CPS機電株式会社
何歳からでも、挑戦するのは遅くないと思える仕事。

何歳からでも、挑戦するのは遅くないと思える仕事。

H・Kさん(56歳)
2017年入社
前職:工場の設備管理
現職:制御盤・配電盤の設計

こんなことができるんだ、という衝撃

―前職は何を?

工場の設備管理をしていました。配管が壊れたり蒸気漏れが起きた時の修理対応を行う、なんでも屋みたいな役割で、管理と言っても自分で手を動かすこともありましたね。

―今のお仕事を教えてください

お客様から依頼を受け、制御盤や配電盤、ポンプ盤などの図面を設計しています。図面を書いて、部品を選定、部品の発注、納期の調整などを行っています。完成後の検査も設計担当がやっています。

―転職のきっかけは何ですか?

きっかけは、「台風」です。

ある年に大きな台風が来て、工場の屋上にある「盤」が倒れてしまったんです。冷蔵庫よりも大きな盤でした。中を見てみたんですけど、自分ではさっぱりわからない。図面もなくてどうしようと思っていた時に、以前からCPS機電の営業社員がよく工場に来ていたことを思い出して、ダメ元で連絡してみたんです。

そうしたら、すぐに駆け付けてくれて。
「図面もないし、自分はこれがどういう動きをするものなのかもわからないけど、修理できませんか?」と相談したところ、中を見て全部チェックして、まっさらな状態から図面を書き起こしてくれたんです。もちろん盤は無事に新しいものに交換してもらえました。

その時に、ハッとして。
機械に関しては今までメーカーさんとやり取りをしていて自分でもできるようになっていたのですが、電気に関しては何がどう動くのかもわからない。それなのに、何もないところから作れちゃう人がいるんだなと、衝撃を受けたんです。

電気に関してこんな仕事ができる人がいるということをそこで初めて知って、私もやってみたいなと思ったのがきっかけです。

―衝撃の出会いだったんですね

そこから半年ぐらい経った時に、その営業に来てくれていたCPS機電の社員さんに「自分もやってみたい」と相談したんです。そしてCPS機電の社長に面接していただき、入社することになりました。

―じゃあ、設計は未経験だったんですか?

全くの未経験でした。CADも触ったことがないような状態でしたね。

―すごい挑戦ですね

本当にそうですね。何もわからないところに入ったので、最初は何もできませんでした。

―40代後半で新しいことに挑戦するって、勇気のいることだと思います

今思うと、自分でもよくやったなと思います。家族もいるので転職をする怖さはありました。でも、それだけ感動したんですよね。不安よりも、挑戦すればできることが増えるだろうなっていう、やってみたい気持ちが一番ありました。

昨日よりもできることが増えた。それが嬉しい。

―実際に働き始めてみてからはいかがですか?

あまりにもわからなすぎて、毎日大変でしたね…。
でも、何か役に立ちたいと思う気持ちはあって。できないのに気持ちが先走りすぎて、から回るっていう。その辛さはありました。

―わかります。最初は特にそうですよね…

少数精鋭なこともあって、現場に応援に行くことも入社当初からあったのですが、それはそれで全くやったことのない作業で、使う道具の名前すらわからないところから始めました。「○○持ってきて」と言われても、それが何かもわからないので、教わりながら少しずつ覚えていきました。

最初はほとんど見ているだけ。簡単な作業をして、次回現場に行ったときに何か一つでもできることを増やす、ということの繰り返しでした。前はわからなかったことが少しでもわかるようになっていれば、それだけですごく嬉しいんですよね。

―前職で修理の経験があってもやっぱり違うものですか?

全然違いますね。当社では電線を引っ張ったり、電線を入れるための配管をつくったりしているので、「修理」とは異なります。

―地道な努力をされてきたんですね

一緒に働く先輩が次に何をするのかも読めるようになることで、先回りして道具を用意できるようになったり。できることが増えるにつれてやりがいも大きくなりました。少しずつ成長を感じられるのが、やっぱりすごい嬉しかったです。

大変な思いもしながらですが、現場が終わった時というのはすごく気持ちがいいんですよ。その繰り返しが、やる気にもなっていました。

―組立の研修もありましたか?

ありました。
現場作業や組立も経験しないと設計もできないので、他の仕事を知ることも大切になります。

人間関係が何より良い。

―入社して8年経ち、仕事ぶりに変化は感じていますか?

元請け企業や業者との関係ができていくことで、仕事が進めやすくなったと感じます。
社内の人間関係もそうですが、やっぱり密接でないと仕事がやりづらいじゃないですか。今は関係ができてきて、ちょっとしたことでも頼めたり、反対に指摘してもらえたりもするので、仕事がスムーズになりました。
もちろん仕事を覚えてきてやりやすくなったというのもあります。

―人間関係の影響が大きいんですね

元請け企業とは何度もやり取りをするので、一回限りの関係じゃないのもいいですね。だんだん顔なじみになってくるんです。

最初は先輩社員が元請け企業と親しげに話しているのを横から見ているだけで、そういう関係が自分も築けたらいいなぁと思っていました。でも今は自分がそうなれています。

―仕事をする上で気を付けていることは?

やるべきことをきっちりとこなすことですかね。
元請け企業との関係がいいのも、毎回きっちり仕事をしているからだと思うんですよ。
真摯に向き合えば、相手もそれに応えてくれると感じます。

「やりたい」という気持ちがあれば、今は大丈夫。

―この仕事の好きなところは?

いくらやっても覚えることが多いところ。
大変なことは今もありますが、その分次に繋がっているという実感が持てるんです。そこが何というか…クセになるというか。できないことも多いけど、一つ案件が終わるとものすごく嬉しくて、いくつになっても成長を感じられるのがモチベーションにもなっています。

あとは、社内の人間関係がすごく良いんですよ。
社員旅行やBBQもあって、コミュニケーションを取ることが好きな人が多いと思います。人がいいから、仕事も楽しくなるんですよね。

―仕事面でも頼りになりそうですね

経験豊富な方ばかりなので、聞けば何でも教えてもらえます。でも、私の場合はギリギリまで一人で悩み抜きたいタイプで。全部聞いちゃえばラクなんですけど、教えてくれるからこそ一人で考える時間も取っています。最終的に質問すると、「なんだ、そんなことで悩んでたの?」と笑われるんですけど(笑)

あくまでも私は質問をギリギリまで粘りたいタイプなだけで、自分からどんどん吸収しようという人は成長も早いと思います。

―最後に、これを読んでいる方にメッセージをお願いします!

私は50代を目前に、「やってみたい」という気持ちだけでスタートしました。歳と経験を重ねても学びが尽きず、毎日が成長に繋がっているという実感が持てる面白い仕事です。

また、「こういう人になりたい」と思える人が、CPS機電にはたくさんいます。私のように未経験の方でも、社員一同サポートするので、一緒に頑張りましょう!

企業担当者の声

Hさんはすごく仕事を楽しんでやっているなと感じます。入社時はすでに40代後半で、未経験。心配も少しはありましたが、それ以上に「好きなことをやりたい」という熱意を感じたので、それなら大丈夫だろうなと安心感も大きかったです。何でも引き受けてくれるタイプなので、周りのサポートも受けながらさらに成長してほしいですね。今後もまだまだ伸びていくだろうなと、期待しています。(社長・横山より)

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