大好きな仕事を続けながら、大切な人たちとの時間も増えました

10年勤めた大好きな会社。転職のキッカケは「家族ができたこと」でした

これまでの経歴を教えてください

ずっとITという分野に興味があり、大学も情報系の学部へ進学。そのまま進む道を変えることなく、新卒では都内にあるIT企業へ就職をしました。

前職の会社には10年間勤めておりましたが、主にSES契約でさまざまな契約先企業でのソフトウェア開発をメインに行っていました。ただスキルアップの機会もいただくこともあり、辞める前には、要件定義などにも携わることもでき、プログラマーとしてだけでなく、システムエンジニアとして上流工程に携わる経験もしていました。

大阪と東京に拠点があったのですが、私が所属していた東京支社は全員で20名前後の規模でした。だからこそ社長との距離も近く、帰社日に社長とはご飯に行くこともあったり、社員同士も仲がいいなど人間関係的にも「好きだなぁ」と思える、居心地のいい会社でした。退職当日には「いままでありがとう。頑張れよ」と背中を押してくれたり、泣ていくれた後輩もいて、本当にいい環境で働けたんだなぁと感謝しています。

好きだった会社を辞めようと思ったキッカケは？

結婚して子どもができ、自分の生活環境が変わったことが一番の理由です。

いままでは自分ひとりの生活でしたが、養い支えていく存在ができたときに「給与面・都内までの通勤時間」などが、少しネックになってしまい…。妻とも相談をした結果、元々住んでいた「千葉での仕事で、いまよりも待遇のいい会社」へと転職を検討しようと思いました。

「マリーンズのスポンサー企業」が応募の決め手でした

転職活動はどのように行ったのですか？

自分のなかで「安定し続ける」ということは切り離せない出来事でしたので、在職したままの転職活動はマストでした。また「最初で最後の転職にしたい」という想いも強く、企業選びはじっくり慎重に行いました。

「前職の経験をそのままに、千葉県での転職をする」ということは決めていたので、インターネットで「千葉　転職　エンジニア」を検索し見つけたのが「ちばキャリ」。サイト内で色々企業を見ていた時に発見したのが「ちば興銀コンピュータソフト株式会社」でした。

応募の決め手は？

経験を活かせることなどを含め色々キッカケはありましたが、大きな決め手は千葉ロッテマリーンズのスポンサー企業だったことです！

というのも、私は自分自身でも野球をしていて、そして野球を観ることも好き。ただの野球ファンでして。スタジアムにもよく行っていたこともあり「ちば興銀」という文字を見てビビッときまして（笑）色んなIT企業がありましたけど「自分の趣味と関連づいている企業に勤めるのもいいな！」と思い、応募をさせていただきました。

応募したのは1社のみですか？

はい。仕事もあったので並行して何社も選考を受けるのは厳しいと感じたので、興味のある会社を1つずつ受けていこうと思っていました。

前職を考慮してくれた、面接や入社日の調整にも好印象

面接時の印象など覚えていますか？

正直…！全然、覚えていません！

3年前ですもんね（笑）

すいません…（笑）

あ、でも、なんでこんなこと聞くんだろうってハッキリと覚えていることがあって。面接自体は2回あったのですが、最終の役員面接の時に「ねぇ、岡本さんはゴルフ好き？」って聞かれて、突拍子もない質問ですし、なんて答えるのが正解なのかめちゃくちゃ悩んだのは覚えてますね。

転職時に重要視していた、給与面についてお話しされたりは？

年収についても相談させていただきました。面接担当の方もオブラートに包みながらですが答えてくれて、自分としては「前よりは上がりそうかな」という感覚でした。

応募からご入社まではすぐだったのですか？

実は、かなり待っていただいちゃいました。

8月に応募したのですが、入社をしたのは年明けの2020年の2月。携わっていた案件をやりきるまで待っていただいたり、面接日や入社日に関してたくさん調整していただくところがありましたが、快く受け入れていただけたのに感謝しています。

銀行という固定顧客を相手に、自社内開発で長く信頼関係を築けるやりがい

入社後はどのような案件に？

大きなシステム導入が控えていた時期でしたので、入社後はその案件に携わりました。その後は、全国各地の手形交換所で行っている手形・小切手の交換を電子データ化するシステム開発を担当し、自社内開発ということもあり、上流工程から全て携わらせていただきました。

いままではSES契約としていろいろな勤務地を経験しつつ、1つの案件が終われば「極端な話、サヨウナラ」を短いスパンで繰り返し行っていたので、固定の顧客（銀行員さん）を相手に、仕事をし続けられる楽しさ、責任の重さはかなり感じています。

自分で要件定義して作ったシステムを、運用・保守まで、ずっと携わることができることもやりがいですね。システム改修も行ったりするので、一度作ったらお終いではなく「システムの成長」にも携われることが、頑張ろうというエネルギーにもなっています。

他にやりがいに感じることはありますか？

エンドユーザーが見える点ですね。

当社が扱っているのは「銀行員さんが使うシステム」「銀行に来られた方が使うシステム」。前者に対しては、直接「声」を聞きながら、相談をしながらの開発ができるので、そういった面も達成感が大きいです。また、同じ担当者とのやり取りも多いので、信頼関係を築きやすいので、関係値を高めながら、仕事を進めています。

逆に、難しいと感じることは？

銀行用語を覚えることですかね…。銀行知識については、全く分からなくて。

手形交換所の電子化システム開発時にもあったのですが「この作業のために、この動作が欲しい」と口頭で言われても「どういう意味ですか？」となってしまうことが多くて。紙面の時の作業手順（業務の流れ）を私たちは知らないので、手順について1つ1つ説明を受け、理解していったうえで「じゃあ、こういった動作を入れましょう」という提案になってしまうんです。

顧客の業界が専門的になればなるほど、必要とされる知識も多いので、そういった面でかなり苦労をしていますね。

事務所リニューアル・新卒社員多数、想像以上に明るい雰囲気の社内

会社の雰囲気についてはどうですか？

真面目なタイプが多いと思いますね、私はワイワイするのも嫌いじゃないのですが、比較的に大人しい会社と感じます。

でも、新卒採用にも注力しているのもあり20代の社員が多くいたり、事務所も最近リニューアルして、フリーのMTGスペースやドリンクコーナーなどもあり、明るい雰囲気はあります！仕事中は業務の話が多いですが、退社前にちょっとした雑談もしたり、コミュニケーションを取るのが嫌いという方は少ないと思いますね

面接時のゴルフの話がここで繋がるのですが、社内にはゴルフ好きな方が多いらしく、コロナ禍以前は有志のメンバーでゴルフに行ったりしていたそうで。自分は参加したことはないのですがその話を後々聞いた時に「なるほどね（笑）」ってなりましたね。

ちなみに、働く環境はいい方向に向かいましたか？

残業はほとんどなく早い人は定時帰宅をしていますし、18時時点で事務所は静かで。自宅から近くなったというのもありますが、朝は幼稚園の送迎をしてから出社もできるようになって、子どもとの時間もかなり増えました。

直接言ってくるわけではないですが、妻からは「あの時、転職してよかったでしょ？」ってきっと思われていますね（笑）それくらい、良くなったと思っています。

最後に、これからの目標を教えてください

いまは銀行員さんからの要望があったうえで対応を進める、という仕事の流れなのですが、ゆくゆくは「銀行員さんたちへ提案→検討していただいたうえで進める」というような、お互いに提案し合える仕組みができたらいいな、と。

銀行さんにもやりたい改修や新しく作りたいシステム、予算の関係もありなかなか動くのは厳しいと思うので「いつかそうなりたい」という目標にはなっちゃいますが、日々の中で小さな提案はし続けて、お互いが成長し合える関係性を築きたいと思っています！