有限会社新日工
挑戦できる環境がありがたい。

挑戦できる環境がありがたい。

M・Kさん(57)
2020年入社
前職:ログハウスの大工
現職:公共施設の草刈り・維持管理/外構工事

ネクタイを締めて電車通勤、性に合わない。外で働きたいと思った。

―前職は?

20代前半からログハウスの大工仕事をしていました。

その後、少しリフォームの仕事にも携わっていました。

―どうしてログハウスの大工を選んだんですか?

もともと、何もない場所に残るものをつくりたい、そんな気持ちがあったんです。
あとネクタイを締めて、電車に乗って通勤する仕事が、性に合わないという性格も影響していたかもしれません。
そんな背景があって、大工の仕事をやりたいと。

でも私は学校を卒業して、すでに20代を迎えていましたし、当時大工は中学や高校を卒業してすぐに就く職業だと思っていたんです。経験もなく、始めるには遅かったかもしれないと考えましたが、その時に未経験でも受け入れてくれたのが、ログハウスの建築をやっている会社でした。

それからは20年以上、大工として建築の仕事をやっていました。当時はこの仕事をずっとやっていくんだと思っていましたね。

―20年以上続けていた大工の仕事から、なぜ転職を?

技術が進むにつれて、ゼロからすべてつくるような建築が減っていったんです。例えば、木材にあらかじめ切断・加工を施した状態で現場に送り、現場で組み立てをおこなうプレカット工法などがそうですね。木を切ったり、張ったりしなくてもよい建築が多くなりました。

建築の効率化が進む一方で、本当にやりたかったこととのギャップを、だんだんと感じるようになったんです。

大工は自分が長い間、向き合ってきた仕事でしたが、悩んだ末、大工の仕事が嫌になる前に、仕事としての建築は辞めて趣味でやろうと決めました。

―思い切った決断をしたわけですね。

そうですね。当時は長野県で仕事をしていたのですが、転職の決断をして地元の千葉に帰ってきました。

そんな時にネットで当社の募集を見たんです。当時も除草作業がメインの応募でした。外で働いて、体を動かせる仕事を希望していたのと、長柄ダムの現場が家から近く、馴染みがあったので連絡をとりました。

そしたら面接の時、社長から「除草の他にも道路の補修やフェンス工事とかもある」と聞いて、新しいことに挑戦できるならやってみようと思いました。

広く浅くじゃないですけど、経験したことのない仕事を楽しいと感じるタイプだったので。

―その後、いつから働き始めたんですか?

「明日からどう?」って社長に言われて、次の日には働いてましたね。

草を刈る作業にも、新しい挑戦がある。

―大工から、除草のお仕事に変わった当時の印象は?

新しい挑戦ができる、という気持ちが強かったですね。

肩掛けの草刈り機は、あまり経験がなかったんです。近くの小学校や近所のボランティアをする程度の経験でした。

もちろん除草を仕事にするのは初めてで、安全面や、除草の仕方も教えてもらいました。新日工は公共工事が中心なので、草刈り機を使って除草するために、法に基づいた安全衛生面の特別教育を修了している必要があります。仕事の中で新しい知識や技術が増えていくのが嬉しかったですね。

―大工の仕事と共通点はありましたか?

作業全体を見通しながら、今日はここまで、明日はここまでという感じで、工期に合わせて作業を進めるという点では共通していました。

大工は「形に残る仕事」という魅力を感じていた一方で、いまの「草刈り」という仕事は形を無くすように思えるかもしれません。でも「綺麗な景色をつくる」、「人に喜んでもらえる環境をつくる」という点ではちゃんと形に残ります。この達成感は大工時代にも通ずるものがあるかもしれません。

あとは当たり前ですが、大工と同じで外で体を動かす仕事って感じですね。だから私は作業もすんなりと受け入れることができました。

経験が浅かった草刈り機の使い方も丁寧に教えてもらえるなど、技術的な部分の心配は全くいりませんでしたね。なので外で体を動かすことが好きな方なら、未経験でもすぐにスタートできる仕事だと思います。

―除草作業のやりがいは?

長柄ダムの周り、自分達が刈った場所をぐるりと振り返ると、綺麗になっているのが見渡せるんですよね。これは他の仕事じゃ味わえない達成感ですね。散歩している人に「綺麗になったね」という言葉ももらえるので、嬉しい気持ちにもなれます。

あとは、刈る場所によって新しい機械を使ったり、手段を変えるんです。肩掛けの草刈り機のほかに、人が乗るタイプの草刈り機、あとは最近導入したラジコンみたいな草刈り機もあります。

傾斜がきつく危険な場所でも、いままでは人が草刈り機を担いで除草していました。でも、いまはラジコンの草刈り機を使っています。人はリモコンを持って操作するだけ。人の手より早く刈れますし、しかも安全。そんな、普段は扱わない機械を操作するのが楽しいですね。

―変化も楽しみながら仕事ができる環境なんですね。

そうですね。新しい挑戦を楽しめる人にはピッタリだと思います。黙々とやる作業ですが、必要なときはチームでフォローしあうし、初めて作業する人はちゃんとサポートもします。変化も楽しみつつ、安心して取り組める環境ですね。

仕事で除草、趣味で建築。転職して良かった。

―転職して良かったと思いますか?

仕事の達成感とチャレンジできる環境に惹かれて始めたので、いまも楽しいですね。自然の中で気持ちよく働けることも、この仕事ならではだと思います。

ゼロから仕事を覚えなければならない状況でも、新しい知識や技術が増えると思うと楽しめましたし、この仕事を選んで良かったと思っています。

―会社の雰囲気はどうですか?

「ちゃんとした会社」ですかね。公共工事のために必要な講習を会社で受講したり、除草を効率的に進めるために新しい機械を導入する部分もそうです。雰囲気は、真面目だけど、堅苦しくない。「自由過ぎない自由」って感じです。

上下関係が厳しいと萎縮しちゃう人もいると思いますが、そんなことはありません。社員みんなと顔を合わせられるし、言いたいことも言えます。休憩時間は、プライベートな話もしますし、本当にちょうどいい雰囲気です。

社長も気さくで、話しやすいのはすごくありがたいですね。

―趣味も楽しめていますか?

そうですね。出勤する日は働いて、休日は、ゆっくり体を休めたり、家事をしています。近所の方からDIYを頼まれる機会もあります。メリハリがあって、ちょうどいいですね。仕事じゃないですけど、いまもモノづくりに関われるのは嬉しいです。

―これからなにを目指していきたいですか?

できる限り、この先もこの仕事に携わっていきたいです。その中で、もっと色んなチャレンジがしたいと思っています。それが私にとっての仕事の喜びでもあるので。
もちろん、新しいチャレンジのためには、仲間も必要です。だから、新しい環境で働きたい人に、この会社をもっと知ってもらいたいと思っています。

人が増えていけば、除草以外の仕事もできるようになりますし。私も含めて全員でしっかりサポートしていくので、安心してチャレンジしてほしいなと思います。

企業担当者の声

Mさんはアウトドア派の印象がありました。前の仕事が大工さんということもあり、外仕事や道具の扱いなど、違和感なく作業していただけました。作業の進め方や段取りなどを教えてもらうことが多々あり、また説明がとてもわかりやすくて、何かと頼ってしまうことが多いです。資格や技術など、幅広い知識の取得を今後も続けていただけると、とても嬉しいです。

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今回、ちばキャリのインタビューに答えてくれたお二人は、異なる業種から当社に転職していただき、一つ一つ作業を覚えて、業務を支えてくれています。これから来ていただく方と同じ目線で教えてくれると思います。

現場での作業が主な仕事ではありますが、お二人は機械類をはじめ技術者資格も取得したので、将来的には、現場管理や監理技術者としての活躍も期待しています。

この仕事は、屋外で体を動かす作業で、夕方には汗とホコリで汚れて、体はぐったり疲れますが、一日働いた充実感があります。公共インフラの維持管理に貢献できることも一つのやりがいです。外で行う仕事は、天候や条件などコンディションが変化するため毎日同じではなく、地道な作業ですが、日々新しい気持ちで行っています。

今後入社される方についても、資格取得等、会社としてしっかり支援します。土木・外構など、物を作る機会もできるだけ設けたいと思っています。ぜひ、私たちと一緒に働きませんか? (代表・鶴田より)

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