「できる人知ってます!」異業種出身者が多いからこそ「できません」とは言わない職場
松田 美樹さん
(男性 / 34歳)
- Before
- 新車・中古車ディーラー営業・店長職
- After
- プラント建設工事の現場監督
記事の目次
不動産・リフォーム・自動車…様々な営業を経験。ワークバランスが取れず転職を決意
これまでの経歴を教えてください。
人と接することが好き・話すことが好きというのが軸にあり、新卒からずっと営業職として、3つの会社を経験しました。
1社目は不動産会社での賃貸営業(カウンターセールス)。2年ほど勤めていましたが、満員電車での都内勤務がちょっと大変で、千葉県内の会社へと転職しました。
2社目は、個人宅へのリフォームの提案営業。メンタルはかなり鍛えられましたが、基本的には飛び込み営業がメイン。数字に対してのコミットも厳しく「続けていけない」と感じ、短い期間で退職しちゃいました。
3社目は前職である、新車・中古車ディーラーでの営業職。大手のFC加盟店でもあり、買取~販売まで幅広く扱っていました。1個前の仕事と比較すると、お客様との関係性も築きやすく、飛び込みがないと言った点でも、気持ちは楽に仕事を行っていました。営業を何年か経験後、店長を任せられたりと、それなりにキャリアアップもあり、成長も感じられる機会も多くありました。
転職を考えたキッカケは?
3社目の在籍中に結婚をし、プライベートもより大事にしていきたいと感じていた時に店長の仕事を任されまして。キャリアアップは嬉しかったものの「拘束時間の長さ」や「休みは週に1回あればいい」といった職場環境に少しうんざりするときもあって…
将来子どもが欲しいと考えたときに「土日休みの仕事がいい」と考えるようになり、27歳(当時)は新しいことへ挑戦する最後のチャンスと考え、新しい環境へ転職をしようと思いました。
希望条件を絞って上位に出てきた会社が布川産業。「プラントって何?」からの挑戦でした。
転職はどのように行っていたんですか?
転職活動を始めだした時期に、ちょうど奥さんのお腹の中に子どもがいまして。見切り発車はできないと感じ、在職中にこっそりと行っていました。
利用したのは、実は2→3社目の転職の際にも利用したことのあった「ちばキャリ」。いまの生活圏内から出る気はなかったので「ちばキャリ=地元」のイメージ、そして、利用経験のある求人サイトで使い勝手もわかっていましたので、再度利用しました。
希望条件は、土日休みですか?
そうですね。
あとは「転勤なし」「車通勤できる」「家から近場(エリア指定)」「学歴関係なし」「営業職」です。いままでの経験で嫌だった条件は外そうと、最初から結構条件も絞りました。
その時に上に出てきたのが「布川産業株式会社」。正直、初めて聞く社名でしたし、仕事内容を見てもピンとこないし、「プラント?え、工場と何が違うの?」って頭の中はハテナだらけ(笑)
でも、希望している条件は全て叶っていることは自分にとってのプラス要素でしたし、会社名は知らなくても、川崎製鉄(現:JFEスチール)のことは知っていましたので、「この会社も鉄関係なのかな?」って思い応募をしました。
実際の面接・面接時の印象はいかがでしたか?
まず、仕事内容を面接で聞いた時に「俺全然畑違いじゃん!」って。正直、面接担当者も「なんで応募してきたの?こいつ大丈夫かよ」って、思っていたと思いますよ(笑)面接も3~4回あって、自分の採用は本当に悩んだんだなぁって。自分が逆の立場だったらきっとそう思うと思いますし。
少しギャップに感じても、そのまま辞退せずに続けた理由は?
「丁寧に説明をいただけた」からですね。「営業職としての経験を活かせる部分」や、「こういった仕事をしてみたい」という想いを汲んでいただけたのも大きいと思いました。
また、最終面接では会長から「未経験でも大丈夫だよ」という言葉をいただけ、懐の広い会社とも感じたことです。
現場の品質が「次の仕事に繋がる」。自分が管理したモノが次の現場の提案材料になっていることを知りました。
入社後まずはどのようなお仕事から始めたんですか?
会社としても自分の経験を考慮してくださり、資機材部への所属。一番建設っぽくない上司(営業職カラーの強い上司)に付いていき、軽微な補修工事や物品の営業をメインに同行研修から始まりました。お客様との関係のつくり方や、専門知識・よく出てくる建設用語など、たくさん勉強をさせていただきました。
その合間に工事部の応援で、鉄を生産する設備の建設工事現場の施工管理にも挑戦。職人さんたちを先生として、現場での立ち回り方を教わりました。
分からないことだらけですし、カッコつけてもしょうがないと「初めてなんです!」と、工事部の先輩や職人さんにとにかく聞いて回りました。何回も聞いているうちに、向こうも「いつも聞いてくる子」という認識であったり、「これはこういうことね」と教えてくれたり。
こういったことを繰り返しながら、入社後2年間はみっちりマンツーマンで教えていただき、3年目くらいからいままで経験したことのある現場を1人で任せられるようになりました。
当社は5~10名のチームがいくつもあり、そのチーム員同士で教え合ったり、情報共有をしていて。3年目からは「チームの中の個別行動が増えていった」という感覚ですね。担当している現場の共有もしているので「あの現場忙しそうだから、フォロー行ける?その代わりに、こっちは見ておくよ」といった仕事の仕方ですね。
印象に残っている仕事などありますか?
3年目になったくらいに、冷却塔の修繕を急遽担当したんです。ただそこは、自分にとっては初めての現場で、しかも全く知らない職人さんとの仕事。いままでは何となく知っている現場がメインだったので、全く知らない現場に結構パニックで。
先輩・職人さんにたくさんフォローをしていただき、その現場を乗り切ったのですが、現場の出来上がりをみた依頼主さんから「いいね!そのまま隣も松田さんにお願いできる?」と、自分に声掛けをいただいたんです。
この案件をキッカケに「営業」への意識が変化して。いままでモノを売ることだけが営業という意識だったのですが、この業界では工事を通して信頼を頂き継続して発注頂くスタイル。「できあがった成果物」「施工管理をしていての対応力(品質・安全・納期)」が評価されて、次の仕事に繋がっていくという感覚を掴めたんです。
いままでの個人営業の「売ったら終わり」の関係ではなく、キッカケがあれば「ずっとお客様と繋がれる」というやりがいを実感できましたね。うちは社員の定着率がかなり高いと思うのですが、お客様との繋がりがあるから長く(最後まで)勤めている方は多いのかなとも、感じています。
最近は慣れてきたのもあり、「なにか困っていることないですか?」「最近どうですか?」なんてお客様に聞くこと増えてきましたね。これをキッカケに別の仕事に繋がることもあって、現場=営業場所と思うようにもなってきました。
苦労した分だけ、喜びも大きくなるというのがこの仕事の醍醐味でもあると感じます。なので、自分ももっとスキルアップして高難易度の工事も完結できる人間になりたいですね。
1つのキッカケが仕事観を変えてくれたんですね。
楽しさが分かるようになってきたのも大きいですね。
また、当社は異業界からの転職者も多く、1人がたくさん知識を持っているというよりは「1つに特化した専門知識をもった人が、たくさんいる」会社なんですよね。なので「これできる?」とお客様に聞かれたときに「できる人を知ってます!」といった回答ができ「できない」といって仕事を断ることがほとんどなくて。
お客様にとっても1つの会社に色んなことを頼めるメリットがありますし、うちも断ることがない分、売上にしっかりと繋がっていくなど、いい環境だなっと本当に感じますね。
働く環境面はどうですか?
いいですよ!チーム単位でフォローをしあっているので助け合いができ、残業管理もしやすいですし、また、しっかりと休みもありますしね。現場や時期によっては休日出勤もありますが、グループ内で調整し振替休日の取得ができ、しっかりと休める社内の体制もあります。有給も取りやすいですね!
自分の年齢は社内でずっと若い方だったのですが、いまでは20代の施工管理も6名くらいまで増えましたね。後輩も増えてきて嬉しいです。
休みはもちろんですが、社員数が多い分コミュニケーション量も多いですし、コロナ前は蘇我のフットサル場で運動したりなど、色々やっていましたね。
20代も増えてきたり、自分も30代ですので、同世代が増えてくれるともっと嬉しいですね。自分のような子育て中の方にも、しっかり休めて家庭とのバランスもしっかりと取れるいい環境と思いますよ。
また、うちの会社は資格取得に力を入れているので会社からの支援も充実していると思いますね。資格はあくまで個人のスキルアップであると感じますが、ウチはその「個人のスキルアップも応援、そして評価」をしてくれています。
勉強時間の確保もありますが、合格した際に奨励金がいただける資格もあるので、モチベーションも上がりますね(笑)
未経験の不安ももちろんあると思いますが、自分も未経験でしたし、周りのサポート体制も充実しているので、ぜひ飛び込んできてほしいですね!
本日はありがとうございました。
企業情報
- 会社名
- 布川産業株式会社
- 事業内容
- ・各種プラン卜建設工事一式、電気工事、土木工事、建築工事、管工事、塗装工事・産業用機械部品製作・人材派遣業
- 求人情報
- 求人サイトでチェック!
この記事に似ている記事
「ハイレベルな開発」と「地域貢献」二つの希望を叶えてくれた最高の環境。
よりハイレベルな業務に携わって、自らの技術の腕試しがしたいと転職活動を開始。就活当時は叶わなかった地元就職、今では千葉県本社のIT企業が増えていることもあり、電車広告で見かけたちばキャリを利用して転職された事例をご紹介します。
続きを読む
松浦 翔さん(37歳)
- Before
- ITエンジニア
- After
- ITエンジニア
「エンドユーザーの反応が見えるモノづくりがしたい」。そんな想いを持ちエンジニア→施工管理へ
都内大手IT企業から千葉県内の建設系中小企業への転職を選択。なぜ中小企業を選択したのか、なぜ人材紹介を中心に転職活動を行おうと思ったのか、さらには転職期間中にあった心境の変化や未経験から建設業界に挑戦しようと思った理由、施工管理としてのこれからの目標までご紹介します
続きを読む
我妻 拓哉さん(29歳)
- Before
- システムエンジニア
- After
- 施工管理