プラスの意味でイメージとは異なった業務内容、社員同士の関わり方。趣味で繋がっている仲間同士で高め合える職場でした。
津嶋 航太さん
(男性 / 33歳)
- Before
- リサイクルショップの店長職
- After
- 倉庫スタッフ(ハーレーのカスタムパーツの在庫管理、出荷作業など)
記事の目次
「いつか独立して自分の店を持ちたい」そんな夢を叶えるために新卒から10年務めた会社が業績悪化で倒産の危機に
これまでの経歴を教えてください
小さいころから洋服が好きで「いつか自分の店を持ちたい」という目標もあり、高校卒業後はビジネス系の専門学校へ行き、経営について学んでいました。卒業後の就職先はリサイクルショップなどの運営をしている会社。その会社の福利厚生制度にあった「独立支援制度」に惹かれて、自分の夢を叶える最短コースかなと思い勤めていました。
入社後は店舗への配属。店舗スタッフとして一通り店舗管理について学んたところに、本社の方より「新事業として古着専門のリサイクルショップを開始しようと思うのだけど、店長としてやってみないか?」と声をかけていただき、店長職としての仕事がスタートしました。
そこで経験を積んで夢であった自分のお店まであと一歩というところまできたんですね!
でも、そこからが順調にはいかず…。サブスクリプションが当たり前になりCDを売りにくる人はいても買い手がいなかったり、洋服もいまやレンタルができる時代で「お店の売り上げが立たない→お客様が売りに来ても商品の買値が低くなる→買値が低いから商品が集まらない→商品がないから売れない」というような悪循環になってしまい、会社としても業績が悪化してしまったんです。
転職に踏み出す1~2年前から「違う仕事に挑戦しようか」など転職を考えていたので「自分の生活のことを考えると、このタイミングかな」と思い、意を決して転職に踏み出そうと思いました。
興味?やりたいこと?条件?初めての転職は悩みばかり。なので、転職軸は「自分は何がやりたくないか」を考えて行いました
転職しようと考えてからまずは何をしましたか?
1~2年前から求人サイトは見ていたのですが「自分は次の仕事で何をしたいのか分からず」に漠然としていました(笑)でも、1人暮らしでしたので、仕事と仕事の間隔があくことが怖くて、何をしたらいいか分からないけど焦っている状態でした。
自分の興味を大事にしたいのか、やりたいことをやるべきなのか、叶えたい条件を妥協しないべきか…なにを重視したらいいのか分からなくなっちゃって。
求人サイトからスカウトメールが来ても、この会社よく分かんないしなぁって保留。面接をした企業もあったのですがピンと来なかったり、気になった会社も書類で不採用になってしまったりといつのまにか負のサイクル。
アパレル業界も見てはいたのですが、店長職より上が目指しにくいことも知っていたので、どうしても前向きな気持ちにもなれずで…
初めての転職は特に何から始めたらいいのか分からないですもんね。
そうでしたね。で、最終的に考えたのが「自分にとって嫌なこと(やりたくないこと)って何だろう」だったんです。
前職では転勤が多かったので「勤務地は変わらない方がいいし、家から近場だとなお嬉しい」あと、アパレル業界には興味があるけど、前職の人間関係でいろいろあり接客業が少し嫌になっていたので「人と関わりすぎない仕事がいい」など考えて探していたら「ちばキャリ」で募集をしているネオファクトリーを見つけたんです。
見つけてから応募しようと思ったキッカケは?
直感です!(笑)直感というのも変ですが、自分はバイクに乗ることが好きなので「アパレルも好きだったけど、こっちでも楽しそうだな」と思ったんです。また、前職では異動が多かったので転勤なしで働けるのも応募メリットでした。
加えて倉庫関係のお仕事なので、そこまでがっつり人間関係の複雑さはないだろうし「まずは話を聞いてみたい」と思い、応募しました。
面接での印象はどうでしたか?
まずは物流部門の部長と面接し、最終面接は社長との面接でした。当時(コロナ禍前)、社長はアメリカと日本を3ヶ月置きで行き来していたらしいのですが、たまたま日本にいるタイミングだったので「会社の雰囲気を一番伝えられるのは社長だよね!」となり、社長が日本にいるタイミングは積極的に社長面接もおこなっていたらしく。
面接では、前職から活かせそうな経験について話をしました。前職でもEC関係の仕事を任されていたので、意外と仕事面でも共通点が見つかりネオファクトリーの仕事イメージを持つことができましたね。
面接自体とてもフランクで、社長からは「遊びを売っている会社なので、社員も堅苦しく仕事をしてほしくない」という話も聞けて、制服はあるけど着用は自由だし、髪型・アクセサリーも制限なし、社員に対しても遊びの心も大事にしてもらいたいから残業はなし・休みはしっかりあることなど「会社として何を大事にしているか」を社長から聞けたのは、とてもよかったですね。
バイクという共通の趣味もあるので、性格は違くても根っこのにある「好き」は一緒。実際面接でも「なに乗ってるの?」なんて聞かれたりと、バイクの話でも盛り上がりました。
実は、別の倉庫関係の会社も候補にあったのですが、面接後はネオファクトリー一択。9月に面接だったのですが2週間もせずに内定をいただき、10月には既に働き出していました。
流動的な仕事やパート・営業社員との密なコミュニケーションなど、「想像よりカッチリしていない」仕事内容でした
入社後はどういったお仕事からはじまったのですか?
まずは出荷業務を教わりました。出荷作業や検品作業などは社員もパートも仕事内容は一緒ですので、同時期に入社したパートさんと一緒に仕事の流れを教わった感じですね。先ほどとかぶってしまいますが、前職でもEC関係業務(梱包・出荷まで)やっていたので「この物流サイト・ECサイトを利用していたなぁ」なんて、思い出しながらの作業でした。
一通り業務の流れを把握した後は、パートさんのシフト管理や業務の指示出しなど、スタッフ管理なども任されるようになりました。こういったスタッフ管理なども、前職でやっていた内容と類似している部分はあったので、指示の出し方1つにとっても経験を活かしながらできる仕事と感じました。
仕事や会社に対して入社前後でギャップなどはありますか?
倉庫スタッフの仕事は1人でルーティン作業(検品・梱包など)を黙々とやっているイメージだったので、想像以上にスタッフ間でのコミュニケーションが多いことに驚きました。またカチッとした仕事というイメージもあったので、流動的に行われる作業も多くて驚きましたね。大まかにやることは決まっているものの、出荷数によってはタスクが変わったりもするので、同じことの繰り返しではない楽しさも感じられる機会がありますね。
会社の雰囲気は、面接のままでした。社員はバイク好きやお話し好きが多いです(笑)パートさんについては必ずしもバイク好きではないですが、コミュニケーションを取ることが好きだったり、ノリのいい人が多かったりと、ワイワイしている職場ですね。パートさんは学生やママさんスタッフも多いので、男性メインの職場なのかなというイメージも払拭され、男女比が大きく偏っていないのも驚きポイントでした。
職場全体でも20~30代がメイン、全員で30名近くいるので、同世代と楽しく働きたい方にもピッタリだと思いますよ!
人と関わらない仕事と思っての倉庫スタッフへの応募でしたが、趣味の仲間とも繋がれているいまを思うと、黙々とした職場だったらつまらなくて続いてなかったかもって考えてしまうくらい楽しいですね!
仕事に対して難しいところはありましたか?
難しいというより、単純な人手の足りなさは感じますね。EC需要の高さや、コロナ禍におけるバイク需要UPに伴い、売上もかなり良くなっていて。でも、売上(出荷量)に対して、スタッフ数の伸び方は緩やかなので「新しい仲間が欲しい…」といった難しさは感じます。忙しいと特にミスに繋がりやすいので、そういった点でも「正確にスピード感をもって商品を届けるため」にも、スタッフの増加は課題と感じています。ミスがあった時には営業スタッフにクレームが行ってしまうので、その報告がくるのですが、とても申し訳ない気持ちになりますしね。
営業スタッフもこの状況を分かっているのでミスを責めずに「いつでもヘルプにいくから!」と声をかけてくれるのですが、自分たちで何とかできないか、日々業務効率化についても試行錯誤しています。
ミスがあると朝礼・夕礼・リストを使用し全体共有を行い「かつ、全員で改善策を考える」といった雰囲気もあります。つい最近も「商品番号だけだと単品販売なのか、パック販売なのか区別付かないよね」という意見を受けて、結果、シフト調整でスタッフの多い時間帯をつくり「全員で商品の入っているケースに、パッと見で”何の商品が棚に入っているか判別できるシール”」を貼りましたね。定期的に商品棚の位置を変えたり、取りやすい場所に関連商品を置いたりなど、仕事に関わっている全員で「やりやすさ」を考えて仕事をしています。
逆にどういったことがやりがいに繋がりますか?
社員とパートの差がなく全員できちんと「働きやすさ」について考えながら仕事をしている雰囲気も好きですし、全員で取り組んでいることにやりがいは感じますね。
あとは、毎週にようにアメリカの各メーカーから商品が仕入れされてきたり、新ブランドの立ち上げがあった時にいち早くその情報に触れられることが楽しいですね!バイク好きとしては堪らないですよ!!!その情報を聞きつけたバイク関係の友人から「○○の扱い始まるの?!」なんて自分に連絡がくることもあって「扱うよ~。買ってね~」なんて、ちょっと優越感もあって(笑)
個人輸入ではお金も時間もかなりかかってしまう商品を、社長自らがアメリカから仕入れてきて自社のECサイトにて販売しているので、商品も最短・正規の値段でお客様に届けられる。こういったところにネオファクトリーの強みを大きく感じますし、そんな強みのある会社で働けているやりがいも感じます。
また、評価制度がきちんと整っていることもやりがいの1つです。年2回の上長との面談であったり、個人目標がしっかりしてるので達成率や日々の勤務態度を総合して評価をしてくれているので、頑張ったら頑張った分、昇給幅もかなりいいと感じます。仕事頑張る→給与上がる→趣味に惜しみなく使える、このループ!プラスの効果しかないと感じています。
遊びもやりがいも充実感もかなり感じられる職場なので、自分にとってかなりいい転職となりました!
本日はありがとうございました。
上司の声
面接での印象は「バイクの好きな子なんだな」と感じたのはもちろん、自分の趣味が仕事になるので、仕事をやっていて楽しいと感じてくれるだろう、やりがいも見つけやすいだろうと感じたことですね。
仕事面では、彼は前職でマネジメントにも関わることを経験しているので、メリハリをもって仕事ができる。そういった点でも「信頼できる子だろう」と話をしていて感じましたね。
弊社は入社の入り口が倉庫スタッフであろうが、営業であろうが「やりたい」という意欲があれば社内の配置転換(他部署への異動)も柔軟にできる会社なので、業界が好きであればキャリアチェンジも積極的に目指してもらいたいですね。
彼自身向上心もしっかりとあり、また、上を目指せる充分なスキルもある子なので、応援してあげたいです。
まぁ、あとは、はやくハーレーを買ってもらいたいですね(笑)
企業情報
- 会社名
- 株式会社ネオファクトリー
- 事業内容
- ハーレー用パーツの輸入・輸出・販売、ハーレー用パーツの企画・製造、インターネットでの広告業務、自動二輪(主にハーレー)の修理、自動車の修理販売、部品卸
- 求人情報
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