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入社後、一度は退職を決意。でも、もう一度頑張ろうと思えたのは社長からの言葉でした

内藤智之さん
(男性 / 39歳)

内藤智之さん お写真
Before
コンビニの店長職
After
設備工事の施工管理

記事の目次

派遣ではなく正社員になりたい。アルバイト経験のあったコンビニの店長職への就職

いままでのキャリアを教えてください。

学校卒業後は派遣スタッフとして2年ほど勤めており、家電量販店で携帯キャリアの案内をしていました。正社員登用があると聞いていたので続けていたのですが、業績不調などから派遣切りなどが始まり…結局正社員になれる話が無くなってしまいました。その時に自分はすでに結婚をしていたので、生活の安定のためにも「正社員で長く働ける仕事をしたい」と思いハローワークに通っていたら、コンビニの店長職を紹介されました。

他にも正社員求人の紹介はあったのですが「とにかく早く勤めたい」という気持ちと、学生時代のコンビニバイトの経験もあり「この仕事だったら仕事内容のイメージもできてるし、すぐに一人前になれる」と思い、悩むことなく決めました。

前職は何年くらい続けられたのですか?

6年です。

結構長く続けられていたのですね。辞めようと思った理由は?

働き方ですかね。アルバイトが出勤できない日は社員が出勤していたので、24時間いつでも勤務できないといけませんでしたし、また、シフトで休みを組んでいても、人数によっては休日出勤もしていました。子どもが大きくなるにつれて、土日に行われる行事が増えてくるじゃないですか。基本的に土日は出勤でしたので、参加したくてもできない状況が続いてしまって。子どもが小さいうちはよかったのですが、保育園に上がったくらいから「もっと自分も育児に参加したい」「子どもとの時間を増やしたい」と思いました。

SV(スーパーバイザー)になってほしいという話も会社からいただいたのですが、その場合は単身赴任の可能性も出てきてしまって。「キャリアアップは嬉しいけど、家族を優先したい自分」にとっては、断るという選択肢でした。

なるほど。

あとは、自爆営業っていう言葉が適切か分からないですが、クリスマスケーキやお歳暮などの季節展開商品の売上が目標に達しないと、自腹で買うこともあって。ボーナスが出ても、それに消えてしまうことがあって、結局自分にとってはなにもプラスが出ない環境だったので「長く続けるのは厳しい」という判断をし、転職をしようと考えました。

転職の軸は「家族との時間を大事にできる会社」。結果、求める条件に加えて、手に職がつく安定した会社への転職ができました

転職活動はどのようにされたんですか?

期間は開けたくなかったので、在職中に転職活動をスタート。まずは大手求人媒体を利用して、求人検索をしていました。

でも、なかなか千葉県内での募集がなくて。また仕事を変えようにも「未経験は30歳まで」というような求人も多くて、当時すでに30歳を超えていたので、本当に希望に合うような会社がなかったんです。それでも、千葉県内(できれば居住地から近い場所)で仕事を見つけたく、インターネットで「千葉 就職」で検索をかけたところ、ちばキャリを見つけたんです。ちばキャリでは「業種・職種問わず」で「土日休み・エリア(家の近く)・転勤なし・未経験歓迎」の4つの条件のみを入力し、検索をしました。本当に待遇重視での検索でしたね。

この4つが叶えばいいなぁと思っていたものの、欲を言うと「手に職が欲しい」という想いもあって。

だって、コンビニの店長って資格なしでできる、言ってしまえばいい意味でも悪い意味でも誰でもできる仕事じゃないですか。誰でもできる仕事よりは「専門的なスキル」だったり「国家資格」が身につけばいいなぁとも思っていたところ、環境テクノスを見つけたんです。

応募当時の印象は?

家から近い!未経験歓迎で手に職!土日休み!全部が揃った!!!っていう印象でした(笑)未経験でも年齢制限がかかっていなかったので「ここしかない」と思って、狙い撃ちで応募しました。

心の中では「専門職だし無資格の自分なんか受かりっこないでしょ」と思っていたのです、面接の連絡が来て、内定をいただき、入社、とんとん拍子で進みましたね。

2年目で一度退職を決意。退職日直前に塚田社長が現場に来てかけてくれた一言。その言葉で「もう一度頑張ってみよう」と踏みとどまれました

入社後の印象はどうでしたか?

自分が応募した時に、営業と施工管理を同時に募集していたんです。面接では「職種あってる?営業職じゃなくていいの?」といったように、未経験からの応募が珍しいこともあって、職種の確認をされたんですよね。でも、自分の気持ち的には前職の経験から「人との関りがある仕事は嫌だなぁ。人と人の間に挟まれて仕事するの嫌だなぁ」って思っていて、人と関りが少なそうな現場系の職種を希望していたんです。正直、その当時は人付き合いに疲れちゃってて(笑)

でも、実際、施工管理の仕事って「人との関りが多い仕事なんだなぁ」と思ったのが、入社後の一番のギャップでした(笑)

なるほど!実際入社して、お仕事の内容をつかんだ感じだったんですね。

ですね。入社してからは覚えることが多かったり、未経験からスタートするハンデは少し感じました。というのも、この業界は高卒・専門卒からずっと同じ仕事についている、いわゆる「ベテランの職人さん」がやっぱり多くて。

自社でも、施工管理をやっている人間は、自分以外は業界・職種のベテランだったので、ついていくことに毎日必死でした。入社して日が経ち1人で現場に合ったタイミングがあって。その時、職人さんに「お前じゃ話になんないから、先輩連れて来いよ」なんて言われたこともあって、さすがに堪えましたね。いま思うと、この道で30年以上やってきている人にとって、自分のような1年目から指示されるのは確かに「うるせえな」って思いますよね(笑)

7年も経つと現場も若い職人や、自分と同世代の方が親方になって指示を出し始めている現場も増えてきているので、当時よりは、全然やりやすい環境になったなって思いますね。また、協力会社はいつも固定の会社に頼んでいるので、仲のいい職人も増えてきて、楽しいなって思える現場が多いですよ。

いまはコロナ禍でなくなっちゃいましたが、大きな現場が終わった時に、元請け・協力会社と一緒に打上げもやっていたんです。そこでコミュニケーションをとって「あの時はああだったよね」「大分仕事分かるようになってきたね」なんて声かけもいただいていたのですあ、できなくなってしまったのは残念ですね。

仕事でのやりがいや、難しいと感じたことはなんですか?

実は、自分は入社して2年目の時に「もう限界だ」と、辞めようと思って退職日まで決定してたんです。なんなら、次の仕事も決まっていました。

そうなんですか?!

1年頑張ってはみたけど「先輩がやっているような仕事が自分にはできない」「本当にスキルが身についているんだろうか」と、不安になってしまったんです。自分の性格のせいでもあるんですが「早く一人前になりたい」という気持ちが昔から強くて。目指したい理想像と、実際の自分のスキルにギャップを感じて「もうダメだ…」という気持ちになってしまったんです。次に選んでいたのもコンビニの店長職への再就職、と、自分が最初からできる仕事(自信をもってできる仕事)を無意識に選んでいました。

30代前半って早い人だと、この業界歴が15年以上の人がざらにいるんですよね。一緒に働いている社内の施工管理も自分と同世代なのに仕事はかなりできる。なのに、自分はまだ一人前になれてないし、なんなら協力会社を含め、自分より年下の子が先輩で頑張っていたり、なんて、ちょっと卑屈になってしまって…

どうやって気持ちを持ち直したんですか?

自分が退職することを知って、塚田社長(当時は営業部長)が、現場まで顔を出しに来てくれたんです。

「部署も違うのになんでいるんだろう?」と思ったんですが、真っすぐ自分のところに来て「会社辞めるんだって?成長を急いでいて、そのギャップや責任感で辞めるのであれば、すぐに一人前になれるなんて思ってないから大丈夫だよ。未経験で入社してくれた2年目の子に、一人前の仕事をしてほしいなんて求めていない。先輩たちもそうだったけど、この業界は5年以上かけてスキルを身につけていく業界だから、ゆっくり時間をかけて育ってくれればいいよ」と、声をかけてくれたんです。

わざわざ現場まで来てくれたこと、他部署で関りの少なかった上司が自分の働きを見てくれていたこと、気にかけてくれていたことも全部嬉しかったですし、「急がずに時間をかけて成長していけばいいんだ」「会社も自分の成長を急いでいないんだ」と分かったことで、肩の荷がフッと降りていって「もう少し頑張ってみようかな」と、モチベーションを回復させることができたんです。

部署内(現場内)でのコミュニケーションが多くなりがちですが、自分のことを見てくれている人が社内にいたことを知れたのも大きかったですね。

塚田社長からの言葉は嬉しいですね。

いまでもその時のことは忘れないですもん。塚田さんが社長に就任してからも、新しい方にはそういった声かけをしていたり「しっかりと社員を見てくれる人がきちんといる」という環境も好きですね。

あと、この時に前職との給与の差で悩んでいるという相談も少しさせてもらったのですが「ちょっと待ってろ。上に相談してみる。」とすぐに動いてくれて。自分的には入社2年目が何言ってるんだと一蹴されると思っていたので、行動に移してくれて、実際に対応をしてくれたのも「この上司についていきたい」と感じた出来事でした。

やりがいについてはどうですか?

やりがいはやっぱり自分の関わった施設が世の中に残って動いているということですね。

2年ほど前に印象的だったことがあって、子どもを車に乗せて運転をしているときに「今度、ここに社会科見学に行くんだ!」って言っていた施設が、驚いたことに自分が電気設備の施工管理をした施設で。「パパ、この施設で仕事したんだよ!電気設備を作ったんだ!」なんて会話からの「パパすげぇ!!!!」なんて言われてしまって(笑)自慢ですし、自信になりますし、あの時辞めずにこの仕事を続けていてよかった…とも思いましたね。

終わりがある仕事なのも、やりがいですね。施設が完成したら終了、というゴールに向かって進めることもできるので、自分が想定していたよりも早くできたときは「進め方や読みが当たった!」と達成感を感じれます。

重視していた働く環境面ではいかがですか?

土日休みはいいですね!当社は業界内では、かなり休日数は多い方と感じます。

いま子どもの入っている野球チームでコーチをやっているのですが、これも土日休みの会社に転職できたから、参加できていることですし!中学校に上がっても、部活動の応援にも行きやすいですので、子どもの成長を楽しめるという点でも、本当に仕事を変えてよかったと感じています。

これからの目標は?

資格取得です。1種電気工事士の資格を取得させてもらったので、次は1級電気施工管理技士の資格取得に向けて、勉強をしているところです。当社は毎月、社員が目標としている資格の問題集を配布してくれるので、勉強の機会を作ってくれるのもいいところと思います!

これから入られてくる方も資格取得は積極的に目指せますし、また、自分と同じように未経験入社であれば、自分が気持ちがわかる分、サポートしていけたらとも思っているので、まずは気軽に会社の門を叩いてほしいです。面接には塚田社長も同席しているので、社長の雰囲気も知れると思いますよ!

本日はありがとうございました。

企業情報

会社名
環境テクノス株式会社
事業内容
電気設備工事・計装設備工事・空調設備工事の設計、施工および管理業務
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