―太田プレスに入社されたのは?
畑違いの業界から23歳で入社して、いまでは13年目です。
―以前は何を?
住宅営業を1年半ほどやっていました。
―なぜその業界を選んだんですか?
特に理由はなくて内定が出たから入社しようで決めちゃいました。
何も考えていなかったぶん、入社後はずっと苦しかったんです(苦笑)
―理由を伺っても?
ノルマがある仕事の精神的な厳しさだけじゃなく、転勤や平日休みといった、学生の頃には想像していなかった部分にも悩まされて。友人や家族に会えない環境が想像以上にきつくて「この働き方は自分には合ってない」と思い、退職を選びました。
―転職で叶えたかったことは…?
「自分のことを大切にできる職場で働きたい」です。
そのうえで、入社後のミスマッチやギャップをなくしたいと強く思っていました。
―ミスマッチをなくすためにどんな行動をしましたか?
とにかく聞きました。もう、それに尽きます。
太田プレスを知ったきっかけは、転職活動中に参加した「工場見学イベント」でした。たぶん転職支援サービスを行っている会社のイベントだったと思うんですが、そこに太田プレスが出展していて。「ものづくりってちょっと楽しそうかも」と、申し込んでみたんです。
当日は、どの参加者よりも質問を投げかけていたと思います。
「この機械なんですか?」みたいな、いま思えば恥ずかしい質問もいっぱいしましたけど、ひとつひとつ本当に丁寧に答えてくれて。
どんな製品を作ってるのか、どんな特徴があるのか、誰に届けているのか…
製造工程を見せてもらいながら説明してもらったことを、いまでもよく覚えています。
―決め手は?
ピンときたことです。
人事担当の方が、「正直、残業は多めなんです」って、最初から包み隠さず教えてくれて。職場のことも、待遇のことも、ちゃんと話してくれたんです。
そうやって知っていれば、僕も不安はなかったですし、多少残業があっても、土日や季節の休みはきちんと取れるって、会社カレンダーを見せながら丁寧に説明してくれたのを覚えています。