20230803105030.png出典:「はたらく定点調査(2023年)」(パーソルホール・2023年8月1日)

パーソルホールディングス株式会社が「はたらく」を考える全国就業者データベース「はたらく定点調査(2023年)」を公表しました。本調査は全国の15歳から69歳の就業者10万人を対象に「はたらく」に関する意識と行動58項目を質問した大規模調査とのことです。

採用活動や離職防止の参考にしたいデータとしていくつかトピックスをご紹介します。

◆ハラスメントについて
上記の画像にあるように「上司や先輩から、二人きりで食事に誘われた場合、あなたはハラスメントだと思いますか?」という質問に対して、「私はハラスメントだと思う」と答えた人は47.3%という結果になりました。この回答において女性は55.8%、男性は40.1%と、女性が男性よりも15.7pt高いスコアでした。

今更ですが、男性には給与面、女性には環境面をテーマにした対話があるとよさそうですね。

また、ハラスメントに関しては、世代によってかなりギャップがあるようです。特にお酒の好きな年配者は、お酒を飲む場面では若手の価値観に配慮した行動をとる必要がありますね。

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◆転職理由について
「あなたがはたらき先を変えた理由について教えてください」という質問で、「ホンネ」と「タテマエ」には大きな差がありました。
タテマエとしては、「ほかにやりたい仕事がある」(18.4%)、「家庭の事情で働き方を変える必要がある」(18.2%)といっていても、人間関係が嫌になった(26.6%)、「安定した収入面が欲しいから」(21.5%)というのがホンネであることが多いようです。「ホンネ」を聞き出せるような選考の仕方が重要になりますね。


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◆働く上でのこだわりについて
「あなたが現在、はたらくうえで重視していることを教えてください。」という質問で、男性は「給与」と答えた割合が48.4%でトップだったのに対し、女性は「仕事と生活が両立しやすい労働時間・時間帯」と答えた割合が55.1%でトップでした。


男女で仕事や職場への満足度を測る指標が異なりますので、要注意ですね。

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その他にも、興味深いデータがいろいろとありますので参考にしてください。