ニュースや新聞で取り上げられる「有効求人倍率」。
就職や転職をするうえで、何がわかる数値なのかご存知でしょうか。

有効求人倍率とは

ハローワークで仕事を探す人1人に対して、何人分の求人があるかを表したもの。

有効求人倍率が「2.0」の場合は、
仕事を探す人「1人」に対して、「2人分の仕事」がある状況を指しています。

仕事を探す人 < 求人数
人よりも仕事の方が多い状況となり「企業の人材不足」であることがわかります。


有効求人倍率が「0.5」の場合は、
仕事を探す人「1人」に対して、「0.5人分の仕事」がある状況を指しています。

仕事を探す人 > 求人数
1人に対して、1人分の仕事がない「求職者の仕事不足」であることがわかります。

今の仕事を探す環境は

「求職者の売り手市場」「企業の人手不足」
という言葉を耳にする機会も多いのではないでしょうか。

2018年8月の千葉県の有効求人倍率は、1.38倍。(全国は1.63倍)

仕事を探す人 < 求人数
となっていて、企業の人材不足であることが表れています。
※正社員に限ってみると、千葉県では0.87倍です。

では、リーマンショックのあった10年前、2008年9月はどうでしょうか。
求人倍率は0.75倍。翌年の2009年は0.40倍にまで下がっています。
仕事を探すのがいかに困難であったのかが、数字にも表れています。

千葉県ではここ3年ほど有効求人倍率が1.0倍を超えており、
数値としては仕事を探しやすい環境であることがわかります。

職業による違い

職業別にみてみると、また大きな差があることが分かります。
管理的職業 0.95倍
専門的・技術的職業 1.84倍(1.68倍)
事務的職業 0.33倍(0.30倍)
販売の職業 1.19倍(1.08倍)
サービスの職業 2.97倍(2.67倍)
保安の職業 9.62倍(7.94倍)
建設・採掘の職業 6.06倍(5.08倍)

※パート含む。
※2018年8月の有効求人倍率、括弧内は2017年同月の倍率。

人気の事務職は、0.33倍。
仕事を探す人「1人」に対し「0.3人分の仕事」、約3人に1人の求人しかありません。

事務職の求人へ応募したら、自分以外に2名の応募者がいるということが想定されます。
パート雇用の数値も含まれているので、正社員限定で考えてみると、もっと厳しい状況でしょう。

そんな中で、「自分が採用されるには?」と考えて、自己PRや志望動機、職歴書の作成を行うと効果的ですね。


反対に、有効求人倍率が高いのが保安や建設の仕事です。
人手不足を補うために、給与を上げたり労働条件を見直したりと、改善している企業も少なくありません。
ハードな印象を持たれやすいこの業界ですが、企業ごとに労働環境は異なるので、業界や職種を幅広く調べてみるのもお勧めです。


この10年でも環境は大きく異なっているように、今後もどのような変化があるかは分かりません。
転職を考えてみた時に、市場がどんな状況なのかを知っておくと参考になりますね。

千葉県の情報は千葉労働局が毎月発表しているので、最新情報はそちらでご確認ください。

2017/12/18作成 2018/10/01更新