株式会社光洋
半年で見えた景色は、ワクワクできる未来

半年で見えた景色は、ワクワクできる未来

A.Y(36歳)
2023年入社
前職:不動産の賃貸管理
現職:電気工事士

信号機の設置?同業他社はしてない仕事に興味があった

ーいままではどのような経験をしていたのですか?

光洋への転職直前は、不動産の賃貸管理。入居者さんからの問い合わせに対して専門業者への修理手配や立ち合い、ちょっと自分でできそうな軽微な修理などをしていました。その前は、保険の営業を。

ー保険と不動産!

いまの仕事からは、まったくの別業界ですよね(笑)
でも、この2つの経験があったから、黙々と根気よく仕事に向き合う姿勢や、努力し続けた結果は必ず自分に返ってくるという考え方が身についていったと感じています。
打席に立ってバットを振ることで、ヒットの機会がうまれる。1つやってダメだったら、別のアプローチも考えていこうという「自分の根幹」は、いままでの経験からきていると感じます。

ーなぜ、今回の転職をしようと?

前職で業者さんとの関わりを持つなかで「直すこと・いじること」が面白そうだなと感じたんです。デスクワークではなく「自分の手を動かして行う、技術仕事をしてみたい」と。だから、まずは独学で電気工事士の資格を取ってみました

ー独学で資格?!

漠然とやりたいと思うだけではなく、実際にいまできることやってみようかなって。仕事をしながらでしたので、1年くらい勉強して、2023年の夏ごろに合格しました。

ーすごい!

でも、当時すでに35歳。未経験で新しいことをはじめるにも「年齢の壁」があるとも感じていて。少しでも早く行動をしなければと焦りもあり「電気工事士・未経験OK・年齢不問」をインターネットで検索。気になった会社をいくつかピックアップと比較をして、まずは自宅から一番近い会社を受けてみようとすぐに行動しました。

ーそれが光洋?

そうです。

ー千葉市エリアには、他にも求人があったと思うのですが、応募の決め手はこれだけ?

いいえ。仕事内容である「信号機の設置工事」。他社と仕事内容が全く異なっており、面白そうだなって直感的に感じました。また、公共工事だという安定さを感じたことも決め手でした。

実際の面接でも「車が空を飛ばない限り、ウチの仕事は絶対になくならないよ」という話をされて、面白い伝え方だけど妙な納得感や、だからこそ時間をかけてコツコツ経験を積んでいける仕事であることが確信に変わり、入社の意志を伝えさせていただきました。

知識が増える、質問が上手くなる、そして技術に繋がる

ー実際にやってみてどうですか?

入社前に資格は取っていましたが、現場のことは全く未知数だったので…。現場について知ること、現場で実務的な動きができるようになるために、また別の資格・特別講習を取得するところからのスタートでした。

ー現場で動けるようになるための資格?

僕自身はまだ地上での作業(資材の運搬や、地上でできる信号機の組み立て作業・安全確認など、初期の立ち回りなど)をメインで行っていますが、信号機の設置は柱に登っての作業もあるので、「高所作業」「フルハーネス」「小型移動式クレーン」「玉掛け」などです。
これらの資格取得後は「やってみるか?」と、上に登っての作業を行う際にも声をかけていただくことも増えてきました。

ー地上でできる信号機の組み立てとは?

信号機って、現場で組み立てているんです。
灯器 (赤青黄色のパーツ)と、アーム(柱)はバラバラで納品されるんですよ。

まずは地上で組み立てて1つにし、クレーン車で地上にあげて設置(+電柱へと配線を繋ぐ)をしていくんです。クレーンで持ち上げた後も、地上から固定する角度を見たり、結構色んな作業があるんです。

ー知らなかった!
ー入社してどういったことができるようになってきましたか?

組み立て作業のほかには、全体の流れが掴め行動の先読みができるようになってきました。入社後すぐは、言われたから、ただモノを運ぶ・ただ安全コーンを置くだけでしたが、例えばいまは、「次はアレやるのかな?○○を用意していこうかな」などです。

また、流れが分かったことで「ここの設置は結構進んでいるから、向こうの作業を手伝ってこようかな」「ここは資材が通る場所だから、安全コーンは少し離れた場所に置いた方が歩行者さんは安全に通れるかな」自分ができることをフルで活かせ、それが現場全体の効率UPに繋がるように、ゴール(行動した後の結果)を考えて動けるようになってきたり、「こうしようと思いますが、どうですか?」と、先輩たちに質問する内容・方向性が自分の知識が増えたからこそ、定まってきました。

入社当初は分からないからなんとなく聞いて、自分でも分かってないから返ってきた答えは知りたかったことじゃない、ということが何回もあって。いまは「どう聞いた方かいいか」質問する方向性も見えてきたと自分では感じています。

ー変化を起こすために意識されたことなどあるんですか?

どの作業に対しても「自分がこう動いたら、全体の動きはどうなるだろう」と、イメージを膨らますようにしています。

インプットすること・イメージをすることで、自分で行動を考えるようになる。あとは、それをアウトプット、そしてレスポンスをいただく。先輩たちはいつも聞きやすい環境をつくってくれるので、あとは自分自身が飛び込んでいけるかだと感じています。

ゴールは一緒、違っててもいい

ー他になにかありますか?

信号機から配線が伸びているのって知ってますか?柱があって、柱のなかに電線が伸びてきていて、信号機に電気を流すために繋げるためのもの。
その配線が、金属(柱)に接触しないように「碍子(がいし)」というもので巻いて固定をするんです。

ーんー..?絵に描いてもらってもいいですか?(笑)

下手だけど…大丈夫かな(笑)(絵に描いて)これです!あと、この画像も分かりやすいかもです!

ーありがとうございます!

このようにちょろっと露出しているんですよね。
※画像参照

この作業は下にいても、上に登っていてもできる作業なので、割と初期の段階から「やってみるか?」と任せてもらっていて…
でも、最初の巻き方は酷いものでしたね。

ー上手くできない?

できなかったです。簡単そうに見えて、難しかったです。
でも、何度も任せてもらい繰り返しやっていくなかで、目に見えてキレイに巻けるようになってきました。

ー練習しました?

事務所の1階に作業場があるのでそこで練習もしましたし、先輩にコツも聞いたりしました。

でも、先輩たちは「俺はこうやっているけど、いままでとどっちがやりやすかったかな?これがAにとってやりやすいか分からないから、やり方の1つとして覚えておきな」「最終的なゴールは一緒だけど、それまでには違いがあってもいいよ」と。自分自身で考えて行動できるようにサポートをしてくれて。それが、先ほどのお話しした「インプット・イメージ・アウトプット」の習慣の癖付けにもなっています。

そして『基礎はもちろん教える。そこからは、上手くなるために、俺らをどんどん利用して』とも。
もちろん外したらいけないポイントは教えてくれるので、もっとも効率がいい自分のやり方を、間違えがないように考えていくことができています!

ーなるほど

そうすると、こだわりができてきて。

ーこだわり?

「問題なく巻く」ことができるようになってきたから、いまのこだわりは「早くキレイに巻く」ことです。
とんでもない速さでキレイに早く巻く先輩たちがいるので、追いつけ・追い越せです。

もっと現場が楽しくなる方法が分かってきた

ーこれからの目標はありますか?

目下の目標は、碍子を早くキレイに巻くこと。あとは、クレーン車に乗って上での作業も増えましたが、それでも一番高い場所での作業はまだできないので、新しいことにチャレンジするときのために、先輩の作業をきちんと見て「こんな手順で行うんだ」とイメージを膨らましていくこと。いつか自分に任されたときのための、準備は怠らないようにしています。

同じ作業でも現場ごとに手順が異なる場合もあり、その度に考え行動できる。考えて行動することで、現場がどんどん楽しくなる感覚も分かってきたので、引き続き行っていきたいですね。

また、配線を繋げた後に「制御機(時間帯や交通状況に応じた交通整理を行うためコントロールする機械)」の設置を行うのですが、これはまだまだ自分にはできない作業。いつか任されるようになるために、もっと高度な資格を身につけ、そして自分自身でも技術をもっと磨いていきたいと思っています。1つ1つ単純な作業だけど、その1つ1つがとことん突き詰めて極めていける奥深さがあります。

あとは…

ーあとは?

夏を安全に越すこと(笑)
というのも、前職では事務仕事中心。冬に入社して技術よりも壁に感じたのが、寒さだったんです。技術については、最初は不安だったけど、思っていたより心配がなくて。

だからこそ、先輩たちからは冬の時期から「夏に気をつけろ」と言ってくるので、いろいろ察しています(笑)でも、いざキツイと感じたときに、キツイと言いやすい雰囲気を作ってくれている先輩たちの優しさを感じているので、この優しさにも乗っかっていきたいです!

ー頑張ってください!!!

企業担当者の声

第一印象は、しっかりとした方。前職で顧客対応も業者対応もされていた方なので、受け答えが丁寧で、考えながら行動ができる方と感じました。
最近は、ずっと私と一緒に現場を回っているのですが、1つのことにとらわれず柔軟に色んな技術・動きを吸収をしている様子が見られます。いまよりももっともっと上手くなっていける印象があり、これからが楽しみですね。

東関東営業所 所長

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