20230907053628.png出典:【中小企業の産業医活用に関する実態調査】株式会社Mediplat・2023年8月31日)

メドピア株式会社の連結子会社である株式会社Mediplatが、産業医を選定している中小企業(従業員数50名〜70名)の人事責任者、人事担当者、経営者・役員100名を対象に実施した「中小企業の産業医活用に関する実態調査」の結果を発表しました。

この結果によると、約8割の企業で産業医の満足度が高いと答えており、産業医の活用は様々なメリットがあるようです。

具体的なメリットとしては

「職場環境の改善への意識が向上した」:38.0%
「従業員のパフォーマンスが向上した」:29.0%
「ストレスを抱えている従業員が減った」:28.0%

といった点が挙げられており、職場改善への意識向上、従業員のストレス軽減、パフォーマンスの向上につながっているようですね。

採用力を向上させるために、働きやすい職場環境を整えることはとても重要です。
組織への好影響もあるようなので、しっかりとした産業医を選定して積極的な支援体制を整えたり、従業員50名以下でも産業医を活用するといったことを検討することも有効かもしれません。

※参考:産業医ができること(厚生労働省)

産業医の職務:

産業医は労働者の健康管理等を行う役割を担っています。そして労働者が50人以上の事業場(注:人数要件は事業場単位であり企業単位ではありません。また、短時間労働者や契約社員などの雇用者だけでなく、自社に派遣されている労働者も含みます)では、事業者に産業医を選任することを義務づけています。また労働者数が50人未満の事業場でも医師等にその役割を担わせることを努力義務としています。なお、1,000人以上の大規模事業場などでは専属産業医を選任することが必要です。

産業医に期待できること:

①健康診断とその結果に基づく措置
②治療と仕事の両立支援
③ストレスチェック制度や長時間労働者への対応
④職場巡視
⑤衛生委員会
⑥情報管理