営業職、独立農家…チャレンジングな僕が未経験からメンテナンス職を選んだ理由。
河野 仁さん
(男性 / 35歳)
- Before
- 営業・農業
- After
- 点検・メンテナンススタッフ
記事の目次
挑戦をやめずに、手に職をつけたい
これまでのキャリアについて教えてください
ファーストキャリアは営業職。1回の転職を経験し、トータルで10年ほど、都内で営業の仕事をしていました。最初の7年間はアパレル業界でファスナーやボタンといったアパレル材料を扱っていて、転職後はイベント会社でショッピングモールなどの商業施設にお笑いライブや集客イベントの提案を行っていました。
最初に営業職を選んだ理由としては、「自分の短所を克服したい」と思ったからです。昔から人は好きだったんですが、かなりの人見知りでした。今の会社の人にその話をすると「人見知り?噓でしょ」と言われるので、10年の営業経験で、さすがに人見知りは克服できたと思っています。(笑)
イベントの営業職にやりがいを感じていましたが、家庭の事情で母親のいる地元の愛媛に戻ることになりました。ありがたいことに休職という選択肢もいただいたのですが、退職を選択しました。
愛媛に戻ってからは何を?
常に新しいことに挑戦しようと思う性格だったので、地元に戻ると決まった時に「ただ転職するのではなく、自分で何かをしてみたい」と思いました。経験がなくてもチャレンジしやすいことを探し、行政の支援も充実している農業を選びました。
補助金を活用しながら3年くらい農家として生活していたんですが、ちょうどその時に西日本豪雨が起きたんですね。それで、「このまま生活していくのは厳しいかもしれない」と感じたことと、結婚し子どもの誕生も控えていたこともあり、妻の地元である千葉県に帰ることになりました。
関東に戻ってきたんですね
ええ、それが次のキャリアについて考えるキッカケになりました。今まで営業職を10年ほど経験し、営業の仕事も嫌いではなかったのですが、「自分に何か誇れるスキルはあるのかな」と思った時に、資格が存在しない営業職ではなく、手に職をつけられる仕事をしてみたいと思ったんです。
ちょうどコロナが流行り始めた時期と被り、採用活動を休止している企業が多くて、今の会社に入るまで1年くらいかかりました。
最初は大手の求人媒体を見ていましたが、都内の仕事がほとんどでした。家庭を持ったことや、愛媛での生活を経て、「満員電車は乗りたくない」「通勤にも時間をかけたくない」という希望が芽生えていたので、なかなか理想の求人にはたどり着けませんでした。
そんな時に「ちばキャリ」さんの求人広告を見つけたんです。千葉県に特化している求人情報はありがたかったですね。
御社を志望された理由は何ですか
やはり、未経験から一生モノの技術が身に付くことは大きかったです。年齢も35歳になっていましたし、手に職をつけられる最後のチャンスだと思いました。
他社にも未経験歓迎の求人はあったんですが、当社はほぼ全員が未経験スタートと書いてあったし、写真も同年代が多いように感じたことから、当社を志望しました。
あとは、車通勤OKだったことも、電車通勤を避けたい自分にとってはポイントでした。実際に現在は社用車で出退勤をしているので、自分だけのパーソナルスペースが確保でき、通勤ストレスとは無縁の生活を送れています。
代表をはじめ、穏やかでいい人ばかり
会社について教えてください
ある程度のギャップは想像していたのですが、求人情報に書いてあった通り、本当に穏やかな雰囲気で逆に驚きました(笑)
10名の従業員の内、事務スタッフ以外は全員男性で、基本的に皆さん点検や修理の業務に携わっています。一番のベテラン社員は20年の経験者で、私が一番の新人ですが、皆さん本当にいい人ばかりなので、居心地はかなり良いです。
自分と同じように皆さん未経験者から入社しているので、社内でも「分からないのが当たり前」という雰囲気が漂っており、質問すると親切に教えてくださいます。「背中で覚える時代じゃないから、とにかく親切に教えて、着実に技術を身に付けて欲しい」という代表の考え方のもと育ってきた社員なので、後輩にも同じように接してくれているんだと思います。
現在のお仕事内容は?
入社して4カ月が経ち、現在は先輩と同行してスーパーの冷凍庫や冷蔵設備の修理や点検作業をしています。点検では冷蔵庫や冷凍庫がしっかり冷えているかどうかの判断をします。専門機器で電気が通っているかのチェックをし、電気が通っていない場合は「漏電しているのが原因だから、コードやプラグの破損しているところを見つけよう」という風に故障の原因を見つけて修理をする流れですね。
点検だけでなく、自社で修理業務も担当しているので、いろいろなトラブルを自分達で解決できることがやりがいに繋がっています。
難しい点検や修理は様々な資格が必要になってくるので、先日、第2種電気工事の講習に行かせてもらいました。資格費用はもちろん、テキスト代も全て会社で負担してくれています。テキストを持ち歩いて、仕事の合間や家事育児のスキマ時間で勉強しています。そろそろ試験があるので、一発で合格したいですね!
営業職とメンテナンス職は全く違う職種だと思うのですが、戸惑いはなかったですか?
営業職もメンテナンス職も、コミュニケーションを大切にするという部分では共通しているんですよ。大体1日5件くらいのお客様先で点検を行いますが、点検の目的や内容だったり、点検後の説明や修理が必要になった場合の調整など、お客様と話す機会はたくさんあります。
お客様にとって、私達は冷凍・冷蔵設備のプロフェッショナルですから、安心して話を聞いてもらえるようにしっかり目を見て、誠実な言葉遣いを意識しています。前職の経験が活きていると感じますね。
異なる部分は、やはり手に職がつく、ということです。営業職の商材はモノやサービスですが、メンテナンス職は自分の技術ですからね。
点検で不具合を見つけて、修理をするために一つずつ問題を解決していくところがおもしろいです。そして不具合の修理が完了した時に、お客さんから「ありがとう」と言われると、「自分の技術が人の役に立った!」と最高の気分になります。個人的には、現職の方がおもしろいと感じています。
これからの目標について教えてください
まずは修理業務を一人で完結できるようになることが目標ですね。簡単な修理は1年くらいを目途に一人でできるようになり、5年程度で難しい修理もできるようになるそうです。代表いわく、一人前には10年かかるとか…。1年後、5年後、10年後の自分の理想に負けないように、日々成長していきたいと思っています。
あとは、プライベートなことになるのですが、母を千葉に呼んで親孝行もしていきたいですね!
担当者の声
河野さんの印象は見た目もしっかりしていて、人付き合いも良さそうな人だと思いました。創業して21年になりますが、この業界で活躍をする人は、ただ機械が好きという人よりも、未経験でもコミュニケーションをとれる人だと思います。そういう点でも我が社に欲しい人材だと思い採用しました。
実際、入社してから積極的に仕事を覚えたいという意欲が伝わります。早くメンテナンス業務全てを任せて、後輩の面倒を見れる存在になって欲しいですね。まずは試験に受かってもらうことが最初かな(笑)
ここでは、経験よりも人にきちんと伝えられる人や人が好きな方を求めています。そのために会社としても質問されやすいような雰囲気作りを心掛けているので、穏やかで、人と馴染めるスタッフばかりです。10年でようやく一人前になれる業界なので、長期的に働きたいという人は、ぜひご連絡ください。
企業情報
- 会社名
- 株式会社イースタンサービス
- 事業内容
- 冷凍・冷蔵設備のメンテナンス
- 求人情報
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