株式会社NIPPO 船橋出張所
尊敬できる人がいるから、全力になれる。

尊敬できる人がいるから、全力になれる。

K・Sさん(23歳)
2023年入社
前職:寿司職人
現職:道を創る技術者(施工管理)

施工管理の仕事に、真剣に取り組む父の姿が、とにかくかっこよかった。

―前職は何をされていたのですか?

お寿司屋さんで、寿司職人として働いていました。高校を卒業してすぐ、その道に進んだんです。

―なぜ寿司職人に?

もともと料理が好きで。高校時代も飲食店でアルバイトをしていましたし、母も飲食の仕事をしていて、自然と料理の世界に興味を覚えていて。特に、寿司職人の仕事って日本の伝統じゃないですか。「何かの職人になりたい」という気持ちがずっとあったので、だったら寿司の道に進んでみたいなと。

―どんなところが魅力でしたか?

やっぱり、人に喜んでもらえるところです。

寿司を食べて怒る人って、たぶんいないと思うんです。人に笑顔になってもらえたら嬉しいし、人の役に立ちたいっていう気持ちが元々あったので、そういう意味で、すごくやりがいのある仕事だと思っていました。でも…

―でも?

心のどこかで、今の仕事への興味がずっとあったのだと思います。

―施工管理への興味ということですか?

はい。

実は、父も道路建設の施工管理の仕事をしているんです。子どもの頃からその姿を見ていて、高校生のときにはアルバイトで現場の手伝いに行ったこともありました。それで、いつか自分もこういう仕事をするのかな、してみたいなっていう気持ちが、どこかにずっとあったんだと思います。でも、寿司職人の仕事も好きで…。

何度も悩みました。ただ、悩んでいるということは、もう、施工管理の仕事をしたいということだったのかもしれません。

―お父さんの仕事は、どう映っていたのですか?

かっこよかったです。

夜、仕事に出掛けていくこともあったし、忙しいときは本当に大変だったと思うんです。でも父は、仕事を大変だと言うことはありませんでした。家にいるときは一緒にたくさん遊んでくれましたし。そういうときはすごく優しいんです。それが、仕事に出掛けていくときは全く別の顔になります。現場のことを真剣に考えていて、責任をもって現場に向かっているのが、子どもながらに見ていてわかるんです。そんな父の背中を見ながら、自分もこうなりたいって、思っていました。

―転職を決めたきっかけは、どんなものだったのですか。

父に相談して、いま僕がいるこの会社、NIPPOを紹介してもらったのが直接のきっかけです。「いい会社だぞ」って紹介してもらって、面接を受けさせてもらいました。

人を笑顔にできる寿司の仕事も好きでした。本当に。でも、道路や舗装の仕事は、残るものが大きい。大変なことも多いと思うけど、完成したものを、たくさんの人に使ってもらえる。そこに、大きな魅力を感じました。

内定をいただいて、僕はNIPPOでお世話になることに決めました。

「自分も、こうなりたい」と心から思える人に出会って。僕は「考える」喜びを知った。

―この会社に転職して、どんなことをしたいと思いましたか?

正直に言うと、まずは「がむしゃらにがんばる」ということをしてみたいんです。その上で、施工管理として、誰にも不利益がないように現場を進められるようになりたいと思っています。お客様にも、職人さんにも、周りの人にも、ちゃんと納得してもらえる現場をつくれるようになりたい。そういうことができるようになるために、がんばりたいから、ちゃんとがんばれる場所に来た。そんな感覚です。

―入社して、大変だったことは?

全部です(笑)

施工管理という仕事を理解すること自体が、まず難しくて。人、重機、材料、工程、元請けさん、協力会社さん、天気などの現場の状況…。本当に幅広く見ないといけない仕事で、全体を見て「今、何が必要か」を判断しないといけない。その判断が難しくて…。

―いまの段階で、判断するにあたって大事にしていることはありますか?

上司に聞くことです。本当にすごい人たちがいるので…。

―上司の方との関わりの中で、印象に残っている出来事はありますか?

たくさんあります。

例えば…元々地盤が弱い現場で、雨で地盤が緩んで舗装がうまく進まなかったことがあって。そのときに助けてもらったのはすごく印象に残っています。

―どんな状況だったのでしょうか?

道路をつくるときはアスファルト舗装などの原料となる「合材」をダンプに積んで現場に搬入するのですが、その積み荷の重さで地盤が沈んでしまう状況だったんです。解決策が見つからなくて、「このままだと、今日中に終わらないかもしれない」と思って、電話で上司に相談しました。

そうしたら、すぐに駆けつけてきてくれて。

もう、その方が来た瞬間に現場の空気が変わるんです。あっという間に「合材を分けて搬入しよう」と解決策を導き出して、ダンプの通し方から人の配置、機械の動かし方まで、全体を見て、一気に現場を組み替えていって…。その方のおかげで、しっかりと、その日のうちに施工を終えることができました。

―すごい…。

本当にすごかったです。

材料を少なくしてダンプを軽くする。動線を変える。地盤の弱いところには、できるだけ負担をかけないようにする。一つ一つ的確に現場を組み替えていって、その方針を現場の全員が信頼して、理解して、一気に動き出すのが、すごくて。「できないかもしれない」という空気が、一気に「できる」に変わっていくんです。

「自分も、こうなりたい」って、心から思いました。

―現場にすぐに助けにきてもらえるというのも、すごいですね。

はい。自分の現場があっても、何かあると必ず助けに来てくれるんです。そのおかげで、すごく安心して仕事ができています。一人で現場に行っているようでいて、ちゃんと見てくれているので、一人じゃないんです。

―こういう経験から、どんなことを考えるのですか?

「どうすれば、あの状況を防げたか」ということを、すごく考えます。

急な雨など、天候による変化などで防げない部分もあるかもしれませんが、でも、この地盤に対してどう舗装するのが正解だったのかということについて、しっかり振り返って考えます。上司のアドバイスを聞きながら「造成の段階でもっと強くしておく方法はなかったか」「機械を小さくする選択肢もあったのではないか」など、様々な可能性について考えました。

同じような問題が起きたときに、過去の経験を思い出して的確な判断ができるように。今は、そういう経験を一つずつ重ねているところなんです。

―舗装工事は、合材の温度管理が重要とお聞きしました。きっと天気も大事なんですよね。

はい、すごく大事です。雨、風、気温、湿度などによって、段取りが全部変わるので。「天気が怪しいぞ」と思うときは、現場の数日前から天気予報をずっと見ています(笑)

―御社は、この業界のリーディングカンパニーです。この会社だからこその仕事のしやすさというのは、例えばどんなところにありますか?

やはり、合材をつくるプラント(製造部門)が自社グループ内にあって、すぐに話せるのは、すごく大きいと思います。合材について「この季節だと温度はどれくらい下がるのか」「出荷温度は何度なのか」というようなことを、すぐに確認できる。品質管理をするうえで、これは本当に大きいです。

施工する会社でありながら、合材をつくる側でもある。判断材料がすごく豊富に揃うんです。上司や先輩から得られる貴重な知見だけでなく、プラントから得られる情報もある。さらに、他の拠点で施工したレベルの高い舗装の情報なども、たくさん教えてもらえる。自分で判断するための材料や環境が、すごく整っているなと思います。

―良い舗装って、どんなものだと思いますか?

車が走ったり、人が歩いたりするときに違和感がない舗装、ですね。水がたまらないように勾配ができている。マンホールや縁石の端までしっかり舗装が詰まっている。そういう当たり前のことを高度に積み重ねている施工を見ると「良い舗装だな」「レベルが高いな」と思います。舗装は、端が甘いと、そこからボロボロになってしまうようなことがあるんです。それは見た目だけの問題じゃなく、安全にも関わる大事な要素です。

当社はサーキットや、自動車用のテストコースなど、とても高い精度を求められる舗装も数多く手がけていますし、先輩方が手がけてきた施工からたくさんのことを学ばせてもらっています。

―この仕事を通じて、ご自身は変わりましたか?

はい。すごく「考える」ようになりました。

寿司職人を目指したときは、正直、ものすごく考え抜いたというより、自然な流れで進んでいたようなところがありました。でも、この会社に入って、明確に「考える側」の立場になったと感じています。考えないと、良い施工はできない。流れでやっていたら、今より良くはできないって。

そうやって「考える」ようになってから、仕事がすごく楽しくなりました。一つ一つのことを、きちんと自分で考えるようになって、なんていうか…丁寧な人生になってきた感覚があるんです。仕事の喜びが大きくなりました。僕は、この会社に来て確実に変わっていると思います。

尊敬する人が全力でやっていたら…ついていかないわけないじゃないですか。

―仕事をしていて、嬉しい瞬間は?

お客様や、上司から「ありがとう」と言われたときは、やっぱり嬉しいです。その「ありがとう」には、いろんなことが含まれていると思うんです。大変だったことも、うまくいかなかったことも、それを乗り越えた喜びも、ぜんぶ理解したうえでの「ありがとう」で…。だから、嬉しいんです。

―完成した現場を見ると、どんな気持ちになりますか?

実は、現場が終わった瞬間って、あまり「できた」っていう感じがしないんです。ずっと現場として見てきた場所なので、その景色が日常になってしまっていて。

むしろ、プライベートでその場所へ行ったときに初めて「ああ、本当にできたんだな」って思います。

自分が外構の舗装を手がけた商業施設で、家族連れの方々が歩いていたり、犬の散歩をしている人がいたり…たくさんの人が普通に使っていて。それがすごく不思議な感じで。感動というより、初めは違和感に近かったです。「毎日見ていた現場に、こんなに人がいる…」って。そこからじわじわと、だんだんと「できたんだな」って思います。

―そういうとき、舗装の端も見てしまいますか?

見ちゃいますね(笑)
確認して「大丈夫だな」って。もう、これは癖ですね。

―転職して良かったと思うことは?

やりがいです。

当社は給与水準が高くて、それはもちろん嬉しい変化だったのですが、自分の中で大きいのは、圧倒的に「やりがい」の部分です。一つ一つの現場を、ただ終わらせるんじゃなくて、ちゃんと完成させる。そうやって、何年、何十年と残るものをつくる。ずっと残るものをつくる仕事のやりがいを、日々感じています。

―全力になれる理由は、なんですか?

尊敬できる人がいるから、だと思います。

この会社で出会った上司が、本当に全力で現場に向き合う人なんです。工程を本気で考えて、うまくいかなければどうリカバリーするかを考えて、自分でも動く。人に対しても本気でぶつかる。そんなふうに、尊敬する人が全力でやっていたら…ついていかないわけないじゃないですか。

―現場の雰囲気も変わりそうですね。

はい。その人がいると、職人さんたちみんなが、自然と「手伝うよ」っていう雰囲気になるんです。難しい現場でも、その人がいると「できる」って思えるんです。そういう人に出会えたことは、本当に大きいです。

―これから、どこへ向かっていきたいですか?

正直、先のことは、はっきり見えていません。今は、目の前のことを全力でやる期間だと思っています。一つ一つの現場で考えて、失敗して、学んで、また考える。その積み重ねを、ちゃんとしていきたいと思っています。

道があれば、行きたいところに行けます。誰かが行きたいところへ行けるように、その人の役に立ちたい。そのために、やるからには最後までしっかり見る。そういう仕事を、積み重ねていきたいと思っています。まだまだ天井は見えないですし、この会社なら、可能性は無限大ですから。

企業担当者の声

異業種からの挑戦でしたが、彼の「現場を良くしたい」という執念と吸収力には目を見張るものがあります。雨で地盤が緩んだあの泥だらけの現場でも、彼は諦めずに打開策を求め、必死に食らいついてきました。職人の世界で培った「人のために」という誠実さは、今や協力会社を動かす大きな力になっています。彼なら遠からず、誰もが安心してついていける立派な技術者へと成長してくれると確信しています。

船橋出張所 所長・小野より

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