
最低賃金、国の目安超え27県(日経新聞)
出典:最低賃金引き上げ「隣の県より高く」競う(日経新聞・2024年8月30日)
8月30日の日経新聞の記事「最低賃金引き上げ「隣の県より高く」競う」によると、
2024年度の最低賃金に関して、国が示した引き上げ額の「目安」を上回ったのは27県で、目安超えの金額は平均で5.4円と02年度以降の現行制度下で最大となった
とのことです。
他県より1円でも高くして、物価高に対応し、人材獲得でも優位になるようにしたいとの思いが感じられますね。
千葉県の最低賃金は、昨年度から50円アップの1,076円(東京都は1,163円)となっていますので、固定残業代などを含んでいる企業様は、要チェックですね。
記事にも
「最低賃金はもはや意味がない。東京の賃金の動きを見て、人手の確保に走らなければならない」
とあるように、すでに市場の時給水準は最低賃金を上回って推移していますので、最低賃金の引上げに振り回されているようでは、採用活動は難航してしまいそうですね。