株式会社アコー
決して無理することなく、育児と仕事の両立。そして、自分のための時間も…

決して無理することなく、育児と仕事の両立。そして、自分のための時間も…

S.Sさん(45)
2019年入社
前職:WEBサイトの編集
現職:営業アシスタント

育児との両立に悩み、試行錯誤の日々

―まず前職から聞いてもいいですか?

前職では、WEBサイトの編集に携わっていました。

大好きで、やりがいのある仕事でした。
でも、業界的にとても忙しく、働きながら子育てと両立させることが私にはとても大変でした。

―そうだったんですね…

産休・育休も取得させていただいたのですが、保育園に入りやすいタイミングで1人目は1年、2人目のときは3ヶ月で保育園に預け、復職をしていました。

でも、当時は都内勤務。保育園からの電話で急いで帰宅したり、発熱で急に休むことが多々ありました。こんな日々が続いてしまい、仕事は満足にできない、仲間には迷惑が掛かる、そして、苦しんでいる子どものお迎えもすぐに行ってあげられない。色んな罪悪感から、泣きながら電車に乗ることもありました。

―つらかったですね。そこから、御社と出会ったきっかけは?

浦安市の地域新聞(フリーペーパー)が自宅のポストに入っていて知ったんです。

「未経験歓迎」「お子さんがいても大丈夫」「正社員採用」
自転車でも通える距離の会社で、私には事務職経験がある。ピンときて、応募をしました。

※写真は当時Sさんが同社に応募したきっかけとなった記事。「お守りなんです」と、いまでも大切にとっているそうです※

「子どもが小さい?気にしないでいいよ!」この言葉が嬉しかった

―面接時の印象はどうでしたか?

すごくアットホームで、温かさを感じられる時間でした。

同時期に何社か応募した会社もあったのですが、勤務時間などの条件が合わず不採用の連続。アコーにも不安な気持ちで伺ったのですが、面接担当の方から「お子さんがいても大丈夫ですよ。ウチには子育て中のスタッフはいるし、もちろん活躍もしているよ!」と。「気にしないでいいよ!」と、前向きな言葉をいただけてとても嬉しかったんです。

当社で以前より活躍されている女性の先輩方の功績だと感じました。そしてここでなら、私が叶えたかった「育児と家庭をどちらも大切にできる」と強く感じたんです。

私を含め、自転車で通勤している(自宅が近い)社員がとっても多いんです。
それもあってか「中抜けして学校行事への参加もOK」や、コロナ時期には、お子さんの預け場所がないときは会社に連れてきてもいいよ、という雰囲気もあったそうです。

ドキドキしながら製図、でも、もっと覚えたい!

―御社は仕事の幅が広そうですが、仕事をしてみてどうでしたか?

とにかく「CAD操作が私にできるのか…」と、不安でした。
入社後3週間ほど先輩に受発注の処理や書類作成といった事務業務、図面の見方やCADの操作を1つ1つとても丁寧に教えていただきながら、その後もOJTでさらにCADの使い方を覚えていきました。

仕事を通して気づいたのは、入力業務だけでなくCADなど業務に変化がある方が、自分に向いているということ。勉強をしてできることが増えると、もっと仕事が楽しくなるんだろうなと思いながら製図にチャレンジしていきました。

―製図と事務業務の割合は、やっぱり製図の方が多いのですか?

年によって波はありますが、今期は半々くらいでした。
装置の設計業務は一緒に組んでいる営業技術さんがやっているので、私は営業技術さんが描いた外形図をもとに製作図を描いたり、簡略化された見積用の図面を描いているだけなんですけどね。装置完成に必要な情報を漏らさないように注意しています。また、過去の資料を参考にしながら作業を進めています。

―イメージがしきれなく…。製作図(製図)について教えてもらってもいいですか?

製作図とは、完成品の部品ごとの図面を作成する仕事です。
例えば、ボールペンなら分解すると「キャップ」「本体」「インクの芯」「バネ」などバラバラになりますよね。完成品を外形図とした場合、それぞれのパーツについて詳細を描いた図面が製作図です。

―なるほど

営業技術さんが描いた外形図と私たちが作成した製作図をみて、工場の製缶スタッフがまずパーツを造る。次に組立スタッフが同じ図面や必要書類などをみて1つの装置として組み立てていき、製品としてできあがっていくという流れです。

―責任重大ですね

自分の製図がベースとなり、工場で製品が造られると思うと責任を感じます。

作成中に悩んだときには、営業技術さんや同じく営業アシスタントの先輩、製造図面担当部署の方々に相談できること、完成後には営業技術さんのダブルチェックや、製造図面担当部署でのチェック作業もあるので安心して取り組める環境です。営業技術さんが製品納期についてもしっかりと段取り・管理をしてくださっているので、じっくり図面に向き合えるのも安心感に繋がっています。

多くのことで達成感が得られる

―すごくやりがいがありそうですね

カタチは変わりましたが、いまでも、ものづくりに携われていることに達成感があります。
また「先月は1時間悩んだのに、今日は10分でできた!」など、日々の作業時間の短縮でも、自分の技術が上がっていっていることを感じています。

まだまだ1人前にはなれていないので、これからも勉強をし続けていきたいです。
不安だったCAD(製作図)が、いまは、ものづくりに携われる喜びになっています。

―営業技術さんとはどんなコミュニケーションを取っていますか?

私のチームは営業技術2名・アシスタント1名でのチーム体制で仕事を行っているのですが、それぞれチームを組んでいる者同士で、仕事の進め方のスタイルは違っているのかなという印象です。現在はチームで隣り合って座っているので、ちょっとした質問などの何気ないコミュニケーションもしやすい環境ではあります。

私のいるチームはお互いにたくさん会話をするタイプではないのですが、依頼や共有などは文字としてログを残しておきたいなどの仕事のスタンスなどが似ており、仕事はとてもやりやすいと感じています。私の場合、入社時から同じ方と仕事をしているので、いまは「阿吽の呼吸」です。余談なのですが、子どもから聞いたMBTI診断をお互いで試したところ、似たようなタイプでした(笑)

―それもきっと相性の良さですね!(笑)

時間と心に余裕ができ、想像以上にいい働き方が叶っている

―両立は叶いましたか?

はい!
やりがいを感じながらも、無理のない範囲で仕事ができており、家庭を犠牲にしない働き方が叶っています。通勤時間も短縮されたことや残業もほとんどないので、子どもとの時間が増えただけでなく、自分のために使える時間も作れるようになりました。

―本当に仕事を楽しんでいらっしゃるのを感じさせていただいております

前職の経験を活かして、社長のプロジェクトの「広報」にも携わる機会をいただいています。社内報やメルマガ、展示会用チラシで社内外の皆さんから反響をいただけると嬉しいです。

もちろん「無理はしない範囲で」です!

いま忙しいなぁ…と感じたときには「来週対応でいいですか?」など調整をしつつ。社長からも「もちろん、無理せずできる範囲でいいよ!」と声をかけていただけるので、その点でも、経営者の温かい人柄が、会社全体での社員第一の空気感をつくっていると感じます。

企業担当者の声

Sさんがいるだけで、場の雰囲気が明るくなる、ひまわりのような方です。営業アシスタントとして、営業技術をしっかり支えながらも、後輩にもいろいろ教えてくれ、広報ではメインとなり、リーダーシップを発揮し、みんなを引っ張る段取りも上手です。
新しい仕事にもしっかり取り組んでくれるアコーになくてはならない人材です。今後も、お仕事とご家庭を両立していっていただきたいです。(社長・河野より)

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