株式会社日建住宅
スーツを着て働きたかった。

スーツを着て働きたかった。

I・Rさん(23)
2020年入社
現職:建売住宅の営業スタッフ

進路については、深くは考えていなかったんです

―新卒とお伺いしていますが、この仕事を選んだキッカケは?

大きなきっかけは特にないですね。
高校卒業間際まで就活をせずにいたら、周りから「どうするんだ」と急かされるようになっちゃいまして…

―いまの仕事(不動産業界)に決めた理由は、稼ぎたいから?

いいえ、稼ぎたいという気持ちはありませんでした。
でも、スーツを着て仕事がしたくて。スーツを着ている仕事と言えば不動産業界というイメージがあったので、そのことを就職の先生に伝えたら日建住宅を勧められて、ここに決めました。

―他にも選択肢はあったと思いますが、入社の決め手は?

自宅からの距離です。
当時住んでいた場所は、会社まで車で30分の距離。同じ通勤時間で考えたときに、満員電車に乗って都内に通う30分と、自分の車で通う30分。気持ち的に「満員電車は嫌だな」って思いました。

「ま、いいか」と、気にしない性格が活かされている

―入社後はまずどのような業務から始まりましたか?

いまは会社の体制も変わってきて各ポジションでの業務が明確ですが、入社当時は営業や施工管理、事務作業まで幅広く担当しました。モデルルームで商談をし、空いた時間は施工管理。最初は何も分からず先輩と一緒に現場を回る日々で、仕事への理解が追い付かないまま、時間だけがあっという間に過ぎていった毎日でした。

―大変でしたね…

確かに大変でしたね。

―なんだかおもしろい反応ですね

本当に気にしないというか、悩みを翌日に持ち越さない性格なんです。

悩むこともありますが、そのときはとりあえず友人に連絡を取ります。みんな地元から離れていないので、その日中に「今日行けるよ」って予定が埋まるんですよね。集まって、飲んで、話して。すると「辞めてやる」と思っていたのに、翌日には「何に悩んでたっけ?」と、いつも通り出社しているんです。

―性格はもちろんですが、地元就職の良さが出ていますね

入社4~5ヶ月には営業に専念できるようになりましたが、幅広い経験は自分の知識やスキルアップに繋がり、いまも提案に活かせていると感じます。

自分で考えてやり方を変えていける

―仕事は楽しいですか?

自分で考えて色々試せるところは好きですね。

―例えば?

行っているのは当社の「ブライトコートシリーズ(建売住宅)」のご提案。SUUMOなどのサイトを見たお客様からお問い合わせがあり、基本的には、現地で実物(モデルルーム)をご覧いただきながら、商談を進めています。

この商談の進め方は、人それぞれ。
僕は最初、間取りや周辺情報などをお客様に全てお渡しし、部屋や設備を説明していました。しかし、お客様が知りたい情報は既に手元に揃っているため、一通り見ると「なるほどね」と、帰られてしまうことに気づいたんです。

―気になること知れたからいいや、という心理ですかね

だと思います。
だから「座っていただくこと」を意識した商談の進め方へと変えていったんです。

まずは間取りの資料だけを渡しご案内、終盤に周辺の環境レポートなどを提示し、その流れで「もしよかったら」と、座れるスペースにご案内しました。その場でゆっくりお話をさせていただく時間を増やすことで、温度感の高いうちに詳細なポイントを伝えたり、物件を見て感じたお客様の悩みをヒアリングできるようにしたんです。

この方法がうまくいき、商談件数を着実に増やせました。

―ノルマなどはあるんですか?

営業職として月の目標はありますが、達成できない月があっても、社内で何かを言われることはありません。数字を追うプレッシャーが少なく、のびのびと働ける環境だと感じます。

入社5年目の現在、年間平均12~15棟を契約をいただいておりますが、0件の月もあれば、4棟を契約できた月もあります。お客様にとっても大きな買い物ですので波があるのは当然。それぞれが工夫しながら、少しでも商談のチャンスを増やそうという雰囲気があります。

―穏やかな雰囲気ですね

ガツガツではないと感じます。
ただ、僕は自分自身で、こうやっていこうという軸をもつことを大切にしています。

でも、悩んだときは、先輩に「こう考えていますがどうですか?」や「こんな伝え方でいいですか?」と相談することも多いです。それに対して、先輩方は親身に相談に乗ってくださるので、そういった点でも、働きやすい雰囲気があると感じています。

企画から参加できる面白さ

―成長を実感することはありますか?

漢字が読めるようになったことですかね。

―漢字…?

勉強が苦手で、特に漢字には苦労しました。

入社2年目のある日の契約書読み合わせで、漢字の読み方が分からなくてごにょごにょしていたら、そのお客様の奥様(小学校の先生)に、「私が読んであげるから、続いて音読して!」と笑いながら言われ、まるで国語の授業のようなことも経験しました。
いまでもひらがなを振ることはありますが、入社時よりかなり漢字を読めるようになりましたね。

―ほっこりするエピソードですね(笑)

あとは、いろいろな人と話すことが少し得意になったと感じます。以前ご契約いただいたお客様から、旅行のお土産をいただくことがあったりと、ご契約後も繋がりがあるのが嬉しいですね。

真面目な話をすると、企画段階から携わることができ、自分の提案(意見)が通ったときにも、成長を感じます。

―例えば?

自社企画「ブライトコートシリーズ」の会議で、玄関に人感センサーの設置を提案しました。実はその当時はまだ、玄関ライトはボタン式だったのですが、お客様から「両手が塞がっていることもあるし、センサーで明かりがついたら嬉しいのに」との声に納得感があり、意見を出しました。

その提案が採用され、現在は標準仕様に。自分の意見で会社が変わったのは嬉しかったですね。

―いままでの経験が繋がっているんですね

きっとホワイトなんだと思います

―働き方はいかがでしょうか?

僕はこの会社しか知りませんが、友人たちの話を聞いていると、ホワイト(とても働きやすい職場)だと感じます。

―どういったところが働きやすいと感じられる理由?

長時間拘束も、休日出勤もありません。仮にお客様から見学リクエストが休日にあった場合は「それはずらせないの?理由を伝えてずらしてもらいなさい」といった体制があります。

今日中がマストの仕事以外では残業はしない社風。以前には、僕がトイレに行っている間に全員帰宅し、事務所が真っ暗になっていたこともありました(笑)早く帰る雰囲気が当たり前にあるからこそ、業務後に友人と会う時間も、気軽につくれています!

最近、歩合(インセンティブ)も導入されましたが、あくまで自分の頑張りへのプラス還元です。固定給なので安定した収入を得られることも、安定した環境でコツコツ働きたい方にとっては、いいんじゃないかと思います。

―これからの目標はありますか?

いまハッキリとした目標はありませんが、不動産業界で、いろんな経験をしてみたいと考えています。

―ありがとうございました

企業担当者の声

Iさんは、自分の軸を持って、考え仕事をしている方だと感じています。営業を行う上で感情的にできる(お客様の懐に飛び込んでいくタイプ)も大切とは思いますが、彼は淡々と論理的に説明ができるタイプ。だからこそ、弊社ができないことに対して、お客様が納得できるような誠実なご提案ができているとも感じます。論理的な考え方ができるので、この業界だと、用地仕入れや企画にも向いているとも感じています。

これから期待しているのは、ただの営業職としてではなく、全体を見て行動できる存在になってほしいですね。後輩が入ってきたときには、色々な関わり方をしてほしいですね(代表・宮澤より)

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