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今回ご紹介するのは少し古い(9月20日)ですが、安田佳生氏のコラム(安田佳生コラム)の中の「人不足時代の組織づくり」という記事です。中小企業の新卒採用支援の先駆けとなったワイキューブを創業した安田氏ですが、最近は正社員採用にこだわらない組織づくりを提唱しているように思います。

少し尖った良いコラムが多いので、毎週楽しみにしているのですが、今回の記事でも気づきがいくつもあります。

経営者は社員に自立しろと言うがそれは本末転倒だ。なぜなら真に自立した社員は会社にいる必要がなくなってしまうから。バランスのいい人材を育てるのではなく、偏った人材をさらに偏らせて、全体として調和の取れた組織をつくる。これが最も合理的で安定した組織づくりなのである。

組織の属するかどうかは本人の価値観でもありますが、確かに弊社でも自立する力をつけて独立した社員が何人もいます。独立後も業務委託として組織と関わってくれていることがありがたいですが。

これから目指す自社の組織像として以下の主張にも納得です。

得意なことを細分化してどんどんスキルを深めていく。もちろん自社の業績に結びつくニッチスキルでなくてはならない。ただしひとりでは完結しないスキル。他の社員と結びつくことでハーモニーが生まれ、得意スキルが収益化される仕組み。

最近では、アウトソース人材の活用も進み、それぞれの人材がスペシャリストとして専門スキルを磨き始めているように感じます。
これからますます人不足となる時代にどのような組織を作っていくのか、これまでの延長ではなく改めて考え直すきっかけになる記事としてご紹介させていただきました。