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39歳で未経験転職へ│最優先は「仕事の安定性」「家族との時間」でした

H.Dさん
(男性 / 41歳)

H.Dさん お写真
Before
鞄の小売業にて店長・エリアマネージャー
After
現場作業員(配管工)

記事の目次

少子化・コロナ禍のEC需要による実店舗の売上減など…将来が見えず13年続けた販売業からの転職

これまでの経歴を教えてください

前職では鞄の販売スタッフをしていました。20代の時から勤めていた企業ですので13年くらいですかね…、退職時には配属先店舗での店長と、近隣店舗をまとめるエリアマネージャーを任されていました。

販売業ではキャリア組と感じますが、どうして転職を検討したのですか?

自分たちの年代の方には多いと思いますが「入った会社で定年まで続けるという意識」があったので、転職は全く考えていませんでした。

ただ、大きなキッカケになったのはコロナ禍と、子育てとの両立ですね。

勤めていた会社のメイン商材がランドセルとスーツケースの販売。新規企業の参入に加え、少子化問題やランドセルを使わない学校が増えてきて少しずつ売上が下がってきた時に、コロナ禍での旅行需要の大幅ダウン…
加えてEC需要の拡大で、実店舗でも商品が売れなくなる時代(売上を作っても積みあがらずもどかしい状況)への突入など「この会社はこの先続いているのだろうか」という不安が湧いてきて、定年まで続けているイメージが持てなくなってしまったんです。

また、勤務店舗が柏と、同じ県内でも通勤は片道2時間。子どもが2人いるのですが、両方とも小さいのに子育てに参加できなかったり、販売業ですので土日に休みは取れなく学校行事にもなかなか参加できない実情で。

「この先も安定して続けられる仕事・業界」を求め、転職を検討し始めました。

転職活動で感じた年齢の壁「手に職つけたい」40代目前でも未経験入社できる会社へ

転職活動はどのように行ったのですか?

インターネットで検索した時にトップに表示されたCMでもよく見かける求人サイトに登録をし、検索を行っていました。でも、正直な感想が、情報量が多すぎて使いにくい…

転職のベースに「安定した業界=手に職をつけられる仕事」と考え、無くならない仕事のイメージもあった建築業界を中心に検討し始めていたのですが、最初のうちはなかなか踏ん切りがつかなくて。

どうしてですか?

どの求人も「未経験者は35歳まで」というような年齢制限があって、自分が応募しても引っかかってしまうと思ったんです(当時39歳)。在職中で休みが取りにくかったり、家族がいる自分にとって収入が途切れるような手は打てないですし、慎重にはなりましたね。

ちなみにどうやってちばキャリを知ったのですか?

通勤に京成線を利用していたのですが、電車で「千葉県で転職するならちばキャリ」という広告を見つけて、登録したカタチですね。県内、可能であれば自宅から近い場所で仕事をしたかったので、自分の条件に合う会社が見つかりそうだと思いました。

栄工業への応募のきっかけは何でしたか?

自分の年齢でも応募OKかつ、未経験歓迎の建築系の会社の求人はいくつか見かけたのですが、決め手は「福利厚生がしっかりしている会社で手当が多い」「自転車でも通える距離の会社」ってことです。

自分は車を持っていなかったのと、自転車に関しては地元が千葉のもっと田舎の方(チーバくんのかかと付近)で、学生時代から30分から1時間は当たり前に自転車を漕いでいたので「全然平気」という感覚でした。

入社の決め手についてはどうですか?

面接時に社長から入社後の仕事内容や、仕事の厳しさについて細かく説明していただけたことが大きいですね。

ガス工事=道路工事のイメージが強かったのですが、道路工事だけでなく「新築の住宅工事にも欠かせないし、そういった工事もやっている」と聞いて「確かに住宅にも必要だ」ってなりましたね。また、いわゆる3Kと呼ばれる仕事だという点もきちんと説明があったので、ある程度分かったつもりで応募していましたが、社長から伝えてもらえたことで「親身に、しっかりと事実を伝えてくれる会社」だと安心できました。

まったくの異業種への転職に対して奥様の反応はどうでしたか?

前職では仕事を持ち帰って在宅業務をしている姿を妻には見られていましたし、家にいるのに家事・子どもの相手ができず迷惑をかけていたので、反対はされませんでした。

仕事やこれからの働き方についてもしっかりとイメージを共有していたので「やってみたら」という反応でした。

2年で1つ目の資格を取得。終わりがない楽しさ、さらなるスキルアップに向けて奮闘中

入社後はどのようなお仕事からスタートしましたか?

ウチでは「本管(いわゆる道路を掘っての配管工事)」と「内管(敷地内のガス管工事)」があるのですが、私は内管メインで配属。

まずは先輩の補助や、現場で必要な材料を揃えたりなど、簡単な作業から始まりました。安全面やスキル面でできないことが多くありましたが、先輩の隣で作業を手伝いながら、「次、これやってみて」なんて少しずつ仕事を任されるようになりました。

住宅にガスを通すために、敷地内に穴を掘って、道路からの引き込み管からガスメーターまで繋ぐのですが、この穴掘りがなかなか簡単にいかなくて。掘り方さえもゼロから教わりました。

土に砕石などが混じった固い場所や、水分を多く含んだ重い土、掘りづらい場所など体力的にキツい時には、先輩方から「無理しないで、疲れたら休んでいいよ」と声をかけてもらい、新人だからこそ無茶しすぎないように気遣いいただくことも多かったです。

真夏の外工事も熱さがやっぱりキツいのですが「体調が危なくなる前に休もう」「水飲んだ?ちょっと休憩しよう」なんて声を掛け合ったり、また、会社や元請けさんから空調服や飲み物代や麦茶・ヒヤロン・冷却スプレーなどの支給もあって、今年の夏も無事に過ごせましたね。

難しさなどはありましたか?

内管は想像以上に「細かい作業」が多いことです。鉄管の配管時は数ミリの差で上手く配管できなかったり、ガスコンセントの取付時には繊細な作業もあって。

自分もそうでしたが「豪快な工事」をイメージしている方には、少しギャップに感じることが多いかなとも思いますね。

やりがいはどうですか?

一人で任せてもらえる作業が増えるのはやっぱりやりがいですね!

経験を積めばできることは増えていきますし、できることが増えた次の目標は「作業時間の短縮・見栄えよく配管する」など、次々目標ができていくので、モチベーションも上がり、とても楽しいですね!

資格取得により自分の仕事の幅が広がっていくのも非常に大きなやりがいです。

また、新築ではなく古い配管の入替工事に行ったときなどは、住んでいるお客様から「ありがとう」なんて声かけもいただけたり、エンドユーザーに感謝していただけるのも達成感に繋がりますね。

働き方という点でも、土日休みがあることはもちろん、どうしても休みたい日がある時は上司がスケジュール調整をしてくれるので休暇も取りやすく、家族との時間を大切にできています。

これからの目標などはありますか?

この夏に第二種内管工事士の資格を取得したので、その上位資格の第一種内管工事士取得を目指していきたいと思っています。現時点では、まだまだできていないことも多いので、1つずつ確実に仕事をこなせるようになるのが、一番の目標ですけどね。

また、この5月から自分の後輩にあたる20代の子が入社し、後輩をフォローする機会も増えてきたので、自分自身も復習しつつ、育成にも携わらせてもらっています。先輩として、教えられることも増やしていきたいですね。

※取材日:2022年9月

企業情報

会社名
栄工業株式会社
事業内容
都市ガス設備工事、一般土木工事 など
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