妻にも喜んでもらえた転職■「まずやってみよう」30歳を手前に未経験での挑戦
村井卓也さん
(男性 / 35歳)
- Before
- 成田空港にて航空貨物業務
- After
- 電気工事の設計・施工・施工管理
記事の目次
高校卒業後は、地元エリアの最優良「空港関係の仕事」へ就職
これまでの経歴を教えてください
私の生まれ育った出身エリアは空港の近くなんです。なので、高校を卒業してからは「このエリアの安定就職先=成田空港」へ。とはいっても、空港関係の業務は色々ありますし、各業務を行っている会社もたくさんあるのですのが、その中から高卒採用も行っていた「航空貨物」をメインに扱っている会社へ就職をしました。
働く雰囲気は自分と同じような高卒の子や同世代も多く、とても楽しかったんです。
でも、勤務形態(深夜勤務のあるシフト制)・給与面を考えると「ずっといる会社ではないのかもしれない」という考えもよぎって。将来のことを真剣に考えていたタイミングで結婚をし、また子どもにも恵まれて「この先一家の大黒柱として”家族を養う”こと」を最優先に考えたときに、いよいよ転職をしようと、行動に移すようになりました。
家族のこと考えつつ「未経験から手に職をつけたい」という希望を叶えました
転職活動はどのように進めたのですか?
ネットでの検索を中心に行いました。家族もいたので千葉県内かつ通いやすいエリアというのは必須条件。なので、「千葉県 転職」というキーワードで検索をしたところ、転職サイト「ちばキャリ」を見つけ、利用を開始しました。
必須は千葉県勤務のみですか?
あとは「社会保険がしっかりとある・未経験者歓迎・会社の雰囲気」ですかね。誰にでもできる仕事ではなく、手に職(専門職)に就きたいという気持ちもあったので、仕事もそっち方面を漠然とですが中心に見ていました。
未経験で専門職に飛び込む不安などはありませんでしたか?
自分としては「できる・できないはまず考えずに、飛び込んでやってみよう。やっていれば、きっとできるようになるだろう」という気楽な考えをしていて。やる前から弱音を吐くよりも「まずはやってみる!やってみたい!」という気持ちがありました!
何社くらい応募したのですか?
いま勤めている伊藤電業の他は、空調設備を専門に扱っている会社の合計2社です。両方とも未経験OKで、求人から伝わる雰囲気がとてもよかったのですが、面接から伝わってきた雰囲気が伊藤電業の方が自分にしっくりきて、選ばせていただきました。
当時の面接の雰囲気は覚えていますか?
社長との面接だったのですが「気軽な人だなぁ」という印象でした(笑)話やすかったのもあり、不思議と緊張しなかったのは覚えています。
また、面接時に「電気工事士じゃなくて、ウチは電気工事の施工管理だけどいい?」と聞かれたのも覚えています。当時は正直「電気の仕事をしている会社」ということしか分かっていなかったので、聞かれた内容の違いも分からずに「大丈夫です!」と答えてしまったのですが、わざわざ確認をしてくれる点でも丁寧だなぁ親切だなぁとも思いました。
未経験なもんで、聞いたところで違いは分かりませんでしたしね(笑)
「まずやってみる」スタンスはそのままに3年間の同行期間で地道に成長
入社当時のことって覚えていますか?
もう入社して7年経つからなぁ…(2015年入社)。先輩と一緒に現場に行きながら、色んな経験をしたよなぁくらいの記憶です(笑)
ですよね(笑)ちなみに同行期間はどのくらいあったのですか?
3年くらいは同行期間があったと思います。その期間で電気工事・空調工事を中心に色んな現場や業務内容、職人さんとの付き合い方を覚えていって、徐々にできそうな案件から独立ちしていきました。
いまでは1人での案件も多く任させているのですが、直近で行っている案件はちょっと特殊な案件なので何人かで一緒に行っていますね。
どんな案件なのですか?
埼玉県にある商業施設の照明をLEDに変える工事なのですが、規模も当社の中では稀にみる大きな案件なので何人かでやっているという感じですね。普段は県内案件が多いのに、珍しく県外+大規模案件なので自分でもビックリしています(笑)
※写真(左)は照明器具を変えている様子。写真(右)は工事の進捗確認のために使用している看板とカメラ。
いままでで印象に残っている案件などありますか?
入社2~3年目で携わった案件なのですが、成田空港の立体駐車場の新設工事(平面の駐車場を取り壊し→同じ場所に立体駐車場の建設)ですかね。自分にとっては、初めての新設工事だったんです。これはまったく関係ないですが、現場は古巣で。
改修工事は現状あるモノの交換なので「慣れてきて意外とできそうかな」と思っていたときの新築工事案件。新築はとにかく全部揃えなきゃなので必要な材料がまぁ多くて。毎日がてんやわんや。先輩に助けてもらいながらだったのにもかかわらず、とにかく大変、毎日必死にくらいついた案件でしたね。
でも、その分やりがいも本当に大きくて。
何もなかった場所に1つの大きな建物が完成して、そして照明がつく瞬間には「苦労した甲斐があった。自分がこれをやったんだ」と感動しちゃって。あまり多くはないですが、新築工事は自分にとって特別な現場になることは多いですね。
未経験スタートで大変だったことは?
最初はとにかく「電気関係の知識」を身につけるのが大変でした。また、知識が不十分ななかでのお客様との打ち合わせや調整、職人さんへの指示出しなども苦労したのを覚えています。仕事の領域が増えてきたいまは、自分なりに時間を作ってうまく仕事を回していくのに苦労しています。
入社前は電気工事といえば照明をつけたりコンセントをつけたりぐらいと思ってたのですが、実際は「照明の種類・ボルト数の違い・制御するもの(AIセンサーのような自動制御機能付きの空調設備)など」ほんとに考えることが多くあるので、いまも新製品が入ると都度勉強しますが、当時は全くのゼロの状態から全部覚えなきゃだったので、本当に大変でしたね(笑)
知識自体はこなしていくうちにある程度身に付くものはあったのですが、1つできるようになると仕事の幅も増えていき、5年目くらいからは自分で図面を起こすようになっていたので(設計業務)、楽しさや充実感を感じつつ、現場はこうやって作られていくのかという難しさを感じつつ…です。
これからの目標は?
大きな現場をこなして自分自身のスキルを上げていきたいです。大きな現場を先輩のアシスタントではなく、自分メインで任せてもらえるようになりたいですね。
また、まだ取得していない資格の取得を目指したいと思っています。電気工事士はこの7年で1種・2種ともに取得させていただいたので、いま目指しているのは「電気工事管理技士」です。
社長を筆頭にかなりフランク。寡黙なスポーツ好きの多い社内
会社の雰囲気はどうですか?
社長がフランクな方なので、社員もそういった方は多いですよ。作業中は黙々とやりつつも休憩中はそれぞれの家族の話をしたり、くだけた内容の話をすることも好きだし、あと、スポーツ好きの方は多いですね。特に野球。自分はサッカー部出身なので少数派なのですが、WBCやW杯があると結構その話は社内で出ますね。個人的にはもっと社内にサッカー人口が増えてほしいです(笑)
働き方については?
残業は現場次第なところはありますがそんなに遅くならずに19時過ぎには家についてますし、基本は土日祝日休みなのもいいですね。仮に土日に入っても平日に代休はしっかりとれますので負担はないですね。
子どもたちは小学生になったのですが家族サービスの時間も確保できていますし、やっぱり出勤日や勤務時間が安定したので、妻にも負担をかけすぎずに仕事ができるようになりましたね。
楽しく仕事ができる会社と思うので、このまま怠ることなくスキルアップしていきたいです!
本日はありがとうございました。
面接担当者の声
伊藤社長
「技術を身につけたい。手に職をつけたい」って面接の時から言ってくれてて。
それならウチの会社はピッタリと思うよ、と採用をしました。
入社して7年くらい経つけど、彼は凄く真面目なので真意に仕事をやってくれて、本当に上達したと感じます。いまでは1人で現場をこなすことも増えてきましたし。
私の希望としては、これからは会社を引っ張る立場になってほしいと期待しています。
これから後輩も入ってくるかもしれないですしね。
企業情報
- 会社名
- 伊藤電業株式会社
- 事業内容
- 電気設備工事の設計・施工、冷暖房設備工事の設計、施工
- 求人情報
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