株式会社野崎建築工業
17年越しに叶った夢。未経験の自分を、優しく迎えてくれた仲間たち

17年越しに叶った夢。未経験の自分を、優しく迎えてくれた仲間たち

M・Nさん(43歳)
2023年入社
前職:施工図面の作成(RC造メイン)
現職:自社ブランド住宅の建築設計

遠周りの選択をしてしまったかもしれない

―これまでの経歴を教えてください

大学では土木を学びましたが、次第に住宅設計(家づくり)へと興味が変わっていったんです。卒業後は建築の専門学校に入り直し、基礎から学び直しました。

個人的な意見ではありますが現場を知らずにいい設計はできないと思って、まずはスキルを磨こうと、前職は現場に近い「施工図面を専門に扱う会社」にて、コンクリート建築(RC造中心)の施工図面作成に携わっていました。

―住宅関係ではなかったんですね

この選択は現場視点を持った住宅設計になりたいという目標のためでした。
4〜5年したら次に進む予定だったのになぁ…

―でも?

社長はいい人だし、僕自身もライフステージが変わるなど、なかなか辞めるきっかけが見つからず、気づけば12年。「自分で夢を遠ざけちゃったなぁ」と何度も悩みました。

―Mさんの真面目な人柄が伝わってきます

数年前に世代交代があり、「よし次だ!」と、新しい1歩を踏み出しました。

―それが御社との出会いですか?

そうです。
運転をしているときに、ラジオCMで「鎌ケ谷の住宅は野崎建築工業~」と流れてきて。地元企業だとピンときてHPを調べてみたら、ちょうど求人を出していて。すぐに電話をして面接を受け、内定をいただきました。

17年越しの夢を叶えた

―いよいよ夢の設計ですね!

…ではなくて(笑)
当時は設計に採用枠がなくて、営業職として入社しました。住宅業界で働けるならやってみようと迷いはありませんでした。

―やってみてどうでした?

とても楽しかったです。
お客様に一番近い場所で、一緒に理想のお住まいを考え、完成後には喜び合って。もちろん、知らないことが多く、大変なこともたくさんありました。でも、この経験や隣で感動し合えるやりがいは、忘れられない思い出になりました。

―いつごろから設計としてのキャリアが始まったのですか?

昨年(2024年)10月からなので、まだ半年ほどです。

―設計を希望し続けての異動だったのでしょうか?

営業も楽しくやっていたので、自分から打診することはなかったです。
でも、応募時に住宅設計を希望していたことを上司が覚えてくれていて、枠が空いたタイミングで「やってみるか?」と声をかけてもらいました。

―嬉しかった?

もちろん。17年越しに夢を叶えた瞬間でした。

「全てが活きている」営業経験ができて、本当によかった

―夢を叶えてどうでしょうか?

これがですね、設計として携わっている物件は「絶賛設計中・施工中」と、まだできあがっていないんです。なので、どちらかというと、営業時代の思い出の方が濃くて(笑)

―営業経験はいまにも活きていますか?

全部、活きています!!
逆に、営業を経験してから設計にこれて本当によかったと思っています。

―理由は?

まず、社内のコミュニケーションがとても取りやすいことです。
やっぱり住宅設計は未経験ということに対して、「迷惑をかけていないかな」と不安がありました。でも、1年以上同じ部署で働いた仲間なので気心が知れていて、何でも相談が持ち掛けやすいんです。
気にしすぎかもしれませんが、設計未経験かつ人間関係がない状態で入社をしていたら、自分の性格上もっと恐縮していたと思います。

また、営業のときに「いま図面が手元にあれば嬉しいのに!」と思うことがあったんです。
それぞれ組んでいるスケジュールがあるので自分も当時はできあがるのを待っていましたし、設計の立場になったいまも急かされることはほとんどないのですが、私は両方の立場(気持ち)を知っているので、「この修正はすぐ反映して営業に共有しよう」と、欲しそうなタイミングを想像して動けています。

―なるほど

さっきのは営業視点の話でしたが、設計でも活かせていることがたくさんあります。

モデルハウスでの反応やお問い合わせ内容(契約前のお客様の本音)から得た情報は、設計にとても役立っています。現場で知れた生の声は、自分の提案の幅を広げるとともに、常に情報をキャッチアップする意識づけにもなりました。

―設計になったいま、情報収集はどうやって?

営業に聞いたり、打ち合わせの中で「最近こういう要望が多いな」と感じたり。あとは、SNS(Instagram)などで住宅トレンドをチェックするようにしています。

すごく風通しが良く、そして優しい職場

―職場の雰囲気はどうですか?

家族の話やドラマの話など、めっちゃしています(笑)

―仕事では?

設計部のメンバーって、僕以外の2人はこの道20年以上の大ベテランなんです。
スキルは当たり前に高く、そして、ものすごく優しい方たちです。

僕はまだまだ初心者なので、やりたいイメージがあっても形にできず悩むことも多くて。そんなときに「どうした?」「こうしてみたら?」と、作業の手を止めて丁寧にアドバイスをくれます。

ただ、生意気かもしれませんが、どうしても譲れない設計もあるんです。例えば「この小窓は絶対に入れたい」と伝えると、ちゃんと意図を汲み取ったうえで「じゃあ、こうするのはどう?」と別の視点で伝えてくれるから、さらに自分の考え方が広がっていって。
否定されている感じもなく、その上で、新しいやり方・考え方を学べる。このチームの環境は、抜群にいいと感じています。

―のびのび成長できる職場なんですね

他部署の人たちも、本当に良い方ばかりなんです。

以前、案件を進める中で僕が周囲を巻き込むミスをしてしまったことがあって。そのとき、一緒に動いていた方が「俺がちゃんとチェックしてなかった、ごめん」と声をかけてくれて。

どう考えても、100%僕のミスなんですよ?
最終的には一緒に修正させてもらって問題なく終えられたのですが、工数を増やしてしまった申し訳なさと、皆さんの優しさがしみました。

転職してよかったと思える毎日

―転職してよかったですか?

はい。
ずっと目指していた夢を叶えることができて、本当に転職してよかったと思っています。最初に営業を経験できたことで、自分のスキルも磨けましたし、いまとても充実しています。

―楽しんでいますね

楽しいです!
ただ、設計した棟数も少なく、まだまだ新人。これからもっと実績を積んで、さらに楽しめるように頑張っていきたいです。

―頑張ってください!

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