出典：フリーランス「続けたい」8割（日経新聞・2023年9月18日）

9月18日の日経新聞に新卒でフリーランスの働き方を選択した方の特集が紹介されていました。若い方にとってフリーランスは働き方の選択肢の1つとして重要度が増しているようです。

とはいえ、フリーランスにはメリットもデメリットもあります。特集の中の「フリーランス「続けたい」8割」という記事でフリーランスの実態について触れられていたので、少し古いデータですが参照されていた「フリーランス実態調査結果」（内閣官房日本経済再生総合事務局・令和2年5月）をご紹介します。

出典：「フリーランス実態調査結果」（内閣官房日本経済再生総合事務局・令和2年5月）

記事にある通り、フリーランスとして働く上で、満足度の高い項目と低い項目がはっきりしていますね。
「仕事上の人間関係」、「就業環境」、「プライベートとの両立」、「達成感や充足感」では満足度が高い一方、収入で満足している人は少ないようです。

そのほか、

・業務・作業の依頼（委託）を受けて仕事を行い、主に事業者と取引を行う者が全体の４割。
・事業者から業務委託を受けて仕事を行うフリーランスのうち、１社のみと取引をしている者は４割。
・事業者から業務委託を受けて仕事を行うフリーランスを母数として、取引先とのトラブルを経験したことがある者の割合を算出すると４割。
・仕事の獲得手段として、フリーランスの仕事を仲介する事業者・サービス（仲介事業者）を利用している者は２割。

といった調査結果が出ていました。

企業側もフリーランスの活用は人材不足を賄う上で大きな経営テーマとなります。フリーランスの実態を把握するための参考データとしてご紹介しました。
フリーランスの実態を把握した上で、お互いに価値のあるパートナーシップを構築する工夫をしたいものですね。