CNET Japanの記事「ZoomのCEO、週2日以上の出社を求める」によるとzoomでは、オフィスから50マイル(約80km)以内に住む従業員は今後、少なくとも週に2日は最寄りのオフィスに出社する必要があるとのことです。

ZoomのCEOであるEric Yuan氏は全社会議で以下のようなことを語ったそうです。

・設立当初は、全員が互いのことを知っていた。ここ数年で多くの新しい『Zoomies』を採用したため、信頼を築くのが本当に難しくなった」
・Zoom越しでは信頼を築くのが難しいだけでなく、イノベーションを生み出したり議論を戦わせたりするのも困難だと感じている
・素晴らしいアイデアを思いつくことはよくあるが、全員がZoomにいては、それも非常に難しい
・実りある会話はできない。互いに率直に議論することはできない。Zoomの会議に参加すると、誰もがとても友好的になりがちだからだ

また、「メタ、オフィス復帰に関する細かなルールを導入」(BUSINESS INSIDER・2023年8月29日)において、メタやアマゾンのリモートワークについても触れられています。

メタ場、完全なリモートワークが認められないすべての従業員に、出社を義務付けるという。従業員は、週の大半を割り当てられたオフィスに出社する必要がある。
アマゾンは、アンディ・ジャシー(Andy Jassy)CEOの下、裏付けるデータがないまま、従業員を割り当てられたオフィスに少なくとも週に3日は戻している。
グーグルは、週に3日オフィスで働かない従業員は評価に影響を及ぼしかねないと述べ、多くの従業員に苛立ちをもたらしている。

リモートワークを推奨してきたIT産業でのオフィス出社回帰の流れは注目です。
一部社員は猛反対をしているとの報道もありますが、非対面では、新しいアイディアが生まれづらいという経営側の判断が大きいようです。

ちなみに、弊社では現在は、オフィス出社義務は1日としています。
サービス強化やイノベーションを起こすために出社日の見直しを検討していくことも必要ですね。