三立機械工業株式会社
「はじめて」が尽きないからこそ、おもしろい。

「はじめて」が尽きないからこそ、おもしろい。

S・K(35)
2019年入社
前職:建設業の施工管理
現職:リサイクル装置の営業・サービスエンジニア

全部がはじめてのことで、新鮮でした。

―前職は?

新卒で建設業の会社に入社。施工管理として、道路づくりなど土木にかかわるスケールの大きい工事に携わっていました。

―新卒では建設業界に絞って就活を?

いえ、当時は、自分がどの業界で、どんな仕事をしたいのか、具体的なところまでイメージはできていませんでした。「千葉で働く」ということにはこだわっていたので、色々な業界の会社を受けて、最終的に前職の会社に決めました。

もちろん、仕事はやりがいもありましたが、施工管理は現場の状況により臨機応変の対応が必要なので、より規則的な働き方で仕事に集中できるようにしたいという思いもありました。また、それと同時にやったことのない営業の仕事にも興味がありました。

ちょうど30歳のタイミングで、新しい環境へチャレンジしてみようと思いました。

―三立機械工業に決めた理由は何だったのですか?

まず、自宅から通いやすいこと。そして、興味のあった「営業」という仕事だったから応募しました。

仕事の中身は、日本全国のお客様先に行って、機械をメンテナンスしたり、新しい機械を提案する…というもの。遠方への出張も、営業も、サービス(機械メンテナンスなど)も、全部がはじめてのことで、新鮮でした。

あとは、一次面接から中根社長が出てきて、色々なことをフランクにお話しました。社長は自身も営業としてフィールドに出ており、社長であり「上司」のような感じです。社長の親しみやすい人柄も、決め手になったのかなと思います。

―出張が多い点に関しては、ネックにならなかったのですか?

そうですね。月の約半分が出張ですが、平日の1泊~2泊の単発ですし、土日はしっかりと休めるので、「とりあえずやってみよう」と思いました。

仕事での経験は、プライベートにも彩りを与えてくれた。

―実際に仕事をはじめてみて、どんな風に感じましたか?

もちろん、わからないことだらけ。でも、毎日どんどん新しいことに触れられて、「楽しいな」と感じました。

―仕事では、どんなことを覚えていくのですか?

まずは、当社のリサイクル装置の知識。工場での研修もあるし、実際に当社のリサイクル装置を使ってくださっているお客様先(金属リサイクル業など)へ先輩と同行して、設置工事・メンテナンスの現場を知っていきました。

―はじめての出張はどこだったんですか?

山口県です。はじめての出張は、社長と同行でした(笑)

―社長との出張!1人でお客様先に行けるようになるには、どのくらいかかったのですか?

入社5ヶ月目くらいのときですかね。正直、メンテナンスも商品知識も、まだ半人前の状態だと、自分で思っていました。だから、すごく緊張しましたね。

ただ、先輩や上司とは、何かあればすぐに電話やメッセージで連絡を取り合っています。わからないことがあったら聞けると思うと心強くて、はじめての1人訪問は無事に達成できました。

―どんなときに、成長を感じましたか?

この仕事をはじめてから、機械や電気にかかわる知識もついてきました。それは、プライベートで実感することも。

たとえば、妻の実家で使っている農機具の調子がわるくなったときに、機械はちがえど「ここはこういう仕組みで動いているんじゃないか…」と論理的に考えられるようになり、不具合を解決できたり。他にも、仕事で学んだ知識のおかげで、ちょっとしたDIYなんかもできて、楽しくなりました。

仕事で学んだことが私生活でも役立つと嬉しいし、自信にも繋がりますね。

お客様が「儲かる」ことが、仕事のよろこび

―出張、実際にやってみていかがですか?

日々、本当にさまざまなお客様との出会いがあるし、行ったことのない場所に行けるのは新鮮ですね。

地方に行くと、お客様が現地の美味しいご飯屋さんを教えてくれることもあります。温かい人たちが多いですね。楽しいですよ!

―思い出に残っているご飯屋さんとか、ありますか?

そうですね…(少し考えて)、最近だと、中国出身のお客様が連れて行ってくれた中華料理屋さんかなぁ。「ここのお店は本場に近いよ!」ってオススメしてくれたのですが、もうすごく辛くて…(笑)。でも、そんな感じで、日本にいながら異文化交流もあって、色々な発見がありますね。

―国籍問わず、色々なお客様がいらっしゃるのですね。仕事の中では、どんなことがやりがいなのですか?

お客様が、当社のリサイクル装置を導入して「儲かる」こと、ですかね。

―「儲かる」?

当社のリサイクル装置は、主に「電線から銅を取り出す(分別する)」ことに特化しています。銅は有限の資源なので、現在では、多くの企業で、使われなくなった電線から銅を取り出し、リサイクルしています。

いままで人の手で電線の皮を剥き、取り出す工程を、当社の装置を導入して効率化する。そうするとお客様の会社の1日の生産量が増えて、売上も上がります。結果的に、それが循環型社会、環境のためにも貢献できていることになります。

―良い循環ですね。

当社のリサイクル装置を導入したお客様先に再訪問したときに、駐車場に高級車が増えていたりすると、「業績、好調なのかな」なんて思ったりもします。

あとは、「(導入して)すごく楽になったよ!」「もう1台、入れようかな」と嬉しい声を直接聞くポジションでもあるので、そういうときにやりがいを感じますね。

日々、変化し続ける会社。「新しい」が尽きないから、おもしろい。

―これからも働いていくうえで、楽しみなことはありますか?

いま、会社として「新しい市場」の開拓を進めています。廃電線のリサイクルに特化していた装置を、今後は自動車など、別のものからも銅を取り出せるような装置を、会社をあげて開発していこうと準備をしている段階です。

だから、いままで関わったことのない業種のお客様も、今後増えてくると思います。そして、いままで聞いたことのない新しい要望、それに対応するために製造部と試行錯誤したり…と、大変なこともあると思うけど、それと同時にワクワクもしています。

当社が飛び込もうとしているのは、まだ世の中にない市場。未知の世界だけど、これから会社がどんな風に成長をしていくか、楽しみです。

―私自身も、御社の成長が楽しみです。ほかに、会社の好きなところはどんなところですか?

上記にも通ずる部分と思うのですが、変化に柔軟なところです。

たとえば、働き方でいうと、私が入社してから隔週の週休二日制から、土日がすべてお休みになりました。また、みなし残業制を廃止して、残業代が別途支給になったりと、直近数年でも色々な変化がありました。お休みがしっかり取れるので、普段出張が多くても、週末は家族でゆっくりと過ごせるし、働き方にも満足しています。

社長も現場に出ているからこそ、現場が効率よく、気持ちよく働けるように気にかけてくれます。ちょっとしたことでも声を挙げやすい社風だと感じます。

―最後に、これから自分はどうなっていきたいですか?

現在の延長線ではあるのですが、もっともっと、営業、そしてメンテナンスの力を磨いて、対応できる幅を広げていきたいです。製品開発など、これからも新しいことに直面すると思います。でも、だからこそ飽きないし、おもしろい。

色々なことに挑戦して、成長し続けていきたいです。

企業担当者の声

自己実現に意欲的で、自身の成長に喜びを感じながら働いている姿勢をうれしく思います。
社員が仕事にやりがいや誇りが持てること、同時にプライベートも充実した豊かな人生を送れるようにすること、それは社長の仕事の1つだなと、今回のインタビューを見ていて気が引き締まりました。責任感の強い彼が、仕事に熱中しすぎてワークライフバランスを崩さないかちょっと心配もしていますが…(笑)、これからも、仕事でもプライベートでも充実感を得ながら、活き活きと働いてほしいですね。(代表/中根より)

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