Lifehackerに面白い記事「スティーブ・ジョブズが採用面接で自問した「1つの質問」。人となりを見極めるための基準とは?」(2023年9月5日)が掲載されていたのでご紹介します。
記事によると、ビール戦術とは
どの候補者が自社に合っているかを、自分の直感やエモーショナルインテリジェンス(EI:心の知能指数)を頼りに判断する、優れたやり方
とのことで、スティーブ・ジョブズは採用候補者を面接するとき、「この人とビールでも飲みに行ったら楽しいかな?」と自問していたそうです。
真偽のほどは定かではありませんが、要は、面接では「直観」が大事だということです。
このことには、私も賛同します。ただ、記事にもある通り、
私たちは一般的に、自分自身や友人、家族や知人などを想い起こさせる相手といるとき、より安らぎを感じるものです。そのため、こうした傾向や無意識の先入観が抱える危険性を考慮せずにただ直感に従ってしまうと、自分と同じような人ばかりで固めた職場になってしまう可能性がある。
というのもその通りです。
ですので、採用選考においては、直観を大事にしながらも、
・自分のバイアスを認識すること
・価値観の違う複数の人間で面接すること
・適性検査のような客観的な診断ツールを活用すること
・評価基準を明確にすること
・面接を記録すること
などが、有効だと考えられます。
特に中小企業においては、経営者の直観はとても重要で、よく当たると感じます。一方で、良く外れることもあるということを認識して、採用化プロセスを見直すことも必要ですね。