株式会社光洋
いま、60歳。まだまだ続けていきたい。

いま、60歳。まだまだ続けていきたい。

O.H(60)
現職:信号機設置の施工管理

資格の取得がきっかけで、この仕事に出会った。

―現在のお仕事はどのようなものでしょうか?

道路に信号機を設置する工事の施工管理を主にやっています。


―元々、施工管理をされていらしたのですか?

いえ、以前は光洋のグループ会社で電気工事士として仕事をしていました。その頃は、管理の仕事ではなくて、自分で手を動かして作業をする仕事です。


―どのような経緯で、そちらの会社に入られたのでしょうか。

もうずいぶん昔の話ですが…元々は食品関連の会社にいたんです。学校給食などの配送をする会社だったのですが、その頃、色々と資格を取っていまして。


―どのような資格ですか?

初めの頃は様々な運転免許を取得していました。大型免許とか、色々取りました。その流れで、以前から興味があった電気工事士の資格を取ったんです。それで、せっかくだからこの資格を活かして働きたいなと思って、電気の配線やケーブルなんかを住宅に引き込む仕事をしている会社に転職したんです。


―転職して、いかがでしたか?

食品会社では冷凍庫に入ることが多かったから、寒くて。しょっちゅう風邪をひいていたのが、転職してからはめっきり風邪をひかなくなって。よかったなと思いました(笑)

それに、配線といっても色々あって、インターネットを入れるための配線とか、テレビを映すための配線とか、色んな仕事があるのが面白くて。やっぱり転職してよかったと思います。


―お仕事、気に入っていたんですね。その後、現在の会社へ?

そうです。その電気の配線をやっていた会社が今の会社「光洋」のグループ会社だった関係で、こちらへ転籍してきたんです。


―そういうことなんですね。転籍されて、いかがでしたか?

光洋に来てからも、まずは配線に関わる仕事をしていました。元々やっていた仕事なので、違和感なくすぐに馴染めました。会社の人たちも良い人たちですしね。そうして馴染んでいく中で、段々と光洋のメインの事業である信号機の設置とか、入れ替えとか、信号機の球(電球)の交換なんかの仕事に関わっていくようになりました。この頃から、仕事の内容は変わっていったと思います。


―どのように変わっていったのでしょうか?

信号機の工事に携わるようになってからは、基本的に施工管理として仕事するようになったんです。自分で手を動かすのでなく、現場の工程や安全の管理を行うようになりました。これは、以前の仕事とは大きく変わったところです。


―変化に戸惑ったりすることはなかったのでしょうか?

どうでしょうねえ。あまり深く考えたことはないですが、ただ、電気施工管理士の資格を持っていないと請けられない仕事もありますし。自分で手を動かす仕事も、施工管理の仕事も、どちらも大事だと思っています。


―電気施工管理士の資格をお持ちなんですか?

はい。光洋に移ってきてから取りました。初めに2級を取って、その後1級も取りました。


―すごいですね。それは会社の支援で取得できるのでしょか?

もちろん、費用は会社が全額出してくれます。


―嬉しいですね。でも、実際資格を取得していただくことで、きっと会社はすごく助かりますよね。

やはり、1級を持っていないと請けられない仕事もありますので。自分で手を動かすわけじゃないけど、それとは違う形で役に立てていたら嬉しいなと思います。

資格を取って、できることが増えて。結果的に収入も増える。

―仕事の面白いところや、やりがいは、どんなところでしょうか?

信号機を扱う中で、ふだん人が触れないようなところを触れるのは、やっぱり面白いですね。信号機って、様々な仕組みがあるんです。横断歩道を渡っている人をセンサーで判別したり、横断歩道をゆっくり渡るために青信号の時間を長くできるようにしたり。安全に人が通れるように様々な工夫がされています。そういう仕組みを知ることができるのは、良いなと思いますね。


―やはり、何よりも重要なのは「安全」でしょうか。

そうです。信号機で間違った色が点灯するようなことは絶対にあってはならないので、確認を繰り返しながら慎重に工事を行います。


―大変だった工事はありますか?

信号機を建てるための穴を掘ろうとしたら岩盤で、びくともしなかったときは困りました。信号機を設置する際は地面に穴を掘るのですが、これ、基本的に重機で掘ってはいけないんです。


―手で掘るってことですか?

そうです。信号機の配線を傷つけるようなことがないように、表面のアスファルトを機械で砕いたあとは手で掘ります。


―どれくらい掘るんですか?

1.6mです。そこに70cm×70cm×60cmのセメントを埋め込んで信号機を固定します。通常は問題なくできることなんですが、岩盤となると…。


―大変ですよね。どうされるんですか?

信号機の設置は、基本的に県からの依頼で行います。で、諸々の調整は千葉県警と行うので、掘れる場所が他にないか、代わりの場所を探して、それを県警に提案します。このときも代わりの場所を探したのですが、そこには別の配線があって。結局、岩盤を掘るしかないとわかり、掘りました。


―手で、ですか?

そうです。文字通り、みんなで力を合わせて掘りました。


―御社のチームワークの良さが伝わってきます。でも、大変でしたよね…

あんなことは後にも先にもあのとき一回だけです。もう、岩は掘りたくないですね(笑)


―ほんとですね…でも、助け合いがある社風なんですね。

そうですね。大変だったけど、みんなで力を合わせたら、できました。


―若い方と関わることも多いと思うのですが、どんな姿勢でお仕事を一緒にされているのでしょうか?

こうしたほうがいいかもなと思っても、言いすぎないようにしています。やっぱり、あるていど仕事の経験を積んだら、そこからは自分で気づいたほうが力になると思うんです。だから「ここ、どうかな」って指摘はするけど、それ以上のことは言い過ぎないように気をつけています。


―簡単なことのようにおっしゃっていますが、難しいことですよね。資格取得のアドバイスなんかもされるのでしょうか。

資格を取るには経験年数が必要なので、まずはその経験を積めるようにと思っています。私はこの会社に来てから沢山の資格を取らせてもらって、できることが増えたし、収入もすごく増えました。みんなにもそうなってもらいたいので、働きやすい環境であることがありがたいなと思います。

この会社に来て、人生が広がっていったような気がする。

―どんなところが働きやすいと思われますか?

まず、人数が十分にいるので「現場がまわらない」みたいなことにならず、適切なペースで仕事ができます。あと、繁忙期と閑散期がはっきりしてるので「ここをがんばりきろう」と思えるんです。閑散期は残業もまずないですし、かなり早く帰れます。それに、有休がとても取りやすい会社なので、プライベートはかなり充実させることができます。


―それは嬉しいですね。有休はどんなことに使われるのですか?

旅行が多いですね。


―いいですね。どんなところへ行くんですか。

先日は韓国へ行きましたが、アメリカとかヨーロッパとか。妻と一緒に色々行っています。


―すごく良いですね。行先はご夫婦で決めるんですか?

大体は、妻が行きたいところに行きます。


―なんだか、すごく良いですね。この会社に入って、どうですか?

良かった、と思います。光洋は、信号機という社会に絶対に必要なものを扱っているので安定感があるし、一方でLEDへの入れ替えなど新しい仕事もどんどん入ってきます。安心して働ける会社です。

前の仕事は休みが中々とれなかったので…思えば、転職してきて色んなことが変わったと思います。初めは「電気の工事をしてみたい」くらいの気持ちだったのが、施工管理をするようになって、沢山の資格も取らせてもらって、収入が増えていって、閑散期にはまとまった休みもとれて、行きたいところに行けるようになって。人生が、広がっていったような感覚はあります。


―次は、どちらへ行きたいとかお話しはされているんですか?

ニュージーランドなんか良いなあなんて話したりはします。


―良いですね…!仕事も、まだまだ続けていかれるんですね。

こないだ、還暦のお祝いを会社でしてもらって。その時にも話したんですけど、いさせてもらえるなら、まだまだいさせてもらいたいなと思っています。「電気工事をしてみたいな」くらいで始めて、もう何年いるかもわからなくなってしまいましたけど、まだまだ続けていきたいんです。


―温かい社風ですね。会社のみなさんはどうおっしゃっていましたか?

ずっといてくださいって言ってもらいました。ほんとに、ありがたいことです。この仕事を、続けさせてもらいたいと思います。

企業担当者の声

Oさんは今年、60歳になりました。長く一緒にいて、いつもいてくれるのが自然なので、普段は意識することがなかったりしますが、改めて思い返してみると、沢山の資格を取得して活躍され続けていて、本当に尊敬できる方だと思います。先日、Oさんの還暦のお祝いを会社で行ったのですが、その時に「まだ仕事を続けていきたい」と言ってもらえて…嬉しかったです。これからも一緒に、良い仕事をしていきたいなと思います。

東関東営業所 所長

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