20代で業界・職種ともに未経験入社⇒店長を任されるまで。会社・事業とともに成長した15年間
K.Oさん
(男性 / 42歳)
- Before
- 建材卸商社の営業
- After
- マンションリフォームの提案営業
記事の目次
16時から忙しくなる仕事に生産性を感じなくなる日々「一生続けられない」と感じ、入社1年で転職活動をスタート
いままでの経歴を教えてください。
大学でも建築・土木系の学科で学んでいたのもあり、卒業後は知識を活かせる業界へ就職。総合建材卸売の専門商社に営業職として入社しました。社員数1000名以上大手企業で、その中のプレカット部への配属でした。
といっても、1年ちょっとしかいなかったので本格的に営業デビューはしておらず、主な仕事は見積作成・受発注業務・電話対応、荷物の積載などの先輩たちのアシスタント業務だったんですけどね。
研修期間だったんですね。なぜ本格的に営業デビューする前に転職を検討されたんですか?
10年以上前のことなのでちょっと思い出せない部分もあるのですが「働き方が合わないな」と感じたんだと思います。
いまでこそ働き方改革などで残業時間が減ってきている時代ですが、当時は「残業は当たり前。終電帰宅は普通。先輩より早く帰る新入社員なんていない」というのが常識な雰囲気。自分の成長に繋がっていると感じられる仕事内容であればそういった働き方も平気だったのかなと思いますが、任されていた仕事は先輩方が提案した案件の見積もりの作成。先輩方が営業活動から帰社してからの業務が忙しくなることが多く、夕方16時以降から一気に忙しくなるんですよね。
始業時間から16時まではそんな忙しくないのに、この時間から忙しくなるもんだから結局終電まで働く毎日で。この働き方に「生産性はないし、効率もよくないな…」と感じてしまう日々でした。
非効率な働き方に対してこのまま続けるのはキツイと感じる日々だったんですね。
そうですね。あと、個人的な事なのですが、私自身結婚したのが新卒入社した年の5月と早かったんです。新婚というタイミングも相まって、早く家に帰りたい気持ちが強く。仕事が忙しくて帰宅が遅いのが嫌というよりも「家族と過ごす時間が短くなるのが嫌」という気持ちが強くありましたね。
でも、新卒という立場、かつ当時の雰囲気では「家族がいるので早く帰りたいです…」なんて言うことはできなくて。だったら、環境を変えるしかないと転職に踏み出しました。
転職の軸は「建築関係のお仕事」。通勤しやすく、また当時では珍しいマンションリフォームに興味を持ちメイカイへ応募
転職活動はどのように行ったんですか?
大手求人媒体なども含め複数サイト使用しての転職活動。その中の1つがちばキャリでした。
ちばキャリを使用した経緯は、当時通勤で使用していた電車の車内広告。当時から千葉に住んでいたこともあり「千葉県に特化した求人サイトもあるんだ~」「どうせなら家の近くで働ける会社を見つけたいな」と思い、積極的に活用をしていました。「建築・住宅系のお仕事」というのは自分の中では譲れないマスト条件だったので、ハウスメーカーなどをはじめ3社くらい応募しました。そのうちの1社がメイカイだったんです。
何社か面接した中でメイカイを最終的に選んだ理由は?
当時の面接担当者が橋本社長だったのですが、社長自身、独立する前に建材卸商社での営業経験をお持ちで、私が業界に感じていた疑問への共感を示してくれたんです。そういった共通点もあり、他社と比べた時にかなり印象良く感じました。
あとは前職との比較になってしまうのですが「10名以下(応募当時)の小さな会社でしたので、スピード感を持って仕事ができる点や、自分の判断で仕事ができそうな点」また「相手にするお客様の顔が見える点」「お客様自身がリフォームをしたいという目的をもっているので一緒にゴールを目指せる仕事」であるのが大きかったですね。
また家を作る会社は沢山ありましたが、マンションリフォームかつ、固定のエリアに特化している企業は他にはなかったので「独自の強みをもっている企業」という印象もありました。
会社としても新規事業+自分自身も未経験スタートで失敗ばかりの毎日。でも、スキルアップが目に見えてわかるのがやりがいになりました
入社後の印象は?
もともとメイカイは松戸市を拠点にリフォームを行っている会社でしたが、私が入社した時に本格的に「浦安市内のリフォーム事業」をスタートしたんです。
なので、私は入社後いきなり浦安事業所の立ち上げメンバー。右も左も分からず入社したので、社長や職人さんに聞いたりと、いろんな方に助けてもらいながら自分で勉強して「この事業を大きくしていこう!」と奮闘していました。最初は大変と感じることも多くありましたが、スキルアップのためなら「積極的にセミナーに参加してこい」と社長に言っていただけたので、リフォーム営業セミナーやCAD関係のセミナーなど沢山行かせてもらいました。
浦安のマンション街のほぼど真ん中に拠点を構えている利点もあり「近場でリフォームの相談できる場所」として、小さなリフォームの相談をしに来てくれるお客様も徐々にでき「期待に応えたい」という気持ちで、とにかくがむしゃらにやっていました。
結構ハードだったのでは?
ほんと慣れるまで、知識を身に着けるまでが大変でしたね。帰りが遅くなる日も、もちろんありました。でも「自分のスキルアップのため・頼ってくれるお客様へ喜んで頂くため・事業を大きくして知名度を上げていくため」と目的がハッキリしていたので、全然苦ではなく、むしろ毎日が刺激的でしたね。
当社は浦安市内に特化しているからこそ、良い評価も悪い評価もあっという間に広まってしまうんです。だからこそ最初は少し時間がかかってしまっても「お客様に対してはとにかく丁寧」を心がけて仕事を行っていました。でも、その姿勢を評価いただき、口コミを聞いて来店くださる新規のお客様も増えていったので、お客様がお客様を連れてきてくれた時には本当に嬉しかったです。
自分が初めて手掛けたリフォームって覚えていたりしますか?
入社してからすぐにトイレやキッチンなどの水回りの小さなリフォームはいくつかあったんですが、ちょうど入社1年目くらいの時に初めて「フルリフォーム案件」を受注したんです。
お客様的には「団地の中にある家から近い店舗」という理由でのご来店でしたし、もちろん大手を含めて何社かで相見積はされていたと思います。
私もまだまだリフォームに関しての知識は少なかったので、とにかく聞かれたことに対して「丁寧に答える」。分からないことがありその場で答えられなくても、すぐにお調べしてメールやお電話で回答など、出来ることを精一杯させていただきました。結果、メイカイでリフォームを担当させていただくことになりました。
お客様には聞いたわけではないですが「この姿勢を評価いただいて、結果的にメイカイを選んでいただけたのかな?」と、私は思っています。
知識が浅いのもあり受注してからも結構苦労したのも覚えており、打ち合わせは半年以上かけて(週1~2週間に1回ペース)行った記憶がありますね。工事が始まってからも途中で変更のオーダーがあったり、また私自身も職人さんへ指示する間仕切りの場所を間違えてしまい、一度作ったものを分解して、再度作り直してもらったという経験もしました。
さすがにこの時は「やばい。やってしまった…」と思いましたよ。でも、長い期間をかけてお客様と信頼関係を作れていたこともあり「大丈夫。次は間違えなくよろしくね」なんてお声掛けをいただき…。
最初のご来店から完成まで1年近くかかって案件かつ、本当に苦労したので、かなり印象に残っていますね。その分、完成した際のお客様の「ありがとう」も強く残っています!
お客様自身も初めての大きなリフォームで不安も大きいということもあり、かなり細かい質問を投げかけてくれたりしたので、私自身も「理解しきれていなかった知識」「知っておくべき知識」「お客様を安心させてあげられる知識」など沢山学ばせてもらいました。この案件をキッカケに「自分はお客様にも育ててもらっている」という実感も改めてしました。
苦労した分、成長できた案件だったんですね。
本当にそう感じます。いまは年数をかさねて知識が増えたり、提案トークは自信を持てるようになっていますが、最初のころは相見積で負けたりすることも多かったですからね。フルリフォームを自分でやり切ったのは大きな自信になりましたね。
これからの目標などはありますか?
3年前より肩書は店長になりましたが、やることはいままでと変わりないので、これからも現場に立ち続けて「お客様の笑顔のため」にいいリフォーム提案をし続けたいです。
入社当時より圧倒的にリフォーム実績は増えていますし「このマンションのリフォーム実績だけは、本当に自信がある。絶対に負けていない」という確固たる自信もつきましたしね(笑)これから入社される方にとっても、提案しやすい環境・リフォーム例の蓄積が社内にはありますので、かなり営業しやすい環境は用意できていると思います。いまは自分を含めて3名の営業社員がいますが、うち2名は完全に未経験スタートですしね。
いまは各案件、担当者は最初から最後まで責任をもって行うという仕組みですが、これからは担当者以外でも意見を出し合えるようにMTGの時間を増やしていって、個人の負担を減らしていきたいと思っています。1人で悶々とする時間を減らして、みんなで共有して案件を進められる体制づくりに力を入れていきたいです。また、適性・希望によっては「営業のみ・施工管理のみ」といった分業体制を作るなど、より専門スキルを活かせる体制づくりも将来的にはしていきたいと思っていますね。
社員1人1人が働き続けたいと思える、そんな風通しのいい店舗運営もしていきたいという目標もあります。仕事と言いながらも「全員がフラット・気軽に発言しやすい、そして積極的に発言ができる場の提供」であり、それができるチームワークづくりを行っていきたいです。
今後入社を考えている方へ、なにかメッセージをもらってもいいですか?
一生残るモノづくりができるのは目に見えるやりがいと思いますね。また、ありきたりですが、お客様とのやり取りも多いので「ありがとう」が嬉しい仕事でもありますよ。
スキルより「失敗してもやり切ろうとする姿勢」を持っている方が向いていると思いますね。責任を持つのを嫌がらず、それをやりがいと思える方と一緒に働きたいです。私自身多くの失敗をして、その失敗の分、学びを得てきた経験があります。私をはじめ、フォローできる先輩はいますので「怖がって何もしなくなる方よりは、どんどんやろうとする姿勢」を評価していきたいですね。
本日はありがとうございました。
企業情報
- 会社名
- メイカイ株式会社
- 事業内容
- リフォーム施工、増改築、内装工事、設備工事
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