リストから適当に会社を選んでその会社に転職してみるとか、といった話されていましたが、それぐらい劇的に強制的に変化させることが効果を発揮することはありそうです。

さすがに怖くて簡単にはできないかもしれませんが、非常に共感しますね。

実は、私が大事にしている教えが1つあるのですが、それは、
変化をしたい時は意識を変えようとしても効果はなく、次の3つのどれかを変えることが必要というもの。

1.住む場所
2.時間配分
3.付き合う人

転職というのは、多くの場合、この内どれか、もしくは複数の変化を伴います。
ですので、人生を変化させたいと思った時に、転職をするというのは悪い話ではありませんね。

さすがにダーツで決めるというのは恐いですが、それくらいなにかの流れに身を任せてしまうということもありかもしれません。
「えいやー!」と行動してみることで閉塞感が打破できるということは少なくないと思います。

私は教えに沿って、閉塞感を感じている時はこの3つのうちのどれかを強制的に変えることにしています。
ちなみに、一昨年末に引っ越したところです。
閉塞感を感じていたということがばれてしまいますが(笑)、引っ越しによっていろいろな気付きと変化があり、やはり正解だったと感じています。

ということで、数字の話から外れてきてしまいましたが、何が言いたいかと言うと、キャリア形成の過程では、
知識やスキルなど準備ができていなくても、思い切って動いてみることが大事という局面があるということ。
特に若い時ほど、恐れ知らずにチャレンジするのがよいのではないかと。

特に今はコロナ禍でビジネスも日常生活も変化だらけ。
思い切って変えることで新たな楽しい世界が広がるかもしれませんね。
2021.6.16


種村 剛(ちばキャリ キャリアコンサルタント)

大学卒業後、大手損害保険会社に入社。営業職として4年勤務した後、コンサルティング会社に転職。その後、2003年より現在の会社で営業や制作、キャリアアドバイザーに従事。 数多くの中小企業の採用活動に携わり、企業経営者、人事担当者の視点に立った転職サポートを行うことがモットーにしています。

転職コラムの関連記事