有限会社京葉工業
「なんで?」を知る、面白さ。

「なんで?」を知る、面白さ。

U・Tさん(24)
2024年入社
前職:空調設備のメンテナンス・施工管理
現職:電気工事

頭よりも、体を動かしたい。

ー2024年2月入社とのことですが、それまでは別のお仕事を?

前職は空調設備のメンテナンス兼施工管理の仕事をしていました。

ー空調設備は、現在の電気工事とも近いのでしょうか?

そうですね。空調設備は電気で動くので、電気工事は近いところにありました。
ただ、電気って目に見えないし、知識も全然なくて、取り扱うのが怖かったんです。

当時、仕事の割合的には施工管理の方が多くて、「もっと自分で手を動かして工事をしてみたい」という気持ちがあったのと、純粋に電気について知りたいと思って、電気工事士を目指すことにしました。

ー元々、建築関係には興味があったのですか?

父が大工ということもあり、建築関係の仕事は身近にありました。

高校卒業後、専門学校に通って建築設計を学びましたが、自分は設計のようなデスクワークよりも、体を動かして、何かをつくっている方が合っていると思いました。

大工になる選択肢もありましたが、工事の場所を選ばない空調や電気に興味を持ち、新卒で前職の空調設備の会社に入ったんです。

ー体を動かすことが好きなんですね。

学生時代は運動部だったこともあり、体を動かすのは好きです。
あと、正直に言うと、勉強は大のニガテで…頭よりも、体を動かす方がいい!と思って…(笑)

ー建築の専門学校で、けっこう勉強されたんじゃないですか?

自分の場合は、4年間の大学に行くとサボってしまう気がして…
専門学校は2年間で卒業するので、あえて忙しい方に身を置いたんです。

ー立派だと思いますよ!

あと、自分は工具を使って何かをつくったり、メンテナンスするのが好きなんです。
車いじりが趣味ということもあり、体や手を動かして、何か作業をしていたい性分なんだと思います。

作業はできても、「なんで?」はわからない。

ー数ある電気工事の会社のなかで、京葉工業様を選んだ理由は?

家から通いやすかったことが1つ。
もう1つは、HPを見たときに、色々な種類の電気工事をやっているなと思ったからです。

ーたしかに、住宅・公共施設・鉄道・電気自動車関係など本当に幅広いですよね。

自分が入社してからは、省庁管轄の宿舎の家庭用配線工事が多いのですが、ときどき、線路での列車接近警報・停止装置の設置などニッチな仕事もあります。

ー割合的には、住宅での工事が多いんですね。

会社としては色々な対応ができますが、現在多いのは、家庭用の住宅機器を設置したり、コンセントやスイッチ、電気容量の増設などの改修にかかわる工事です。

鉄道関係の工事は、線路で工事をする作業員さんに危険を知らせる装置の設置でこれもなかなかニッチですし、電気自動車用給電装置の設置も、現在はまだそこまで電気自動車が普及していないということもあり、案件としては少なめです。

これから、増えてくる可能性もありますけどね。

ー現場にはチームで行くのですか?

2人1組のペア制が基本。1人で行くことはなく、大きい現場のときは、4人で行ったりもします。
ベテランの先輩が付いていてくれて、教えてもらいながら仕事を覚えています。

ー実際に電気工事をやってみて、どうでした?

前職の空調設備の仕事でも電気が関わっていたので、作業自体は指示をもらえれば、案外できてしまうんです。

たとえば、黒と白の配線があれば、黒には黒い配線、白には白い配線を繋ぐ、と初心者でも直感的にわかります。
でも、「なんで、黒には黒の配線を繋ぐのか」という「なんで?」の部分は、電気工事について深く知っていないとわかりません。

作業ができるのは電気工事のほんの一部で、自分はまだまだわからないことが多すぎる…とやってみて感じました。

ーなるほど…!それは、奥深い。

一方で、一緒に働く先輩は、「この工事をするには、ケーブルはこれが必要。工具はこれが必要。…」ということがわかるんです。工事について相当理解していないと、できないことだと思います。

もうすぐ入社して1年(※取材当時)ですが、自分はまだまだ、学ぶことが沢山あるなと日々感じています。

ー資格取得もしているのですか?

まずは「第二種電気工事士」の取得を目指しています。学生の頃に取っておけばよかったな~なんて思います(笑)

技術が身に付くたびに、自信も増える。

ーどんなときにやりがいを感じますか?

それはやっぱり、自分の技術が向上しているとわかるときです。

ーそれはどんな時?

「これをこうすると、どうしてこうなるのか」という、電気工事の仕組みを理解できたときや、作業が早くできるようになったと感じたとき、ですね。

色んな現場があって、色んな工事があって、1つ1つの仕事で新しい発見がたくさんある分、自分の成長は目に見えて感じやすいと思います。

ー住宅での工事では、住人の方との関わりも?

ありますね。手土産付きで感謝していただけたり、お子さんが「大好き!ありがとう!」なんて元気に言ってくれることもあって、癒されることも。

スイッチを押して電気が付いたり、設置したインターホンが無事に作動するなど、無事に工事ができたことがわかると、嬉しさ以上に「よかったー」とホッとします。

ープライベートでも、電気工事の技術って活かせそうですよね。

たしかに、それもモチベーションの1つです。

この前、親戚に「エアコンを設置したいのだけど、ちょっと見てほしい」と言われて対応したり、最近お店を始めた友人にコンセントやスイッチのことを聞かれて、アドバイスをしたりもしました。

ー着々と成長していますね。

そうですが、まだまだです。資格取得して、もっと技術を身につけて、色々なことに対応できるようになりたいと思っています。

ー仕事は、じっくり教えてもらっていますか?

はい。ペアの先輩はベテランで、面倒見が良くて、優しいです。時には、厳しさもある方ですが、しっかり教えてくれます。

先輩が簡単そうにやることも、自分はやってみると全然上手くできなかったり、それこそ先輩は工具や配線の種類なども熟知をしていて、自分がそのレベルになるには、まだまだ時間がかかりそうだけど、日々たくさんのことを学ばせてもらっています。

ーこの仕事、どんな方にお勧めですか?

手に職つけたいとか、自分のなかでなりたい姿や目標がある人には、とても良い環境だと感じます。

色々な工事を経験できるし、専門資格もある仕事だし、電気はこの先もなくならない。技術が身に付けば身に付くほど、自分の選択肢も増えるし、自信も持てる仕事だと思いますよ。

企業担当者の声

元々空調設備工事に携わっていて、電気工事に興味を持って入社してくれたUさん。仕事に意欲的で吸収も早く、入社1年未満の現在も、すでに当社では大切な人材となっています。焦らずに、そしてじっくりと今後も技術を身につけて、今後のさらなる飛躍にも期待しています。(代表・小山より)

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