東総物産株式会社
家族と千葉で暮らす。そのそばに、誇れる仕事がある。

家族と千葉で暮らす。そのそばに、誇れる仕事がある。

I・Tさん(37歳)
2017年入社
前職:メーカー系商社の営業
現職:建設資材商社の営業

「転勤族」をやめて、地元・千葉で腹をくくった。

―前職はどんなお仕事をされていたんですか?

新卒でメーカー系商社に入社して、家電や日用品、オフィス家具などを販売する営業をしていました。

数千人規模の比較的大きな会社で、数年ごとに転勤を繰り返していました。

―転職を考えたきっかけは?

全国を転々とし、公私ともに充実した生活を送れていましたが、将来の住む場所を考えたときに、地元である千葉に戻りたいなって思ったんです。自分も妻も千葉出身ということもあって、千葉に住まいを構えて子育てをしたいと考えました。

―環境が変わることに、不安はありましたか?

会社の規模も、お客様の業種もガラッと変わるので、不安は正直ありました。でも、地元に根付く会社で、地域のお客様と関わりながら、腰を据えて働くのも良いなと思ったんです。

”何でも扱える”商社ならではの面白さを知った。

―今のお仕事内容を教えてください。

建設・土木資材の営業です。扱うのは、土木工事や外構工事等で必要になる資材の他に、標識や遊具など、皆さんの生活の中に溶け込んでいる身近なものまで、多岐にわたります。

お客様は、道路や造成工事を行う建設会社や土木会社が中心です。大手ゼネコンから地元の建設会社さんまで、幅広くお取引があり、さまざまな現場に資材を卸しています。

―どのように仕事が進むのですか?

基本は、建設会社さんが入札で受注した工事をもとに動きます。現場監督さんから入札資料を預かり、その中で当社が提案できる商品をピックアップして見積もりを出します。

お客様は、同業他社からも見積もりを取って検討されており、その中で当社を採用していただければ、正式に発注、納品という流れになります。

―採用していただくポイントは、価格の面が大きいのでしょうか?

はい、第一は価格ですね。

商品は生き物のようで、物流ルートや納期などによって価格が変動します。そのため、見積もりを出す際に、各メーカーさんと交渉・調整を行うことも多くあります。

その点、当社は40年以上の実績があって、メーカーさんとの信頼関係も厚いです。交渉もしやすいですし、ときには"駆け引き”のような場面もある仕事ですが、それも面白さの一つだと感じています。

―前職の営業との違いはありますか?

前職は自社製品を扱う営業だったので、値段も決まっていて、商品ラインナップの中から提案するスタイルでした。でも今は、建設資材といってもメーカーも商品も無数にあります。お客様のニーズに合わせて柔軟に選べるため、提案の幅がすごく広いんです。

その分、初めは商品知識など覚えることも多いのですが、”何でも扱える”という自由度があるからこそ、お客様に寄り添うことができます。

―商品知識はどのように覚えたのですか?

入社後は先輩と現場に同行しながら、「この資材はこういうときに使う」といった基礎知識を教えてもらいました。一人で営業に出るようになってからは、お客様の要望に応えながら、新しい知識を積み重ねていきました。

あと、お客様からも本当にたくさんのことを教えていただきました。

たとえば、フェンスの基礎を打つときに、メーカーの標準仕様のままだと「この現場だと、風で倒れてしまうかもしれない」とアドバイスをいただくこともありました。図面上では問題なく見えても、場所によっては潮風の影響などで想定通りにいかないことも多いんです。

現場でしか得られない気づきをたくさん教えてもらい、「じゃあこのサイズをもう少し大きくしましょう」とか「別の仕様に変えましょう」といった知識を活かした提案が、少しずつできるようになりました。

「ここ、パパが担当したんだよ」って自慢できちゃう。

―苦労した業務はありますか?

当社は商品を卸すだけでなく、防護柵やフェンスの施工にも対応していて、施工が伴う際の段取り調整などは、初めての経験で苦労しました。

協力会社さんの職人さんが現場で施工にあたり、監督さんと「いつ、どんな工程で入るか」「機械は入れるか」「交通整理は必要か」など、事前の打ち合わせが欠かせません。

現場によって条件も異なりますし、工事の段取りをするのは、今でも「難しいな」と感じることがあります。ただ、その分さまざまな経験ができて成長も実感しています。そしてもちろん、形になったときの達成感は大きいですね。

―印象に残っている現場はありますか?

圏央道の工事に関わったときは印象に残っています。高速道路という、多くの人が利用するインフラで、自分が納めた資材が、目に見えるかたちで残り続けるという誇りを感じました。

現在は2人の子どもがいるのですが、家族でその道を通ったときに「ここ、パパが担当したんだよ」と言えることが、やっぱり嬉しいですね。

人とのつながりが、安心感に。

―東総物産は、どんな会社だと思いますか?

コミュニケーションを大切にしていて、活発な会社だと思います。
オフィスは有線放送がかかっていたり、良い意味で会話が多い環境で、緊張感もなく、何かあればすぐに周りに相談できます。

社員旅行やウォーキングイベントなど、社員交流の機会も多いですね。特に社員旅行は、宿や観光プランを社員自身が企画しており、イベントを通じて会社の一体感も生まれていると感じています。

―人とのつながりによる、良い変化はありましたか?

相談できる相手が近くにいるから、一人で抱え込むこともないですし、営業同士、ライバルではなく「仲間」という関係性も、居心地が良いです。

それに、プライベートや世間話も気軽に話せる職場で、たとえば自分は最近キャンプを始めたのですが、キャンプ好きの先輩たちに道具選びやおすすめの場所を教えてもらいました。

そういうちょっとした話ができる関係性も、この会社のいいところですね。

―どんな人にぴったりの会社だと思いますか?

やっぱり「人と話すことが好きな人」ですかね。

営業でも、現場でも、社内でも、人との関わりを楽しめる人なら、そこに安心感ややりがいを持てると思います。そのうえで、営業現場では、さまざまなタイプのお客様と関わる機会があるので、お客様に応じて合う商品や提案は何なのか?を試行錯誤していける方は、きっと「面白い」と感じられると思います。

もちろん、初めはわからないことが多いと思うので、まずは「人と話すことが好き」「明るく挨拶ができる」というのを大切にできれば大丈夫。未経験の方でも、ぜひチャレンジしてほしいなと思います。

―最後に、今後のありたい姿を教えてください

地元で暮らしながら、地に足をつけて営業を続けていきたいです。

千葉県内でも、まだまだこれから関係性を深めていけるお客様は多くいらっしゃると思いますし、自分の営業を通じて、会社の成長はもちろん、地域のインフラにも貢献していきたいです。

そして、家族との日々の小さな幸せも実感しながら、千葉で長く働いていけたらいいなと思っています。

企業担当者の声

真面目で誠実、そして一生懸命な姿勢が印象的なIさん。

入社間もない頃から、足しげくお客様先に通い、ある日、お客様から「Iさん、もう来てくれなくて大丈夫だよ」という連絡が。どういうことかと思ったら「信頼しているから、これからは電話で大丈夫。たくさん通ってくれてありがとうございます」というお客様からのお墨付きでした。

とにかくお客様からの信頼が厚く、今でも十分活躍していますが、今後はIさんの営業を後輩にも教えていってほしいと思いますし、さらなる上の役職に就くなど、どんどん高みを目指してほしいと思っています。(代表・上原より)

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