先日、Indeedの運営元であるリクルートホールディングスの出木場社長のインタビューを読みました。(DIAMOND SIGNALの記事ですね)
Indeedは、弊社からすると競合的な位置づけになるのですが、indeedの戦略やサービスの方向性はとても参考になります。

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出木場社長のビジネスに対するテーマは「便利」を追求することで一貫しているようで、Indeedにおいては、「ボタン1つで仕事に就ける世の中を目指す」という方針みたいです。
記事の中で、自分の本当にほしい仕事のレコメンデーションが来ない状態が悔しいと話されていましたし、「そろそろ転職かな」と思った瞬間に、最高にワクワクするようなオファーが届く。そんな世の中を実現したいんです。とのこと。
そのために、SEO技術やAI技術を徹底的に駆使しているわけですね。

正直、こんなIndeedに対抗して、検索エンジン対策や利便性で勝負することは「ちばキャリ」には不可能です。でも、地域密着の求人媒体としてやれることいろいろとあるなあと。

まさに、これは出木場社長の言葉にもありましたが、

会社の強みや規模によって提供できる価値は変わります。では、自分たちはどういうかたちであれば、その会社が社会に喜びを提供できるか。喜びが最大限になるにはどうあるべきかを毎日考える。そんな議論を1日中できていれば、自然といい会社になっていくはずです。
ということなんだと思います。
ここを、弊社なりに実行し続けることで、「ちばキャリ」の存在感を発揮していきたいですね。

弊社のミッションは「千葉で働く」ことの価値を高めること。

今や、特に若者を中心に転職への抵抗感はほとんどなく、転職が当たりまえの時代ではありますが、まだまだ大手安定志向は強く、地元中小企業への転職は敬遠されがちという事実もあります。実際、活き活きと働ける環境整備のできていない会社も数多くありますから。

都内の優良企業で勤めている方にとっては、千葉の中小企業に転職しようと考えた時に会社のビジョンや給与・待遇、働き方を現状と比較して、検討できる会社が少ないと感じることが多いと思いますし、
地元の中小企業で働いている方にとっては、よりよい会社への転職を考えることもあるでしょうが、自社の働き方改革がもっと進んでより魅力ある会社になれば転職を検討する必要がなくなるかもしれません。

千葉キャリとしては、隠れた優良な中小企業の求人を発掘すると同時に、待遇改善・環境改善の進まない企業に刺激を与え、優秀な人材が中小企業への転職を安心して検討できる環境を整えていきたいですね。

また、「自分の本当にほしい仕事のレコメンデーションが来る」、「ボタン1つで仕事に就ける」ことは素晴らしいことですが、利便性の追求は他社に譲るとして、千葉キャリでは、地元でどんな働き方ができるのか、どんな仕事をしながらどんな生き方をするのか、そんなことを考えるところから寄り添えるようなサービスを作っていきたいと思います。

ちなみに、6月よりスタートした「ちばキャリ転職者インタビューサイト」
転職者のインタビュー記事自体は目新しくないですが、有名企業や大手企業への転職事例やキャリアアップの事例といった派手な話がほとんどないのは珍しいのではないかと(笑)。

名もない地域密着の中小企業に転職した方の働き方や転職の背景を知るというのは、「千葉で働く」ことを考える上でとても参考になると思います。ようやく求人広告以外でも定期的に情報配信できるようになりました。できるだけ生なエピソードを伝えることでお役に立てればと思います。

種村 剛(ちばキャリ キャリアコンサルタント)

大学卒業後、大手損害保険会社に入社。営業職として4年勤務した後、コンサルティング会社に転職。その後、2003年より現在の会社で営業や制作、キャリアアドバイザーに従事。 数多くの中小企業の採用活動に携わり、企業経営者、人事担当者の視点に立った転職サポートを行うことがモットーにしています。

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