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一番長く勤めた設計スキルを活かしたい■入社後年収100万円UPへ

中居 達也さん
(男性 / 36歳)

中居 達也さん お写真
Before
自動車部品メーカーで金型の組立・メンテナンス作業
After
プラント設備工事の配管・設備設計

記事の目次

実家が機材の設計会社。身近だった「モノづくり」を自身の仕事へ

これまでの経歴を教えてください。

高校は普通科を卒業。当時は明確に「これやりたい!」という仕事はなかったのですが、実家が機材の設計会社を営んでいたりと「モノづくり」が自分の身近で行われていて。実家への就職はしなかったのですが、1社目は地元茨城で機械設計を行っている会社へ就職をしました。そこで3年ほど経験、ただ、なかなか自分の思い描く年収には届かず退職を決めました。

2社目は同じ設計業務だったのですが、働き方は客先での仕事がメイン。最初は茨城県内で通える範囲での仕事だったのですが、会社から「次の現場は千葉県でお願い」と言われ、千葉へ引っ越し、そこからは千葉県内の案件も行うようになりました。この時に、いまの仕事と似たような製鉄所の設備設計に少しだけ携わりました。とは言え、ほんとに簡単なモノばかりでしたけどね。

固定の職場ではないストレスもあって、しばらくして転職を考えるようになり、そのまま千葉で仕事を探しました。これが直近の仕事である、自動車部品メーカーで金型の組立・メンテナンス作業になります。

この時に茨城に戻る選択はなぜしなかったのですか?

千葉の方が求人数が多いですし、また、都内への就職も選択肢に入れることができるのが理由です。茨城だと選べる会社・通える勤務地の選択肢がどうしても限られてしまうので「便利さ」を取って千葉に残る選択をしました。

ちなみになんで3社目では設計職を選ばなかったのですか?

本当は設計職での採用だったんです。求人募集もしていましたし設計希望でその会社に決めて入社をしたのですが、いざ入社すると他部署へ行かされて。「聞いてた話と違くないか?」ってなりましたね。正直、自分のやりたいことと違う仕事でしたので、入社後すぐに転職活動を始めました(笑)

なかなか苦戦した3度目の転職活動。布川産業への決め手は、レスの速さや面接時の印象

今回の転職はどのように進めたのですか?

今回の転職も「設計職(特に機械設計)」に絞って、千葉・都内それぞれ求人を見ていました。給与を上げたいという気持ちもあったので、エージェントなどの利用もしましたが、面接で不採用だったり、企業側からのレスが遅かったり、なかなか前に進まなくて。
一通りダメになった時に「一旦、使っていたサイトやツールを見直そう」と思って新しく検索をした時に「ちばキャリ」を見つけました。

通勤時間を考えても千葉で働けるとありがたいと思っていたので、さっそく登録。条件を打ち込み、見つけたのが布川産業でした。

4社目を布川産業を決めたキッカケは?

2社目の時に別の製鉄所内で働いてた経験があったので「少しでも経験を活かせそうかも」と思ったこと、また、花見川区に住んでいたので「中央区なら通える範囲」と感じたからです。布川産業は、待遇面も悪くなかったので「まずここに応募してみよう」となったのが応募のキッカケです。

自分の感覚ですが、過去応募した企業の中で一番レスが早かったのも布川産業でした。この点でも「いいな」と好印象でした。

面接時の第一印象は「大きいスケールの仕事をやっているのに、事務所がこじんまりとしているな」でした。募集案内に「堅実経営」と書いてあったので、余計なところにはお金をかけてないんだなと思いましたね(笑)面接は社長と設計部の上司と実施。質問内容はオーソドックスでしたが「自分に興味を持ってもらえているかも」と感じられるくらい、話を深く掘り下げて聞いてくれたり、話やすい雰囲気も作っていただけたり。
他社では、社長が面接にでてくるといった経験がなかったので、驚きつつも、しっかりと経営者の話が聞けた点も印象に残りました。

求人での条件面だけでなく、実際の対応の良さなど、総合的に見て「布川産業で働きたい」と感じての入社でした。

入社後1ヶ月は安全面・ルールについてしっかり社内研修

入社後まずどんな仕事から始まりましたか?

まずは業務ではなく、JFE構内で働く上でのルールや安全面についてしっかりと覚えることから始まりました。基本的には座学で、JFEのOBの方がマンツーマンで社内研修。設計職でも現地調査などで現場に向かうこともあるので「事故なく安全に仕事ができるように」。こういった姿勢をキッチリ学んだうえで、当社だけでなくJFE構内で働いている会社の皆さんは仕事をしていると意識の高さも感じました。

2ヶ月目からは少しずつ実務へ!と、言いたいのですが、前職では設計職から離れてしまっておりCAD操作に少しブランクがあったため、操作の感覚の思い出し作業も兼ねて、単純な設計を行いつつCADの勉強を実施。ありがたいことに、実務に入る前の準備期間もしっかりとありました。

社内での設計業務もありますが、当社では外注の設計さんも利用しているので、できあがった図面チェックをしながら「こういった設計を行うんだ」と、会社のことを学んでいった時間でもあります。スケールも構造物の複雑さも過去一なので、新しく学んでいかないといけないことも多く、日々、上司からのフィードバックを受けながら学んでいます。

成長=複雑な設計へ挑戦できる。まだまだ成長できる環境と感じます

研修を終えて最初に任された案件など覚えていますか?

多分ですが…最初は部材同士をくっつけるだけなど、当社が行っている設計では比較的簡単な設計から任されたと思います。

サイズ感でいうと、どのくらいのモノなのですか?

10メートルくらいで、重さは10トン以上ですかね。

それは簡単というんですか?

「サイズ感ではなく、構造の複雑さ」が簡単・難しいの判断になりますので(笑)最初に携わったのはモノとモノをくっつけるだけなので、比較的簡単と言えるんです。

難しい案件でいうと、この大きさ(スケール)の中で「0.01ミリのコンマ単位での設計」を求められたり「機材を回転させたり」そういった繊細さやギミックがつくこともあるので、いまの自分には、まだまだできないことだらけですね。

最初の案件も簡単と言えど、上司に確認をお願いするたびに「なんでこの設計にしたの?」「荷重計算の説明してみて」とやり取りがありました。

この案件は確かお客様に説明・確認いただけるモノにするまでに2週間近くかかったのを覚えています。時間はかかりましたが、何度も相談し自分の口でしっかりと説明できるレベル感まで持っていけたので、設計スキルだけであい部分でもスキルアップに繋がったと感じています。

難しさに繋がると思うのですが、どんなことを確認されることが多いのですか?

一番は荷重計算です。「どんな計算をして、設置部分が荷重に耐えられるのかを出したのか」です。計算式を選んだ理由から全てを言葉で説明する必要があって、これも全部「安全面」をしっかりと考えた結果なのですが、設計図について1~10まで、きちんと説明できたうえでやっと加工に取り掛かり始めるんですよね。

「何か事故があったらいけない」「不安なことは全て取り除いたうえで仕事を行う」。
当たり前のことですが、多くの人が働いている製鉄所ですので、どんな設計物でも1つ1つしっかりと言葉でも説明できるようにしています。

毎回扱うものが違うことや、答えが無いという部分でも難しさは感じます。でも、経験の1つ1つが自分の知識になり、スキルになっていき、次の設計に繋がっていく楽しみもあります。

やりがいはどんなことがありますか?

やっぱり、自分が描いた図面が実際にモノになることですね。

また、いま携わっている案件が、上司から「そろそろ1人でやってみるか!」と任された案件で。いままで良くも悪くも上司に頼って仕事を行っていたので、私個人で1歩目を歩き出した感覚はありますね。週1回現場にいって現地調査したり、外注さんと協力して進めているのですが、自分1人で密に打ち合わせしたり、色んな経験をしています。

ただ、まだ「上司に依頼が来て、上司から自分に任される」という仕事の流れなので、これからの目標としては「中居さんお願い!」と直接依頼してもらえるように、周囲から頼られる設計士になりたいです。

環境面で変わったことはありますか?

直近の前職は残業がなかった分給与も低かったので、いまは年収ベースだと100万くらいは上がったかな、と思います。繁忙期や納期で多少波はあるとはいえ、いまの時期だと私はほぼ定時帰宅していますし、残業が多くなったという感覚はないですね。面接時に説明はあったのです違和感はないですが、現場に合わせて仕事がスタートするので、慣れるまでつらかったのはちょっと朝が早いことくらいです(笑)

カレンダー通りの休日なのでしっかり休んでいますし、前職と生活リズムを変えずに安定して働けています。

あ、貸与物が多いのは嬉しいですね!
社用車も通勤時に利用できたり(ガソリンカードも支給)、個人携帯、個人PCなど、整っている感じはあります。結果、自分の車を全然使わなくなっちゃったので、この前久しぶりに乗ったらバッテリー上がっちゃって、ビックリしました(笑)

これから入られてくる方になにかメッセージいただいてもいいですか?

ずっと事務所内で仕事をするタイプの設計ではなくて、月に何回か現場に行く機会があるので、そういったことが嫌いじゃない方が向いているのかなぁって思いますね。でも、自分で残業コントロールしたりと、自由度の高さはかなりあるので、マイペースに仕事をしたい方にも、ピッタリと思います。

私自身、資格を持っていませんし、資格よりもちょっとした機械設計や配管などの設備設計の経験があれば活かせると思います!
ただ、私もがっつりこの分野の経験があったわけじゃなく「製鉄所内の階段の設計・手すりの設計レベル」でしたので、これから入られる方も、新しく挑戦してみたいという意味での応募でも、全然いいのかなって思っています。

ありがとうございました。

企業情報

会社名
布川産業株式会社
事業内容
・各種プラン卜建設工事一式、電気工事、土木工事、建築工事、管工事、塗装工事・産業用機械部品製作・人材派遣業
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