出典:長期休暇「理想の半分」(日経新聞・2023年10月11日)
本日の日経新聞の記事「長期休暇「理想の半分」」によると、日本経済新聞が「働き手の休み方」を調査したところ
理想の半分の長期休暇しか取れていないことが分かった
と、長期休みの理想と現実には大きな乖離があるようです。具体的には、
理想の連休日数について10日と答えた人が最多だったが、実際の取得日数を尋ねると5日が多かった
という状態とのこと。
周囲への配慮や罪悪感が背景としてあるようですが、記事の中で、「なぜ、理想の長期休みを取らないのか?」についてパーソル総合研究所の調査結果にも触れられていました。
「日本人は仕事と家庭以外の居場所として『サードプレイス』を持たない人が多い」
というのも大きな理由の1つだそうです。
長期休暇がとれる環境が社内にあることでメリットはいくつもあります。本人のリフレッシュやモチベーションアップにつながることもありますが、長期にいない社員の仕事をフォローするために、社内の仕組みを見直すきっかけになったり、他のメンバーが大きく成長するチャンスにもなります。
特に上司がいない時期に部下が成長するということもありますね。
採用力を高めるためにも、長期で休める体制づくりや社員がサードプレイスを持てるサポートができるとよいかもしれません。
ちなみに、記事内にありましたが、パーソル総合研究所の調査によると
サードプレイスを持つ人は持たない人に比べ、休みへの満足度や仕事へのエンゲージメント(貢献意欲)が高く、仕事の成果が高い傾向があることが分かった
とのことですので、仕事以外の過ごし方などについても社内で議論できるとよいと思いました。