「信用がおける会社だと思った」IT業界のイメージを変えた酒井社長との出会い
M.Yさん
(女性 / 29歳)
- Before
- ファミリーレストラン勤務
- After
- IT事務・プログラマー
記事の目次
理系なのにIT業界に就職できない。理系女子というだけで不採用が続いた就職活動
これまでの経歴を教えてください
大学卒業後はサービス業(ファミリーレストランのチェーン店を展開している会社)へ就職しました。そこでは運が悪かったのか、最初にであった上司との相性が最悪で(笑)同期が昇進していくなか、自分の人事評価は最悪…、このままいても成長することはないと感じ3年ほど勤めて退職しました。
その後は医療事務の派遣として従事していたのですが、コロナ禍直撃で予定より短い期間で切られてしまい、9カ月ほど無職の期間を経て、ハイブリッドテクノロジーへ転職をしてきました。
サービス業、事務、ITとまた変わった経歴ですね
これにも理由があるんですよ!
元々ロボット関係の仕事に就きたいという夢があって、エンジニアになるために高校生のときから独学でプログラミングの勉強、大学も工業大学へ進学し、電気や情報分野を専攻したんです。
絵に描いたような理系じゃないですか!
そうなんですよね(笑)
理系女子は重宝されるイメージがありますが、なぜサービス業へ?
個人的な体感も含まれていますが、理系女子が重宝されているのは「いまでこそ」と感じます。私が就職活動をしていたときは周りにいた友人もとことん不採用。「男子はすぐ就職先決まるのに、女子は全然決まらないじゃん!」って、みんなで話していましたね。
世間的にも理系女子=堅物・愛嬌ない・コミュニケーション取れないというようなイメージだったんですかね?役員に男性が多いと、尚更こういったイメージの女性部下って扱いにくいじゃないですか(笑)
就職活動では50社近くIT企業を受けて全滅したので、もうIT業界へのイメージは最悪で「今後絶対目指さない」という、ちょっとした個人的な恨みも入っちゃいましたね。で、たまたま接客のアルバイトをしていたのもあり、サービス業へ行こうと思い、就職活動の方向転換をした感じです。
10年ほど前ではありますが、大変な時期を過ごしたんですね…
IT業界を再度目指したのは、中学の同級生からの後押し
なぜ再びIT業界を目指そうと思ったのですか?
資格を取ろうかなっと医療事務を挟んだのですがタイミング悪くコロナ禍直撃で派遣切りに…。同じくコロナ禍で厳しい状態ではありますが、経験を活かせるサービス業へ戻ろうと思っていたんです。上司との相性が最悪だっただけであり、接客やマネジメントなどの仕事内容はとても好きでしたので。
でも、この話を中学時代の友人にしたら「私はいまエンジニアしているけど、多分あの時とは状況は変わっているよ!エンジニアを、もう一度目指してみたら?」と言われたんです。それで試しに受けてみたら、受けた会社は全部内定。自分でもビックリで。
内定をいただいた会社の中でも、特にハイブリッドテクノロジーの印象が良くて、承諾をさせていただいたんです。
「就活当時に出会えなくてごめんね」と、面接時に言われた言葉が刺さりました
ハイブリッドテクノロジーへの応募や入社のキッカケは?
私自身千葉出身と、可能であれば千葉拠点で働きたかったのもあり調べていたところ「求人サイト:ちばキャリ」を見つけ、そこで検索をしたときに、気になったIT企業を3社ほど応募したんです。その中の1つがハイブリッドテクノロジーでした。
入社しようと思ったキッカケは、唯一面接の時に「なんで応募しようと思ったの?」と会社への志望理由を聞かれたんです。その時にこれまでの背景を話させていただき、その上で「いまでもチャンスがあるならIT業界を目指したい」とお伝えさせていただいて…
「就活のときに出会えてなくてごめんね。当時に出会ってても絶対に採用したよ」
と、酒井社長に声を掛けていただいたんです。
IT企業に散々落ちた結果、勝手に”理系企業は男性社会だよな…”なんてイメージを持っていた私にとって、こういっていただけたのは本当に嬉しくて。また、酒井社長自身が女性で、IT企業のトップとして戦ってきている姿もあり漠然とですが「信用がおける人」と感じたのが大きいですね。
また面接時には営業社員の方や事務さんにもチラッとお会いしたのですが、全員から「いい人オーラ」を感じて。自分の新しいキャリアをここに置いてみようと感じました。
学んできたことを含め、これまでの自分の姿勢が初めて評価された瞬間
入社後の流れは?
転職当時、私は既に20代後半。でも、IT業界の経験がないこともあり、なかなかアサイン先が見つからなかったんです。自分の資格や経験がないことで会社に迷惑をかけちゃっているのに、営業担当の清水さんからは「僕がお客様を説得できないのが悪い。なかなか決まらなくて、本当にごめんね」と何度も声を掛けていただいて。
アサイン先が決まるまでは、資格取得やリモートでできる外部研修を中心に行っていました。初期研修が終わり、C言語の研修を受けた際に、それがほぼ知っている内容だったんです。自分にとっては学生時代に学んだことでしたので、出される課題をどんどん解き進めていたら、研修講師の方がこのことを会社へフィードバックしてくれて。
社長からは「やっぱりできる子だった!採用してよかった」なんて声掛けや、こういった外部の方の評価をいただいたことで「ある程度、ITが分かる子」とお取引先企業の方も動いてくれて、約半年かかりましたがアサイン先が決定。
そこから約1年半ほど、その案件にアサインをさせていただきました。
(※)左から2番目が酒井社長、一番右が営業の清水さん
アサイン先ではどのような仕事を行っていたのですか?
本当は、IT事務としてのアサインだったんです。でも、アサイン先の現場のTLやサブリーダーから「ちょっとプログラミングもやってほしい」と頼まれて、結局想像よりも幅広い業務に携わっていました(笑)
アサイン後の1~2ヶ月くらいは、会社の方から「この週で会社に来れる日ある?」と月に1度対面での面談を行っていたり、また毎週業務などについて報告メールを送っていたので、こういったアサイン先で起きたイレギュラーの共有や、その時悩んでいたことなどの相談は常にしやすい状況でした。
この時も「無理なら言って、できそうなら頑張れ!」と(笑)。でも「事務の範囲は超えているから、給与調整するね」と言っていただけたり、自分のために動いてくれていると感じられましたし、ほったらかしにされていない体制はとても嬉しかったです。
2年目になった時に「この現場は新人育成もできる環境」と認めていただき、自分の後に入社した20代の後輩エンジニアがアサイン予定だったのですが、様々な事情もあり流れてしまったんです。ただ、一度でも「Mさんが言うなら、その現場に新人を入れても大丈夫だね」と任せてくれた背景があったので、こういう部分も、私にとってはやりがいであり、この会社に入ってよかったと思えた瞬間でもありました。
いい雰囲気の会社ですね
常に営業の方とコミュニケーションが取れることはもちろんですが、なにか節目の際には社長から直接「今日の夕方電話できる?」と連絡があり、お話をする機会もあって。仕事での「ありがとう」「ごめんね」「よろしくね」であったり、また、私生活での相談などもしやすく、とても話やすい職場と感じますね。
今年に入って個人的な事情でお休みをいただいた際も「家族を優先して」と柔軟に対応いただき、とても安心できる会社と感じました。
ハイブリッドテクノロジーの皆さんと出会ったことで「ブラックな環境を作るのは”管理者”なのかもしれない。業種で判断するべきじゃない」と再認識しました。
自分が現場で育てていける人材になる、という目標も
これからどういった人になりたいなど目標はありますか?
過去を振り返った時に「自分自身、成長しているな」と感じる機会がとても多くて。それは入社してから関わってきた人たちがくれた影響でもあるので「仕事とは人が協力し合うことで成り立っている」とも改めて感じるようになったんです。だからこそ、次は「私が持っている知識を後輩に教えてあげたい」「育成に携わってみたい」と感じています。
いい目標ですね。
あとは、2025年の崖問題(※)ですね。
国内の金融系企業・保険会社・役所などのほとんどで採用されているプログラミング言語は「COBOL」なのですが、国内で普及されている実態に対して、若手のCOBOL技術者は増えていないのが実情だと現場に入って再度認識して。いま流行りの言語だけでなく、「自分が携わっていく現場で即戦力として使える言語のスキルアップ、そして、育成者としての姿勢」を持ちながら、成長していきたいと思っています。
(※)レガシーシステム(老朽化して非効率化したITシステム)の導入から20年。このシステムはとくに基幹システムなど多くの企業でまだまだ使われております。ですが、システム導入期のエンジニアは2025年を目途に定年を迎えることが予測され、このシステムに対応できる若いエンジニア不足が懸念とされています。
本日はありがとうございました
面接担当者の声
酒井社長
彼女の面接での第一印象は自立心が強く、自分の意思をはっきり伝えられる人という印象でした。その印象に加えて、独学でのプログラミングを勉強していた姿勢や、大学でITを学んでいた経験があること、また、回り道をしても技術者を希望していたこともあり「ぜひ当社で頑張ってみないか?」と採用をさせていただきました。
異なる業界での経験があるので複数の視野を持って行動でき、彼女には技術に加えて人間力にも期待できると考えています。これからも私たちなりに彼女のいいところを伸ばしていきたいとも思っておりますし、彼女には当社を牽引できる存在になってほしいと思っています。
企業情報
- 会社名
- ハイブリッドテクノロジー株式会社
- 事業内容
- 各種ソフトウェア・システムの設計~開発、その他ITプロジェクトに係る各種業務支援 など
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