
2024年10月の正社員求人広告件数は、対前年-5.1%、対前月+6.3%(全国求人情報協会)
出典:求人広告掲載件数等集計結果・2024年10月分(全国求人情報協会・2024年11月25日)
全国求人情報協会が、2024年10月分の「求人広告掲載件数等集計結果」を発表しました。
主な概要は以下の通りです。
(全体)
・2024年10月の職種別求人広告件数は、全体で2,071,229 件(前月差+5.6%/前年同月比-0.2%)
・前月比で最も増加率が高かったのは、建設・採掘(+17.8%)、次いで、サービス(接客)(+10.2%)
(正社員)
・2024年10月の正社員求人広告件数は、全体で1,164,134 件(前月差+6.3%/前年同月比-5.1%)
・前月比で最も増加率が高かったのは、建設・採掘(+17.5%)、次いで、専門(金融・法務専門職)(+13.4%)
・前年同月比では、最も増加率が高かったのは、運搬・清掃・包装等(+51.2%)、次いで、専門(金融・法務専門職)(+48.9%)
正社員では、2024年4月から9月まで減少が続いていましたが、10月に増加、対前年比では4月から7月まで鈍化していていましたが、8月に横ばい、9月、10月は鈍化となっています。
調査結果は、本日の日経新聞の記事「求人広告、10月0.2%減 IT技術者など目立つ」でも取り上げられていますが、同記事では
中途採用など企業間の競争が一段と激しくなり、募集しても十分に採用できなくなっている。企業は中核的な人材に求人を絞り、採用活動を効率化する動きが出ている。
採用難度が上がってきたため「未経験者の採用を抑え経験者中心とし、育成コストを削減するようになってきている」(エン・ジャパンの担当者)。
と補足されています。
中小企業においては、人材採用がとても重要な経営課題となっています。採用力強化に向けて、企業力、採用力共に上げていく努力が必要ですね。