これまでにアルバイトでしか働いたことがない場合や、新卒入社した会社を退職してしばらくアルバイトをしていた場合など、「履歴書・職務経歴書でアルバイト経験を書いてもいいのか?」と疑問に思う人は多いかもしれません。

「正社員で働いた経験しか職務経歴書に書いてはいけないのでは?」と思われるかもしれませんが、実はアルバイト経験も応募書類に記載して問題ありません。ここではアルバイト経験を履歴書や職務経歴書でどう書くべきかについて取り上げていきます。

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応募企業に合わせてアルバイト経験をアピールしよう

これまでにアルバイト経験しかなく、正社員で働いたことがない場合、求人に応募する際に「履歴書や職務経歴書に何も書けない」と悩んでしまう人がいます。しかしアルバイト経験も立派な職歴のひとつであり、応募先企業が求める経験にマッチしていれば、採用してもらえる可能性は考えられます。

企業側としても、前職が正社員かアルバイトかに関わらず、求めるスキルを持った優秀な人材であれば積極的に採用したいと考えるはずです。ですので、アルバイト経験しかないからと求人への応募を諦めるのではなく、まず企業が求める人物について把握し、それにマッチするスキルをアピールできるよう工夫していきましょう。

履歴書・職務経歴書の作成に取り掛かる前に、まずはこれまでの経験をリストアップしてみることをおすすめします。その際は、単に「塾講師のアルバイトをしていた」だけではアピールポイントにはならないかもしれません。なのでクラス運営、保護者の応対、後輩への指導といった経験に細分化することで、アピール材料を揃えてみましょう。

アルバイトをしていた理由も伝えると効果的

アルバイト経験しか持たない人の場合、面接で「なぜ正社員経験がないのか」と質問される可能性が出てきます。「やっぱり正社員経験が必須なのか...」と及び腰になってしまうかもしれませんが、その理由をしっかりと説明して納得してもらえれば、何の問題もありません。

たとえば、「学生時代のアルバイトが魅力的で継続していた」「資格取得の勉強を並行してやってきたから」「就活でうまくいかず、スキルアップを図りたかったため」などの理由があげられるでしょう。

その上で、「環境を変えて再チャレンジしたい」「取得した資格を活かして会社に貢献していきたい」「培ったスキルを通じて活躍したい」のように前向きな姿勢をアピールすると効果的です。

退職後のアルバイト経験も記載するのがベター

unsou.jpg スキルアップや資格取得の時間を確保するために、正社員を退職して一時的にアルバイトをしていたという人も多いでしょう。この場合もなるべくアルバイト経験を履歴書・職務経歴書に記載することで、ポジティブな印象を与えることが可能になります。

ただし離職期間が1ヶ月程度と短いのであれば、あえて記載する必要はないでしょう。面接でブランクについて尋ねられた時に、「スキルアップのために短期間のアルバイトをしていました」と告げればOKです。

逆に3ヶ月以上の離職期間がある場合、履歴書や職務経歴書に何も記載せずにいると「この人はブランクが長いな」という印象を与える可能性がありますので、可能な限り記載するようにしましょう。

離職期間にアルバイトをしていた理由も伝えよう

この場合も大切になるのは、正社員を退職して、なぜアルバイトに従事していたのかという理由です。「期間を決めて資格の勉強しながらアルバイトをしていた」など、採用担当者が納得できる理由を説明することができれば、アルバイト経験が不利に働くことはなくなるでしょう。

明確な理由がないよという人も、「転職期間中の生活費を賄うため」と正直に伝えたり、「次の就職先について時間をかけて決めたいと思った」のように伝えたりすれば、採用担当者を納得させることができるはずです。

履歴書・職務経歴書でのアルバイト経験の書き方

続いて、履歴書・職務経歴書でのアルバイト経験の書き方について、具体的に見ていきましょう。特に職務経歴書での書き方に工夫を施すことがポイントになります。

履歴書

アルバイト経験を履歴書に記載する際も、正社員と同じような書き方をすれば問題ありません。「2019年1月 株式会社千葉キャリに入社(アルバイト)」と記載し、アルバイトとして働いていたことがわかるように書きましょう。

正社員として勤務後に退職し、あまりアルバイト経験を強調したくない場合には、「退職後、コンビニエンスストアのアルバイトに従事(3ヶ月)」と、控えめに記載するのでもOKです。

なお、学生時代のアルバイト経験は、一般的に職歴とはみなされないので記載しないほうがベターです。ただし飲食系のアルバイトをしていた人が、飲食系の正社員に応募する場合など、経験をアピールできる時には積極的に記載しておきましょう。

職務経歴書

アルバイト経験を職務経歴書で記載する際には、企業が求めるスキルや経験を前面に押し出してアピールすることが大切になります。応募先企業の仕事内容や職種にまったく関連のない経験ばかりを書いても、採用担当者からいい評価はもらえないでしょう。

たとえば、コミュニケーションスキルや指導力、接客力やPC操作など、アルバイト経験であっても正社員として働くにあたって役立つスキルはたくさんあります。応募する仕事の募集要項をよくチェックして、アピールできそうなスキルがないか探してみることをおすすめします。

「アピールできそうな経験がどうしても見つからない」という場合には、自己PRや志望動機の欄に力を入れるという戦略も考えられます。職歴に関する記述は最小限とし、仕事に対するやる気や意欲に重点を置く方法です。

履歴書とは異なり、職務経歴書には書き方にある程度の自由がありますので、自分の今の状態に合わせて書き方を工夫していきましょう。


まとめ

履歴書・職務経歴書でアルバイト経験を記載する場合、なぜアルバイト経験があるのかについての「理由」をしっかりアピールできるかどうかで、採用担当者の印象が大きく異なってきます。ここで紹介した書き方を参考に、アルバイト経験をアピールポイントに変換して選考に挑んでくださいね。

作成日 2019/06/19

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