出典：企業人事の採用に関する調査（リクルート・2023年9月26日）

リクルートが発表した人事担当者向けアンケート「企業人事の採用に関する調査」をご紹介します。調査期間は2023年3月30日（木）～3月31日（金）で2022年度の調査となっていますが、採用活動の改善を進める上で参考になる資料です。

採用難易度が上がっているというデータは見飽きたでしょうが、「中途採用が上手くいっているか」という質問に、上手くいっていると回答した群と、上手くいっていないと回答した群に分けて分析したデータなどは役に立つのではないでしょうか。

中途採用の成功を目的として行った取り組みとして、上手くいっていると回答した群と、上手くいっていないと回答した群では
・「テレワーク導入など、働き方の柔軟性向上の工夫」で5.4P
・「地域限定社員の導入」で7.2P
・「新しい採用ブランディング施策の実施」で6.1P
・「柔軟な給与提示」で4.7P
の差がついていますね。

採用活動がうまくいっている会社は、働き方や給与の見直し、採用ブランディング施策の見直しなどを積極的に行っているようです。採用活動が難航している企業様は、このあたりの見直しを行うことがとても重要ですね。

また、力を入れた採用手法として、「ダイレクトリクルーティング」が約4社に1社、「リファラル採用」や「ソーシャルリクルーティング」も約5社に1社が力を入れているというデータとなっています。
先日リリースした弊社が行った採用担当者向けアンケートでは、千葉の中小企業は、ダイレクトリクルーティングに関する関心や取り組みが遅れているというデータがありましたので、採用手法に関しても、改めて情報収集や見直しをすることが効果的かもしれませんね。