応募要件に満たなくても経験を買ってもらえた！なんとかなった転職活動

製造、営業、介護…紆余曲折してたどり着いたのは、家から歩いてスグの会社！？

前職ではどんな仕事をされていましたか？

さまざまな職種を経験しました。20代は製造業で工場勤務、30歳になる前からは通信系の営業職、前職は介護職でした。コロナ禍のあおりを受け、諸事情により退職しました。

転職活動はどのように進めましたか？

実は、「すぐに次を見つけなきゃ」という気持ちではなかったんです。景気もよくないですし、これを機に1年くらいゆっくりしてもいいかなと思っていました。でも、のんびりした生活は1カ月くらいで飽きちゃいましたね。最近40歳を迎えましたが、動いていたい性分は昔から変わらず、何もすることがないと落ち着かないんですよ。

仕事探しは、ハローワークと並行して千葉キャリを使いました。千葉キャリはずいぶん前から存在を知っていて、他のサイトにない地元の企業が見つかるので、ちょくちょく求人を見に行っていました。

そして、偶然リーベの求人募集を見つけて「ああ、あそこが求人出してるんだ！」と思いました。だって僕の家のすぐ近所で、リーベの緑色の大きな看板はいつも見ていましたから。会社の事業内容は知りませんでしたが「家の近くの知っている会社」という安心感があり、興味が湧きました。

そして、「個人向けのガーデニング用品やプロ向けの建材資材の販売をしている会社」で、「法人営業」と「倉庫管理スタッフ」の2職種を募集していることがわかりました。全くの未経験分野でしたが、もともと好奇心旺盛なタイプなので、とりあえず応募をしようと思い、応募資格を満たしていて、以前取得したフォークリフト免許が活かせるかもと思い、倉庫管理スタッフに応募しました。

未経験の業界、素直な気持ちを武器にスタートする40代

倉庫管理スタッフで応募されて、どんな経緯で法人営業に？

そもそも法人営業の「大卒以上」という応募要件を満たしていなかったので、僕の中で法人営業という選択肢がなかったんですよ。ところが面接時、職務経歴書に書いてあった営業経験を買ってくださって。「法人営業やってみないか？」と声をかけていただき、期待されているなら、そちらでがんばろうと入社しました。

なるほど！とはいえ、営業のブランクもあるかと思います。業界も未経験で大変ではありませんか？

大変ではないと言ったら嘘になりますが、営業部の先輩やお客様にご指導いただいて、営業の感覚を取り戻している最中です。今の仕事は、3年ほど取引のない法人・個人事業主のお客様に架電をし、近況を伺うことがメインです。「最近どうですか？」「どんな施工が多いですか？」といった風に話を掘り下げて…ニーズがありそうであればアポイントを取り、当社にお手伝いできることが無いかヒアリングをしていきます。

入社2カ月とは思えないご活躍ですね！

いやいやとんでもない！商品の知識もまだまだ身についていないので、先輩方に教えてもらうばかりです。しかもお客様は、中小工務店、設計事務所、造園業者などエクステリアや住宅建材のプロ中のプロですから、僕では到底叶わない知識量です！さらに当社は、木材、物置、塗料、人工芝、ウッドデッキ材と、「家」と「庭」に関するすべてを取り扱っており、必要な知識は多岐にわたります。

こうした知識は今すぐ身につけられるものではなく、生半可な知識は逆に信頼を失う結果にもなりかねません。そのため、分からないことや知らないことは素直に「教えてください！」と聞いています。特にお客様はこだわりのある職人の方が多いので、「しょうがないなぁ」と結構教えてくれるんです。（笑）

「家の近くの会社」から「働き続けたい会社」に。変化に対応する営業パーソンへ。

社内の雰囲気はどうですか？

僕のいる営業部は、外回り営業とインサイドセールス、営業事務の3チームに分かれていいます。外回り営業は4名。基本1人で活動しますが、個人がガツガツ目標を追いかける…という殺伐とした雰囲気はないですよ。平均年齢は40代と若くはないですがその分落ち着いてますし、中途入社で入ってきた人が多いので、ある程度自由な営業スタイルが取れます。

「○○社の△さんはこういう話が好きだよ」と積極的に情報共有したり、必要に応じて営業に同行したり、業務が円滑にまわるようにしっかりコミュニケーションをとりあっています。僕も溶け込みたくて前のめりに話していますが、それをしっかり受け入れてくれる人ばかりです。

オフィスも津田沼駅から徒歩2分ですし、規定通りきっちり休日もありますし…。少し前までは「家の近くの知っている会社」でしたが、入社した今は「働き続けたい会社」へと認識が変わりました。

これからどんな仕事をしていきたいですか？

まずは、お客様の質問に1人で答えられるくらい商材の知識を身につけることですね。そしてやはり営業職ですから、新規営業や、お客様との信頼を構築し、深耕営業もどんどんしていきたいと思っています。

とはいえ、当社取扱い商品は世界9カ国以上から直輸入していることもあり、木材価格の高騰（ウッドショック）によって建築業界全体が厳しい状況にあることも肌で感じています。「材料が入ってこない。材料があっても値段が高い。でも、守るべき工期がある」と困っている方に特効薬が無い状態なので、ともどかしい気持ちもあります。今のこの苦しさも心に刻み、乗り越えた先の今後に役立てたいと思っています。

次のステップとしては、当社の今後の事業展開にあわせて、営業職以外のスキルも培っていきたいと考えています。現在の当社はECのイメージが強いですが、徐々にエクステリア関係の販売から施工までワンストップで請け負うことも増えてきました。事業を加速するために、そして僕自身の価値を上げるためにも、施工に必要な主任技術者、造園施工管理技士など現場に立てる資格をとっていきたいです！