20231108064616.png前職と比べ賃金が1割以上増加した転職決定者の割合」
※出典:2023年7-9月期 転職時の賃金変動状況(リクルート・2023年11月2日)

 

リクルートが、「2023年7-9月期 転職時の賃金変動状況」を発表しました。
これは、「転職者の賃金は転職前後でどのように変化しているのか」という点に着目し「前職と比べ賃金が明確に(1割以上)増加した転職者数の割合」の経年変化を観察したものとなっています。

このレポートによると転職で賃金が明確に(1割以上)上がった人の割合は増えているようです。

2023年7-9月期の「前職と比べ賃金が1割以上増加した転職決定者数の割合」は35.3%
(2021年同期差:+4.8pt、2022年同期差:+1.9pt)

レポート内容を踏まえると、転職者を採用する際の給与提示には気を配る必要がありますね。
特に前職で実績を出している即戦力候補の採用など、前職の給与が高い場合、前職の給与を考慮した柔軟な対応が求められそうです。

なお、同レポートには職種ごとの「前職と比べ賃金が明確に(1割以上)増加した転職者数の割合」も掲載されており、以下となっていました。

7-9月期の「前職と比べ賃金が1割以上増加した転職決定者の割合」
IT系エンジニア:39.9%。 
営業職:33.9%。 
事務系専門職:33.2%。
接客・販売・店⻑・コールセンター: 39.4%。