20230920061334.png出典:転職市場動向レポート「全17業界」(リクルート・2023年9月11日)

リクルートが、転職市場動向レポート「全17業界」を発表しました。リクルートエージェントの求人データ、転職決定者をもとにまとめられたレポートで各業界の動向を把握するのに役に立ちます。

レポートの中で、人材獲得競争の中で勝ち抜くためのポイントについても言及されていました。

その時々の仕事の内容に合わせて場所・時間の両方を選べる働き方「ABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)」の観点を持ち、個人のニーズに応えていかなければ、人材獲得競争で優位に立つことは難しくなるだろう。また、「教育研修の充実」「正当な評価・報酬」なども、企業を選ぶ際により重視されるようになっている。

求職者の志向や価値観を理解した上で、働く場所としての魅力を高めていくことが、採用そして定着につながるのは間違いないですね。

リクルートのリリースページにも記載されていますが、以下が、業界の動向サマリーです。ちばキャリの掲載企業様にも関わりそうな業界をいくつかピックアップしました。詳細は、転職市場動向レポート「全17業界」をご覧ください。

・Web・インターネット
経験者・即戦力採用に意欲的。IT・ネット専門職は他業界を意識した採用力の磨き込みが必要。
求職者はネット業界内だけでなく、他業界の事業会社も視野に転職を検討する傾向

・建設・不動産
建設・不動産ともに、事業の多角化にあたり、異業界人材の迎え入れも。
求職者は「柔軟な働き方」を求める傾向。企業は「ABW」への取り組みが課題]

・消費財・総合商社
消費財メーカーで営業・マーケ・購買の求人が増加。商社では通年採用を導入する動きも。
求職者側は、これまでは採用要件に満たなかった人にもチャンスが広がる

・医療・医薬・バイオ
「創薬」から「育薬」への戦略転換でMSLのニーズが増加。ヘルステック企業も活発。
求職者は将来のキャリアを考え、異業界を目指す。CROはリモートワークで働きやすく

・教育
教室長の採用は堅調。マーケティング・Web・映像関連の人材ニーズも増加傾向。
異業界出身者は「教育理念」で企業を選択。ただし「働き方」への懸念は根強い